「最近、頭皮がかゆい」「白い粉のようなフケが肩に…」
そんな悩みを感じる季節になっていませんか?
秋から冬にかけての乾燥シーズンは、実は頭皮トラブルの発生率が最も高い時期。
空気の乾燥や暖房、夏の紫外線ダメージの蓄積が、頭皮のうるおいバランスを崩し、
フケ・かゆみ・抜け毛・パサつきなど、さまざまな不調を引き起こします。
この記事では、美容師ライターが「乾燥頭皮のメカニズム」から
日常でできる正しい保湿ケア・NG習慣の見直し・おすすめアイテムまで徹底解説。
今日から実践できる頭皮ケアで、うるおいのある健やかな髪を取り戻しましょう。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
乾燥シーズンに起こりがちな頭皮トラブルの一例のその原因

「秋から冬にかけて頭皮がかゆくなって、肩にパラパラと白いものが落ちる」といった経験はないでしょうか?
それは、乾燥シーズンが原因で起こる、頭皮からのSOSサインかもしれません。
フケやかゆみといった身近な悩みから、髪のパサつきや抜け毛まで、これらのトラブルは乾燥シーズンと深い関係であるのは事実です。
そこで以下では、こうした代表的な頭皮トラブルについて解説し、次に空気の乾燥や不適切なヘアケアなど、季節特有の主な原因を詳しく見ていきましょう。
最初に現れる「フケ」と「かゆみ」のサイン
秋から冬にかけてフケやかゆみを感じる場合、乾燥シーズンが原因で起こっている症状の一つだと思っておきましょう。
まずは「フケ」についてです。
そもそもフケとは、頭皮が新しく生まれ変わるターンオーバーの過程で、古くなった角質が自然に剥がれ落ちたものです。
頭皮は、絶えずターンオーバーを繰り返しています。表皮の一番下にある基底層で「表皮細胞」が生まれ、上へ上へと押し上げられて角層まで到達すると、最後はフケとなってはがれ落ちていきます。これが、フケができる仕組みです。
※引用:ロート製薬|「フケ」の原因・症状を解説 より
このように、フケが出ること自体は誰にでも起こる自然な現象です。
しかし、白く細かいフケが目立つ場合、それは頭皮が乾燥しているサインだと考えて良いでしょう。
頭皮が乾燥すると表面の角質層がうるおいを失い、本来よりも早く、目に見える形で剥がれやすくなっています。
次に「かゆみ」の原因です。これは乾燥によって頭皮の「バリア機能」が低下するために起こります。
この「バリア機能が弱まる」というところに注目しましょう。
普段は何でもないようなホコリや花粉、衣類の摩擦といった、わずかな刺激にも頭皮が過敏に反応し、かゆみが引き起こされてしまうからです。
これらの初期に起こるサインは、頭皮がうるおいを求めているメッセージと捉え、早めにケアを始めてみてください。
髪のパサつきや抜け毛も頭皮の乾燥が原因かも
フケやかゆみだけでなく、髪そのものの状態も、頭皮の乾燥を知るための大切なサインです。
髪のパサつきは、その代表例と言えるでしょう。
乾燥して硬くなった頭皮は、血行が悪くなりがちです。
良い土壌から元気な作物が育つように、きれいな状態の髪の毛はうるおいのある頭皮から生まれます。
頭皮の血行不良は、髪の成長に必要な栄養が毛根まで届きにくくなる原因となり、結果として髪のパサつきやツヤの低下につながるといっても過言ではありません。
さらに、頭皮環境の悪化は抜け毛の増加を招いてしまうでしょう。
頭皮の乾燥も、肌荒れの一種と考えられます。肌荒れの状態について、次のような説明があります。
肌荒れには明らかな炎症をともなわないものから,皮膚の亀裂,出血などの組織破壊をともなうものまで様ざまな病態がある。これらの共通点は肌荒れの発生から消失までの何れかの過程に,(工)皮膚表面の角質層が乾燥・落屑し,肌理の乱れを特徴とする皮膚状態が存在し,(2》皮膚の保湿機能とバリアー機能の低下が観察されることである。
※引用:化粧品講座|皮膚科学と化粧品 より
このように、乾燥によって頭皮のバリア機能が低下しないように意識しましょう。
そうしないと、外部からの刺激を受けやすくなり、炎症が起きやすい状態になってしまいます。
この炎症が髪を支える土台である毛根にまで影響を及ぼすことで、髪の正常な成長が妨げられるだけでなく、健康な状態の髪の毛にも悪影響を及ぼします。
頭皮の乾燥を引き起こす、季節特有の主な原因
これまでにご紹介したフケやかゆみといった頭皮のトラブルは、なぜ乾燥シーズンに起こりやすくなるのでしょうか?
その根本的な原因は一つだけではなく、いくつかの要因が重なっています。
- 空気の乾燥:秋から冬にかけての外気と、室内の暖房が頭皮の水分を奪う最大の原因。
- 不適切なヘアケア:洗浄力の強いシャンプーを使い、さらに熱いお湯を使った場合は特に、頭皮に必要な皮脂まで奪い、乾燥を悪化させてしまう。
- 夏の紫外線ダメージの蓄積:夏に浴びた紫外線の影響が、数ヶ月後の秋になって、乾燥や抜け毛といった形で現れるケースも珍しくない。
- 生活習慣の乱れ:栄養不足や睡眠不足、ストレスによる血行不良も、巡り巡って頭皮の乾燥につながる。
このように、乾燥シーズンの頭皮トラブルは、外的な要因と内的な要因が複雑に絡み合って起こります。
しかし、原因が分かれば正しい対策も見えてくるはずです。以下では、これらの原因に対する具体的なケア方法を見ていきましょう。
乾燥シーズンから頭皮を守る正しい保湿ケアと対策

上記で解説したフケやかゆみ、抜け毛といった頭皮トラブルは、日々のケアを見直すことで予防・改善が期待できるでしょう。
以下では、乾燥シーズンも健やかな頭皮を保つための、具体的な対策をご紹介します。
毎日のシャンプー習慣を見直すことが最も大事な基本的ケア
乾燥シーズンの頭皮対策と聞くと、特別なケアを思い浮かべるかもしれません。
しかし、まず最初に見直すべき最も基本的で重要なステップは、毎日の「シャンプー習慣」にあります。
まずシャンプーの選び方ですが、洗浄力が強すぎるシャンプーは、頭皮を守るために必要な皮脂まで奪ってしまうかもしれません。
乾燥が気になるこの時期は、洗浄力が穏やかな「アミノ酸系」のシャンプーを選んでみましょう。
次に意識したいのが、お湯の温度です。
熱いお湯は気持ちが良いものですが、頭皮の乾燥を助長する原因にもなりかねません。
皮膚に適切な温度は、体温より低い32℃程度だといわれており、40℃以上のお湯を当てると乾燥や肌荒れの原因となる場合があります。
さらに、水圧が強すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい肌のバリア機能を低下させ、肌にダメージを与えることもあります。
シャワーだけの日は、温度を低めに設定し、水圧も弱めにして10分以内に済ませることを意識しましょう。
※引用:健栄製薬|乾燥肌の方に!お風呂に入る際のポイントと入浴後の注意点を解説 より
専門的な見解にもあるように、熱すぎるお湯は頭皮に負担をかけます。
シャワーの温度は、少しぬるいと感じる「38℃以下」に設定することを心がけてみてください。
そして洗い方そのものも重要です。かゆみがあるとついゴシゴシと洗いたくなりますが、爪を立てて洗わないでください。
頭皮を傷つけ、バリア機能をさらに低下させてしまいます。
シャンプーをよく泡立て、指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージするように洗いましょう。
これらの基本的な見直しが、乾燥シーズンから頭皮を守るための最も大切な第一歩となります。
頭皮用ローションやオイルで直接保湿
お風呂上がりや洗顔後に、化粧水で肌を保湿するのは多くの方にとって当たり前の習慣ではないでしょうか?
じつは、それと同じように、シャンプー後の清潔な頭皮にも「保湿」の習慣を取り入れることが、乾燥対策には非常に大切です。
お風呂上がりの清潔な頭皮に、頭皮用の保湿ローションやオイル、美容液などをなじませる習慣を始めてみてください。
頭皮に直接うるおいを補給できれば、乾燥によるかゆみやフケを抑えるという効果が期待できます。
また、頭皮だけでなく、髪自体のパサつきも気になる場合は、髪への保湿も忘れずに行いましょう。
毛先を中心にヘアオイルやヘアマスクを使用するなど、髪の状態に合わせたケアを同時に行うと、よりしっとりとした、まとまりのある状態を目指せます。
体の内側から保湿するための「食事・睡眠・ストレスケア対策」
シャンプーやローションといった外側からのケアと合わせて、ぜひ意識したいのが体の内側からのアプローチです。
抜け毛や髪のパサつきといった、より根本的な悩みを改善するためには、インナーケアが不可欠と言えるでしょう。
まず食事ですが、健やかな頭皮と髪を作るためには、バランスの取れた食事が欠かせません。
髪の主成分となる「たんぱく質」はもちろん、頭皮のコンディションを整える「ビタミン類」や、健やかな髪の成長を助ける「亜鉛」を意識して摂ってみてください。
次に睡眠です。質の良い睡眠も、頭皮の健康には欠かせません。
私たちが眠っている間に分泌される成長ホルモンが、日中に受けたダメージを修復し、頭皮のターンオーバーを整える大切な役割を担っています。
そしてストレス管理も忘れてはなりません。
過度なストレスは血行不良を招き、頭皮環境を悪化させる一因となります。
ウォーキングなどの適度な運動を習慣化するのはもちろん、リラックスできる時間を持つのも頭皮を整えることにつながります。
紫外線や空気の乾燥から頭皮を「守る」習慣
これまでのケアに加えて、日々の生活の中で頭皮を刺激から「守る」という意識も、乾燥対策には欠かせません。
見落としがちですが、とても大切なポイントです。
- 紫外線対策:紫外線は一年中降り注いでいるため、紫外線は頭皮にダメージを与え、乾燥を招く原因となる。外出時には帽子や日傘、頭皮にも使えるUVカットスプレーなどを活用する。
- 湿度管理:暖房で乾燥しがちな室内では、加湿器を使って湿度を50〜60%程度にキープすることも、頭皮のうるおいを守る上で有効な対策。
- 花粉対策:花粉が頭皮のかゆみを引き起こしている場合は、帰宅後に髪を軽くブラッシングして花粉を落としておく。または、早めにシャワーを浴びておく。
このように、少しの意識で頭皮を取り巻く環境を整えることが、乾燥トラブルの予防につながります。
頭皮の状態を悪化させる乾燥シーズンにやってはいけないNG習慣

頭皮の乾燥対策をしているつもりでも、知らず知らずのうちに、かえって乾燥を悪化させてしまう行動をしているかもしれません。
良かれと思って続けている毎日のシャンプーや、髪の乾かし方の中にも、実は見直すべきポイントが隠されています。
以下では、乾燥シーズンに特に気をつけたい内容を、場面に分けて紹介しています。
【お風呂編】良かれと思ってやっている、NGな洗い方
毎日のバスタイムは、頭皮を清潔にするための大切な時間です。
しかし、良かれと思って続けている習慣が、かえって乾燥を招いているかもしれません。
特に、以下のような気をつけたい洗い方を見ていきましょう。
- 熱いお湯での洗髪:40℃以上の熱いお湯は、頭皮のうるおいに必要な皮脂まで奪ってしまうため、シャワーは38℃以下のぬるま湯に設定しておく。
- 爪を立ててゴシゴシ洗う:爪を立てることは頭皮を傷つけ、バリア機能を低下させる原因になるため、指の腹で、頭皮をやさしくマッサージする。
- 1日に何度もシャンプーする:清潔にしたいという思いから洗いすぎてしまうと、乾燥をさらに悪化させてしまう。
これらの習慣に心当たりはないでしょうか?日々の洗い方を少し見直すことが、乾燥シーズンを快適に乗り切るための第一歩です。
【ドライ&スタイリング編】髪を乾かす時のNG習慣
シャンプー後のケアや、朝のヘアセットの時に、知らず知らずのうちに頭皮の乾燥を招いてしまっているかもしれません。
髪を乾かす時に気をつけたいNG習慣を見ていきましょう。
- 濡れたままの自然乾燥:頭皮が湿ったままだと雑菌が繁殖し、かゆみやフケの原因になるため、洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす。
- ドライヤーの熱を当てすぎる:同じ場所に熱風を集中させると乾燥の原因になるため、頭皮から20cm以上離し、常に動かしながら乾かすよう心がけること。
- アルコール成分の多い整髪料の使用:アルコールは水分を蒸発させるため、頭皮に直接付くと乾燥を助長する。スタイリング剤は髪の毛だけにつける。
お風呂上がりの一連の流れの中にも、頭皮の乾燥につながる落とし穴が潜んでいます。
これらの小さな習慣を見直すことが、健やかな頭皮を保つための大切なポイントです。
【生活習慣編】見落としがちな日中のNG習慣
頭皮の乾燥は、ヘアケアだけでなく、普段の何気ない生活習慣の中にも原因が潜んでいる可能性があります。
日常生活で見落としがちなNG習慣を見ていきましょう。
- 紫外線対策を怠る:秋や冬でも紫外線は頭皮にダメージを与え、乾燥を招くため、季節を問わず、外出時には帽子や日傘などを活用する。
- 暖房による空気の乾燥を放置する:暖房で乾燥した室内の空気は、知らず知らずのうちに頭皮の水分を奪うため、加湿器などで湿度を保つよう心がける。
- 栄養バランスの偏った食事:脂っこいものや甘いものの食べ過ぎは、頭皮の皮脂バランスを乱す原因につながるため、バランスの良い食事を意識する。
- 睡眠不足やストレスを溜め込む:体のコンディションは頭皮環境に直接影響するため、十分な睡眠とストレス管理も、巡り巡って頭皮の乾燥対策につながる。
健やかな頭皮は、ヘアケアだけでなく、日々の生活全体で作られるものです。
心当たりのある習慣があれば、少しずつ改善していきましょう。
乾燥シーズンにおすすめの頭皮対策アイテムの選び方

乾燥シーズンの頭皮ケアは、どのようなアイテムを選ぶかがとても大切です。
やみくもに試すのではなく、まず注目すべき保湿成分を知り、次にシャンプーやローションといったアイテムごとの役割と、ご自身の状態に合わせた選び方を理解することが、効果的なケアへの近道と言えるでしょう。
以下では、数ある製品の中からご自身に合ったものを見つけるための、具体的な選び方のポイントを詳しく解説していきます。
成分をチェック!頭皮の乾燥に効果的な保湿成分
数多くある頭皮ケアアイテムの中から、どれを選べば良いか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?
そんな時は、パッケージの裏にある成分表示を確認する習慣をつけてみるのがおすすめです。
ここでは、乾燥した頭皮にうるおいを与える、代表的な保湿成分をご紹介します。
- ヒアルロン酸:非常に高い保水力で知られ、頭皮にみずみずしいうるおいを与える。
- セラミド:もともと頭皮の角質層に存在し、水分を保持して、外部の刺激から守るバリア機能をサポートする。
- グリセリン:頭皮にうるおいを与え、しっとりとやわらかく保つ、代表的な保湿成分。
- 植物由来オイル(ホホバオイルなど):人の皮脂に近いと言われる頭皮になじみやすいオイル。油分を補い、水分の蒸発を防ぐ働きがある。
これらの成分は、いずれも頭皮の乾燥ケアにおいて大切な役割を果たします。
頭皮ケアアイテムを選ぶ際は、これらの保湿成分が含まれているかを一つの基準にすると、ご自身の頭皮の状態に合ったものを見つけやすくなるでしょう。
あなたのケアに必要なアイテム別の選び方と特徴
注目すべき保湿成分が分かったところで、次に、ご自身の目的や頭皮の状態に合わせて、どのような種類のアイテムを選べば良いのかを見ていきましょう。
頭皮ケアアイテムは、その役割によって大きく3つに分けられます。
- 保湿シャンプー(洗うケア):毎日の洗髪で、頭皮のうるおいを奪いすぎずにやさしく洗い上げる、最も基本となるアイテム。乾燥が気になる場合は、「アミノ酸系」や「ベタイン系」の洗浄成分が配合されたものがおすすめ。
- 頭皮用ローション(与えるケア):洗顔後の肌に化粧水をつけるように、洗髪後の清潔な頭皮に直接水分を補給する。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が豊富で、アルコールフリーといった刺激の少ない処方のものがおすすめ。
- 頭皮用オイル(守るケア):ローションなどで与えた水分の蒸発を防ぐ、いわば「フタ」の役割を果たしているもの。人の皮脂に近いと言われるホホバオイルや、栄養豊富なアルガンオイルなど、植物由来のものが人気。
これらのアイテムは、スキンケアにおける「洗顔・化粧水・乳液(クリーム)」と同じような関係性と考えると分かりやすいかもしれません。
まずは毎日の「保湿シャンプー」から見直し、それでも乾燥が気になる場合は「頭皮用ローション」を加えてみてください。
さらに乾燥がひどい場合や、うるおいをしっかり閉じ込めたいという方は「頭皮用オイル」も取り入れるのもおすすめです。
アイテム選びで迷った時のポイント
たくさんのアイテムを一度に揃えるのは大変でしょう。
そんな時は、顔のスキンケアと同じように、ステップアップで考えてみてください。
まず、頭皮乾燥対策の最も基本となるのが、毎日使う「保湿シャンプー」の見直しです。
洗浄力の穏やかなものに変えるだけでも、頭皮の状態は変わる可能性があります。
それでもまだ乾燥が気になるようであれば、プラスアルファのケアとして「頭皮用ローション」で直接水分を与えてあげましょう。
さらに乾燥がひどい、あるいは補給したうるおいをしっかり閉じ込めたいという方は、最後の仕上げに「頭皮用オイル」でフタをするケアを取り入れるのが効果的です。
ご自身の頭皮の状態をよく観察し、今の自分に必要なアイテムを正しく見極めてみてください。
乾燥シーズンにおすすめの頭皮用化粧水5選
顔のスキンケアと同じように、お風呂上がりの頭皮にも保湿ケアを取り入れることが大切です。
以下では、乾燥シーズンの心強い味方となる、頭皮用の化粧水やオイルを厳選してご紹介します。
nanzen spa hinoki オーガニック ホホバオイル 250ml ¥3,300(税込)
化粧水で頭皮に水分を与えた後、そのうるおいをしっかりと閉じ込める「フタ」の役割としておすすめなのが、こちらのオーガニックホホバオイルです。
このオイルは、エコサート認証を取得したオーガニックのホホバ種子油を100%使用しています。
低温圧搾法で丁寧に抽出されているため、ホホバオイルが持つビタミンなどの栄養素が損なわれにくくなっている点が魅力のひとつです。
また、人の皮脂の成分とよく似ている点も、このアイテムの魅力だといっても過言ではありません。
乾燥した頭皮にもなじみやすく、水分の蒸発を防いでくれるからです。
オイルでありながら、ベタつきにくい軽い使用感も魅力的ではないでしょうか?
添加物などを一切含まないシンプルな処方なので、デリケートな頭皮の方こそ試してみてください。
ブルーベル ジャパン ルネ フルトレール フォルティセアEG スカルプローション 100ml ¥3,960(税込)
乾燥によるフケやかゆみだけでなく、髪のハリやコシの低下も気になる方にこそ試してほしいアイテムです。
植物の力を活かしたローションのため、毎日のケアとして使いやすくなっています。
大きな特徴は、保湿成分として配合されている「ガラナ種子エキス」です。
カフェインを豊富に含むこのエキスが、乾燥で硬くなりがちな頭皮の血行を促進してくれます。
みずみずしくベタつかないテクスチャーで、メントール配合によるすっきりとした爽快な使用感も魅力の一つといえるでしょう。
お風呂上がりや朝のヘアセット前に使ってみてください。
頭皮環境が整うことで、髪が根元からふんわりと立ち上がりやすくなります。
イーラル アクアバランス 80ml ¥4,620(税込)
乾燥だけでなく、年齢による頭皮の変化も気になる方こそ試してみてください。頭皮の水分バランスそのものに着目した、美容液のようなスカルプ化粧水です。
この化粧水の大きな特徴は、シャルドネエキス(ブドウ果実エキス)やヒメフウロエキスといった植物由来の保湿成分が、紫外線ダメージなどで乱れがちな頭皮のバリア機能をサポートしてくれる点にあります。
さらに、抗炎症成分として知られるグリチルリチン酸2Kが、乾燥によるフケやかゆみを穏やかに整えてくれるでしょう。
メントールなどの強い清涼感はなく、あくまでも頭皮にじっくりとうるおいを届けることを重視しています。
乾燥で頭皮が敏感になっている方や、刺激の少ないアイテムでじっくりと保湿ケアをしたい方にもおすすめです。
アジュバングループ KASUI プレミアムエッセンス 80ml ¥5,940(税込)
先進のスキンケア技術を応用した、本格的な頭皮用美容液です。
乾燥によるフケやかゆみはもちろん、年齢による頭皮の変化や抜け毛、髪のボリュームダウンが気になり始めたら使い始めてみてください。
このエッセンスの大きな魅力は、「ヒト毛根幹細胞順化培養液」や、話題の美容成分「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」といった先端成分を配合している点にあります。
これらの成分が頭皮のターンオーバーをサポートし、健やかな髪が育つための土台作りを手助けしてくれるでしょう。
さらに、「ガラクトミセス/オリーブ葉発酵エキス」が頭皮の常在菌バランスを整えながら保湿し、乾燥によるフケやかゆみを防げる点もポイントです。
刺激に配慮しながら、頭皮ケアを始めたい方に最適なアイテムと言えます。
A-can 頭皮用化粧水ビタミンラッシュ リラックスモイスチャー 150ml ¥3,980(税込)
スキンケアと同じ発想で「頭皮にビタミンを補給する」といったコンセプトから生まれた、美容液のような頭皮用化粧水です。
この化粧水には、浸透性に優れたビタミンC誘導体(APPS)、頭皮の血行をサポートするビタミンP誘導体、そして炎症を抑える働きのあるビタミンB5誘導体という、3種類のビタミンが配合されており、頭皮の状態を整えやすくしてくれます。
さらに、高麗人参エキスも注目するべき成分のひとつです。
頭皮の血行を促し、アラントインが乾燥によるかゆみなどを穏やかに整えてくれるでしょう。
ベタつかない軽い使用感なのも、うれしく感じる方もいるのではないでしょうか?
メントールによる心地よい清涼感と、オレンジスイートを基調とした天然精油の爽やかな香りによって、より使う時のテンションを高めてくれます。
乾燥シーズンにおすすめの頭皮にやさしいシャンプー5選
頭皮の乾燥対策の基本は、毎日使うシャンプー選びから始まります。
乾燥シーズンでデリケートになった頭皮には、必要なうるおいまで奪いすぎない、やさしい洗浄力のシャンプーを選びましょう。
以下では、乾燥シーズンにおすすめの、頭皮にやさしいシャンプーを厳選してご紹介します。
アリミノ コアミー シャンプー M 250ml ¥3,520(税込)
乾燥やダメージ、年齢によって髪が弱っていると感じる方は、自宅でサロン品質のケアを目指すヘアケアブランド「コアミー」のシャンプーを試してみましょう。
このシャンプーの大きな特徴は、アリミノ独自の補修成分「ヘリックスショット」が、ダメージで空洞化した髪の芯にアプローチしてくれる点にあります。
さらに、セラミドやコレステロールといった、頭皮を保湿しやすい成分も豊富に配合している点もポイントです。
乾燥による刺激を受けやすい頭皮環境を、健やかに整える手助けとなってくれるでしょう。
また、抗炎症成分として知られるグリチルリチン酸2Kも配合されており、乾燥シーズンのフケやかゆみが気になる方にも適しています。
HACCI ブーケブラン シャンプー 240ml ¥3,960(税込)
ハチミツ美容で知られる「HACCI」が手がける、頭皮と髪のためのノンシリコンシャンプーです。
ブランドの象徴であるハチミツをはじめ、ローヤルゼリーエキスやヒアルロン酸、真珠由来のたんぱく質といった保湿・補修成分をぜいたくに配合しています。
また、洗浄成分は、頭皮への刺激が穏やかなアミノ酸系を中心としたマイルドな処方となっており、シリコンやパラベン、アルコールなどを使用しない5つのフリー処方で、デリケートな頭皮の方も安心して使えるでしょう。
また、毛穴の余分な皮脂や汚れを吸着してくれる天然クレイの「ベントナイト」も配合している点もポイントです。
皮脂が残っていて気になる箇所があったとしても、スッキリ感を感じる方もいると思います。
賢人 ビーラグジュアリー ザ・リペア 酸熱クリームシャンプー 400ml ¥1,980(税込)
シャンプー時の摩擦さえも刺激に感じるほど、頭皮がデリケートになっている乾燥シーズンにこそ試したいのが、泡立てずに洗う、こちらのクリームシャンプーです。
濃厚なクリームで頭皮と髪をやさしくマッサージするように洗うため、洗浄による摩擦や、必要な皮脂を奪いすぎてしまう心配はほぼありません。
さらに、天然クレイが毛穴の汚れや皮脂を穏やかに吸着し、シア脂などの保湿成分が頭皮のうるおいを守ってくれます。
このシャンプーのもう一つの魅力は、サロンの施術でも話題の「酸熱トリートメント」成分を配合している点です。
ドライヤーの熱を味方につけて髪の内部のゆがみを整え、乾燥によるうねりや広がりを抑える手助けをしてくれるでしょう。
日本ロレアル イソップ シャンプー 500ml ¥6,930(税込)
イソップのシャンプーは、乾燥シーズンでデリケートになった頭皮を、やさしく洗い上げたい方に最適です。
このシャンプーの大きな特徴は、ベビーシャンプーにも使われるほど刺激が穏やかな洗浄成分をベースにしている点にあります。
もちろん、洗浄力やパッケージがおしゃれなところだけが、このシャンプーの魅力ではありません。
まるで海外のスパにいるかのような、ウッディ&シトラスの香りも大きな魅力です。
フランキンセンスやベルガモット、シダーウッドといった天然精油が、毎日のバスタイムを心地よいリラックスの時間に変えてくれます。
シリコンやパラベンなどを使用しない、ナチュラルな処方なところもポイントです。
乾燥して敏感になった頭皮と髪を、やさしくいたわりたい方にもおすすめの一本です。
花王 エスト クラリファイイング スカルプジェル 250g ¥6,050(税込)
普段は頭皮にやさしいシャンプーを使っていても、ベタつきやニオイが気になるという時に、週に数回のスペシャルケアとして取り入れたいのが、こちらのシャンプー前に使う頭皮用クレンジングジェルです。
スキンケアブランド「エスト」ならではの発想で、頭皮に蓄積した「角栓」に着目しています。
泡ではなく、とろみのあるジェルが毛穴に密着し、普段のシャンプーでは落としきれない古い角質や皮脂汚れを分解して、すっきりと洗い流してくれるでしょう。
洗浄アイテムでありながら、ソルビトールやトレハロースといった保湿成分を豊富に配合しているのが大きな魅力です。
さらに、紫外線などの外的ストレスから頭皮を守る「エクトイン」も含まれており、洗浄後のつっぱり感や乾燥を防ぎます。
普段はやさしいシャンプーを使いながら、定期的に頭皮の大掃除をしたい方や、エイジングケアを始めたい方こそ試してみてください。
さいごに
フケの原因から具体的な対策までご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
フケ対策で最も大切なのは、ご自身のフケがどのタイプなのかを正しく理解し、原因に合ったケアを継続することです。
まずは基本となる毎日のシャンプー習慣を見直し、食生活や睡眠なども少しずつ整えてみましょう。
もしセルフケアで改善が見られない場合は、一人で悩まず専門医に相談してください。
今回紹介した内容が、フケの悩みを解決する一助となれば幸いです。









