美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
そもそもシャンプーブラシって何?どんな効果があるの?
シャンプーブラシは、名前のとおりシャンプーをする時に使う頭皮用のブラシです。
以下のような効果があるとされており、スカルプケアに興味がある人は試してみましょう。
・汚れを浮かせやすくできる
・硬くなった頭皮の凝りを解せる
・血行が良くなる
また、シャンプーブラシには、手動と電動の2種類が用意されています。
状況に応じて使い分けると、より効果を実感しやすくなるでしょう。
シャンプーブラシのメリットデメリット
シャンプーブラシを使わなくても、シャンプーは誰でもできてしまいます。
しかし、今でもシャンプーブラシが注目されているのには、独特のメリットがあるからです。
頭皮の悩みがある人ほど、今使っているシャンプーに満足できていないでしょう。
シャンプーブラシを取り入れるだけで、その不満が解消される可能性があります。
その気軽さがあるからこそ、シャンプーブラシが注目されているわけです。
ただし、シャンプーブラシにもデメリットはあります。
正しい使い方を意識しないと、シャンプーブラシが原因で逆効果になってしまいます。
できるだけ正しい使い方を把握して、シャンプーの効果をアップさせましょう。
シャンプーブラシがおすすめな人はこんな人!
気軽さのメリットがあるシャンプーブラシであっても、満足できる人は限られています。
それは以下のような人達です。
上記の人に限らず、今使っているシャンプーに不満を感じている人は試す価値があります。
おすすめな人:気軽に頭皮マッサージを習慣化したい人
頭皮マッサージをしようと思っても、面倒になって習慣化できない人もいると思います。
そこで、シャンプーをしている時に、シャンプーブラシを使いましょう。
そもそも頭皮マッサージが習慣化できないのは、頭皮マッサージのための時間を余分に確保しないといけません。
それを毎日しているシャンプーの時間を使ってできるので、習慣化できてしまうわけです。
シャンプー剤を泡立てて頭につけた後に、シャンプーブラシを頭皮にあててやさしく動かしてみてください。
それだけで頭皮への刺激でマッサージ効果が期待できます。
硬くなった頭皮を柔らかくし、血行を良くできるので、白髪や薄毛の予防としてちょうどいいでしょう。
おすすめな人:自分の手で洗うと皮脂が残っている感じがする人
いつもシャンプーをしているのに、頭皮がベタついて臭いが気になる人もいると思います。
そんな人は頭皮に皮脂が残っている可能性があるので、シャンプーブラシを使いましょう。
シャンプーブラシは、正しく選べばブラシの先端が頭皮にしっかり当たって、汚れを浮かせてくれます。
・ロングヘアで剛毛の人
・ネイルをつけている
・整髪料を使っている
少なくとも上記に当てはまる人は、頭皮に指が届いていないため、皮脂などの油汚れが残っています。
シャンプーブラシで、皮脂汚れをきれいに洗い流してしまえば、ベタつきや臭いが良くなるはずです。
おすすめな人:もともと皮脂の量が多い人
指が頭皮まで届いているけど、ベタつきや臭いが気になる人は、もともとの皮脂の量が多い可能性があります。
そんな人にもシャンプーブラシがおすすめです。
シャンプーブラシの種類によっては、先端が細くなっていて、指では届かないところまで汚れをかきだしてくれます。
また、シャンプーブラシを使わないと、泡をつけてサッと洗い流すだけの人もいるかもしれません。
そんな人もシャンプーブラシを使えばせっかくだからと、いつもより長い時間泡をつけてマッサージするでしょう。
それだけでも皮脂汚れが浮きやすくなるので、意識を変える意味でもシャンプーブラシは効果的です。
理想のシャンプーブラシに出会うための正しい選び方
シャンプーブラシの効果を最大限アップさせるには、選び方が重要になってきます。
気分や雰囲気だけを目安にすると、あなたに会っていないものを選んでしまうかもしれません。
そんな失敗を抑えるためにも、正しい選び方を意識してみましょう。
選び方その1:初心者は手動のシャンプーブラシを選ぶ
シャンプーブラシには、手動と電動があります。
少しお金に余裕がある人なら、電動を選びがちですが、それぞれにメリットやデメリットがあるので注意しましょう。
・手動ブラシ:自分で力のコントロールができて安価
・電動ブラシ:力のコントロールができないけどマッサージが楽
手動ブラシは、ただのブラシです。
自分で力加減を調整できるので、これが大きな強みになります。
しかも安価に手に入るので、最初は手動のシャンプーブラシを試してみてください。
ある程度の時間試してみて、どうしても疲れるのなら電動ブラシに切り替えると、電動の良さと力加減がわかります。
選び方その2:髪質や状況によって素材を使い分ける
シャンプーブラシには、ブラシの使われる素材にも違いがあります。
・シリコン:柔らかい
・ナイロン:先端が細くて少し硬め
・ポリプロピレン:シリコンとナイロンのちょうど間
素材によって違うのは、ブラシの硬さです。
頭皮の負担を抑えたい人は、なるべくシリコン製を使ってみましょう。
皮脂の汚れが気になる人や、髪質などの影響で頭皮までブラシが届きにくいのならナイロン製のシャンプーブラシを使ってみてください。
どちらも使ったけど、ちょうどいいものがないと感じれば、硬さがシリコンとナイロンの間となるポリプロピレンがおすすめです。
選び方その3:握りやすい形を選ぶのも大事
握りやすさもシャンプーブラシ選びが大事になります。
それは握りにくいものを使うと、適切な力加減で頭皮をマッサージできなくなるからです。
頭皮は思ったより敏感な部位だと思っておきましょう。
傷付いてしまうと、髪の毛の成長を邪魔して、シャンプーブラシを使う意味がなくなってしまいます。
最低でも手のサイズに合ったシャンプーブラシを探してみてください。
特に持ち手がないタイプのシャンプーブラシだと、サイズ選びが大事になります。
こだわりがないのなら、持ち手があるシャンプーブラシを選ぶと安心です。
プロが教える!おすすめのシャンプーブラシ10選
シャンプーブラシの選び方について紹介しましたが、実際にどんなものを使うべきかイメージできない人もいると思います。
そこで、おすすめのシャンプーブラシを10個まとめてみました。
自分のシャンプーブラシ選びの目安として、参考にしてみてください。
ムコタ プロミル プロミルカルテスキャルプブラシ ¥1,980(税込)
プロミルは、手動ブラシの中でも持ちやすさがポイントのシャンプーブラシです。
形状がマウスのようになっており、持ち手まで付いています。
しっかり握りこんで頭皮をマッサージできるので、力加減を調整しやすいでしょう。
しかも、ブラシ部分が抗菌作用にある成分が配合されているため、安心感もかなりあっておすすめです。
バランス力が高いシャンプーブラシなので、迷ったらとりあえずプロミルを試してみましょう。
uka スカルプブラシ ケンザン バリカタ ¥2,420(税込)
シャンプーブラシで大事なのは、握りやすさと紹介しましたが、ukaのシャンプーブラシも握りやすいブラシのひとつです。
丸い形状でありながらくぼみを四方に作っているため、滑りにくくなっています。
また、シリコン製のシャンプーブラシですが、硬く作られている点にも注目しましょう。
通常のシリコンブラシに満足できない人こそおすすめです。
しっかり頭皮をとらえてマッサージできるので、ロングヘアで剛毛の人でも安心して使えます。
花王 サクセス 頭皮洗浄ブラシ ¥738(税込)
サクセスは男性用のブランドですが、シャンプーブラシに関しては女性が使っても問題ありません。
それは、ブラシの硬さを「普通」の「やわらかい」の2種類用意してくれているからです。
試しに1つ使ってみて満足できないのなら、別の種類を試してみましょう。
また、価格が安いだけに、シャンプーブラシをお試しで使えるところも大きなメリットです。
もちろん持ち手が付いているので、使いにくいと感じにくいでしょう。
MTG リファ イオンケアブラシ ¥6,050(税込)
リファのシャンプーブラシは、他のものより価格設定が高くなっています。
その代わりに質が高いマッサージができるので、お金に余裕がある人は試してみましょう。
またブラシの先端は、ナイロン素材で細く作られています。
ロングヘアや剛毛の人でも、頭皮にブラシがくっついてきれいに汚れを浮かせられるでしょう。
しかもイオンが出ているので、皮脂汚れのプラス電子と吸着してより汚れを落としやすくなっています。
タングルティーザー ザ・スカルプケア オキニスブラック ¥1,760(税込)
タングルティーザーは、濡れ髪用のヘアブラシのイメージがあると思いますが、ザ・スカルプケアは頭皮用のシャンプーブラシです。
汚れを落とすと同時にマッサージしやすくなっているので、頭皮マッサージ用として使うのがちょうどいいでしょう。
サイドのブラシは太めになっていて、ツボが刺激しやすくなっているからです。
しかも持ち手がない代わりに、ブラシの背面全体が反り返っています。
ブラシ全体が支えやすくなっており、マッサージしやすくなっているところも、頭皮マッサージとしておすすめできるポイントです。
デンマン D6 ビーバップ ハンディ ディタングラーブラシ ¥1,620(税込)
デンマンのシャンプーブラシは、ポリプロピレン製の手動ブラシです。
先端が細くて長くなっているので、より剛毛でロングヘアの人でもしっかり頭皮まで届く形状をしています。
デザインを見ても、色遣いや形状がシンプルなところもポイントです。
男性だけでなく、女性も使いやすくなっています。
シリコン製のシャンプーブラシに不満がある人ほど、使えば満足できるでしょう。
トリコインダストリーズ アイビル シャンプーブラシ Lani ¥2,420(税込)
Laniのシャンプーブラシは、価格として高くないのにナイロンブラシとなっています。
剛毛のロングヘアで、シリコンブラシだと物足りない人は試してみましょう。
ナイロンブラシですが、ただ毛先が細いだけではありません。
場所によって長さを変えており、毛先が多くつけられているので、肌触りがいいという声も少なくありません。
手のひらに収まる程度の大きさなので、女性でも持ちやすくなっています。
パナソニック 頭皮エステ サロンタッチタイプ ¥21,401(税込)
パナソニックの電動シャンプーブラシは、アタッチメントが変えられる点がポイントです。
つかみ洗いともみ洗いの2種類の動きを変えられるので、気分によって付け替えてみましょう。
ブラシの先端は、硬さがそれぞれ3種類に分けられていて、頭皮が密着しやすくなっています。
その結果、手を動かさなくても手動でしているかのような感じで、マッサージができる点も魅力のひとつです。
ドクターシーラボ リフトアップマッサージャー ¥13,037(税込)
ドクターシーラボのシャンプーブラシは、ただの電動ブラシではありません。
それは、全身に使えるように作られているからです。
頭皮はもちろんですが、肩こりを解すほどのパワーもあるため、強めの頭皮マッサージが好きな人は試してみましょう。
また、自動オフタイマーが付いている点もポイントです。
使い過ぎを防止できるので、気軽に全身マッサージができておすすめです。
ミーゼ ヘッドスパリフト ¥13,750(税込)
ミーゼの電動シャンプーブラシは、頭皮マッサージに特化しています。
それは、つかみ揉みができる独自アタッチメントが付いているからです。
硬さの違う324本の突起物が頭皮に密着し、しっかりマッサージしてくれます。
その独自のエステ技術を使い、アタッチメントを変えればフェイシャルマッサージも可能です。
持ち手もついているので、ストレスなくマッサージに集中できるでしょう。
シャンプーブラシの正しい使い方
シャンプーブラシは、正しい使い方ができていないと、頭皮の負担が増大してしまいます。
使う意味がなくなってしまうので、使い方を把握しておきましょう。
もちろんそこまで難しいものではないので、身構えずに気軽にチェックしてみてください。
1.シャワーでしっかり頭皮までぬるま湯で濡らしておく
2.手にシャンプー剤をとって泡立てておく
3.泡立てたシャンプー剤を髪や頭皮につける
4.泡がついたらシャンプーブラシの先端を頭皮につける
5.頭皮にくっつけた状態でやさしく小刻みに動かす
6.頭皮全体にマッサージができたら泡を全て洗い流す
使い方としては、通常のシャンプーと同じと思っていいでしょう。
できるだけ刺激がないように、やさしくシャンプーブラシを使うのがポイントです。
頭皮にブラシをつけて、適度な強さでマッサージしてあげましょう。
さいごに
シャンプーブラシが必要な人は、今のシャンプーに不満を感じている人でしょう。
皮脂の汚れだけでなく、頭皮が硬くなって血行が悪い人ほど挑戦してみてください。
素材や形状などをしっかり見て、正しくシャンプーブラシを選べば失敗はほぼありません。
頭皮を傷つけないように、やさしくブラシでマッサージすれば、頭皮の状態を整えやすくなります。
手を動かすのが面倒なら、電動ブラシも用意されているほど種類は豊富です。
自分に合ったシャンプーブラシを探して、シャンプーの効果をアップさせましょう。