
「せっかく美容室でかけたパーマが、数日でだれてしまった…」
そんな経験はありませんか?
実はパーマの持ちを左右するのは、サロンでの技術だけではありません。
最大のポイントは お風呂上がりから1時間以内の“ゴールデンタイム” にあります。
この時間をどう過ごすかで、きれいなカールを長く楽しめるか、それともすぐに取れてしまうかが決まってしまうのです。
本記事では、パーマを長持ちさせるための正しいケアの順番と、絶対に避けたいNG習慣、さらにおすすめのヘアケアアイテムまで徹底解説します。
「長持ちするパーマで毎日のおしゃれを楽しみたい!」という方は、ぜひ参考にしてください。

美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
パーマを長持ちさせる最大のポイントは「風呂上がりのゴールデンタイム」

「美容室でかけたばかりの時はきれいなカールだったのに、自分でシャンプーしたらなんだかだれてしまった」という経験、パーマをかけたことがある方なら一度はあるのではないでしょうか?
パーマが長持ちするかどうかの運命は、美容室の技術だけでなく、その後の「風呂上がりの約1時間」の過ごし方にかかっていると言っても過言ではありません。
私たちは、この髪が最もデリケートで、かつケアの効果も出やすい重要な時間を「ゴールデンタイム」と呼んでいます。
以下では、なぜこの時間がそれほど重要なのか、そして多くの人がやりがちなNG行動についてまとめました。
風呂上がりが重要だとされる理由
なぜ、パーマの持ちを左右するほど、風呂上がりのケアが重要なのでしょうか?
その理由は、濡れた髪が「ダメージを最も受けやすい、危険な状態」であると同時に、「ケア成分が最も浸透しやすい絶好の機会」でもあるからです。
髪の表面は、うろこ状の「キューティクル」で覆われており、髪が濡れるとこのキューティクルが開き、いわば無防備な状態になります。
このタイミングでタオルを使ってゴシゴシ髪を擦るなどの摩擦が加わると、キューティクルが傷つき、剥がれやすくなると、パーマのカールを崩す直接的な原因となってしまうでしょう。
しかし、このキューティクルが開いている状態は、裏を返せば、ヘアケアの絶好のチャンスでもあります。
髪の内部に、普段は届きにくいトリートメントの補修成分や保湿成分を、深く浸透できるからです。
大手メーカーの研究でも、このタイミングでのケアの重要性が報告されています。
お風呂上がりの濡れた髪はキューティクルが開いてコンディショニング成分が浸透しやすい状態であり、このタイミングに洗い流さないトリートメントをすることで、髪の芯まで成分を届けて、ぎゅっと閉じ込めることができるということがわかりました。
※引用:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社|“髪のゴールデンタイム”はお風呂上がりと判明!より
つまり、風呂上がりの髪は、扱い方次第で良くも悪くもなるということです。
この時間をどう過ごすかが、パーマを長持ちさせるための最大の分かれ道となります。
「とりあえず自然乾燥」がパーマの寿命を縮める一番の原因
風呂上がりは疲れていて、「ドライヤーは面倒だから、自然乾燥でいいや」と思ってしまうケースもあるかもしれません。
しかし、この「濡れたまま放置する」という習慣こそが、パーマの持ちを悪くする原因のひとつです。
濡れた髪はキューティクルが開ききった無防備な状態のため、この状態で長時間いると、髪の内部から潤いや栄養分がどんどん流出してしまい、かえって髪がパサパサに乾燥してしまいます。
さらに、パーマにとって致命的なのが、水分を含んだ髪の「重さ」です。濡れた髪は、その重みでカールが下に引っ張られてだれてしまいます。
せっかくのパーマが伸びきってしまう、最も大きな原因がこの自然乾燥です。
濡れた髪が、乾いている時よりもデリケートで、伸びやすく切れやすい状態なのは、実験でも明らかになっています。
毛髪は濡れていると、乾いているときよりも髪が柔らかく、こすれたり引っ張る、より小さい力で最表面のうろこ状のキューティクルが削れたり剥がれたり、髪が伸びきったりします。
図は、毛髪を引っ張った際に、濡れている(水中)と、乾いているときと比べて小さい力で伸びやすく切れやすいことを示しています。
※引用:花王 ヘアケアサイト|濡れていると傷みやすいより
きれいなカールをキープするためには、「濡れている時間をできるだけ短くする」ことが鉄則です。
髪をきれいに整えるパーマケアの正しい順番

それでは、パーマを長持ちさせる「ゴールデンタイム」で実践すべき、具体的なケアの手順を見ていきましょう。
これからご紹介する5つのステップは、単なる作業の順番ではありません。
濡れた髪へのダメージを最小限に抑え、保湿と保護を行い、そしてカールの再現性を最大限に高めるための、最も合理的で重要な流れです。
この正しい順番をマスターできれば、サロン帰りのようなきれいなパーマヘアをキープする鍵となります。
タオルドライ|こすらず、優しく押さえて水分をオフ
風呂上がりのパーマケア、最初のステップは「タオルドライ」です。
ここでいかにやさしく、かつ効率的に水分を取り除けるかが、後の仕上がりを大きく左右します。
髪をタオルでゴシゴシと擦るのだけはやらないようにしてください。
濡れている髪はキューティクルが開き、非常にデリケートな状態だからです。
強い摩擦は、キューティクルを傷つけ、パーマのカールを伸ばしてしまう原因になります。
正しいタオルドライのポイントは、以下の2つです。
- 「押さえる」こと
- 「握る」こと
まず、タオルで頭皮全体の水分を優しく押さえるように拭き取りましょう。
その後、中間から毛先にかけては、タオルで髪を挟み込み、軽くポンポンと叩くように、あるいはやさしく握るようにして、滴り落ちる水分だけを取り除いてください。
コーミング|目の粗いコームで、毛先から優しくとかす
タオルドライの後は、髪の絡まりをほどく「コーミング」です。
「濡れた髪は、とかしてはいけないのでは?」と思うかもしれませんが、パーマヘアの場合、絡まりを放置したまま乾かすと、パサつきやカールがきれいに出ない原因になります。
必ず「目の粗いコーム」を使いましょう。そして、いきなり根元からとかすのではなく、まず「毛先」の絡まりを優しくほどき、次に中間、最後に根元、という順番でとかしてください。
濡れた髪は非常にデリケートなので、決して力を入れず、引っ張らないように注意しましょう。
このひと手間で、この後のトリートメントが均一になじみ、ドライヤーで乾かした後の仕上がりが格段に美しくなります。
洗い流さないトリートメント|熱から守り、潤いを補給
コーミングで髪の絡まりをほどいたら、ドライヤーをかける前に、必ず「洗い流さないトリートメント」をつけましょう。
これは、パーマヘアの潤いを保ち、きれいなカールを作るために非常に重要です。
洗い流さないトリートメントは、髪の表面に「保護膜」を作り、ドライヤーの熱が直接当たるのを防いでくれます。
この保護膜がないと、髪は熱によって乾燥し、パサつきやカールがだれる原因になるかもしれません。
使い方のポイントは、以下のような流れを意識してみてください。
- 適量を手のひらにとる
- 両手でしっかりと伸ばす
- 髪のダメージが気になる中間から毛先を中心になじませる
根元付近につけすぎると、ボリュームダウンやベタつきの原因になるので注意しましょう。
ドライヤー|根元を先に、毛先はカールを握りながら
パーマの仕上がりを決定づけるドライヤーの工程です。
「根元」と「毛先」で乾かし方を意識的に変えてください。。
パーマヘアを乾かす際の鉄則は、「根元を先に、完全に乾かす」ことです。
頭皮に指を入れ、髪をやさしく持ち上げながら根元に風を送るように乾かしましょう。
トップがふんわりと立ち上がり、スタイル全体に立体感が生まれます。
根元が乾いたら、次は毛先です。強い風でカールを伸ばしてしまわないように、ドライヤーを弱風に切り替えましょう。
手のひらでカールをやさしく包み込み、下から持ち上げるように握りながら、温風を当てて乾かします。このひと手間が、カールの再現性を高めるポイントです。
スタイリング|カールを活かすスタイリング剤で仕上げ
ドライヤーできれいなカールを再現できたら、それを一日キープするための最後の仕上げ、「スタイリング」です。
スタイリング剤をつけるタイミングは、髪が完全に乾ききる少し手前、あるいは完全に乾いた後となります。
ドライヤーで作ったカールの形状を、スタイリング剤の力でコーティングし、湿気や時間経過による崩れから守るのが主な役割です。
パーマヘアには、以下のアイテムを試してみてください。いずれのアイテムは、カールを固めすぎずに、やわらかな質感や束感を表現できます。
- フォーム(ムース)タイプ
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
使い方は、適量を手のひらによく伸ばし、ドライヤーの時と同じように、毛先を中心に下から揉み込むようになじませます。
カールを伸ばさず、動きを出すことを意識するのがポイントです。
パーマの持ちを悪くする風呂上がりのNG行動

お風呂上がりの正しいケアも大切ですが、それと同じくらい重要なのが、パーマの持ちを悪くする「NG行動」を避けることです。
「良かれと思ってやっていた」といった無意識の習慣が、せっかくのパーマの寿命を縮めているかもしれません。
以下では、多くの人がやりがちな風呂上がりのNG行動をいくつかご紹介します。
タオルでゴシゴシと力任せに拭く
お風呂上がり、髪の水分を早く取ろうとして、タオルで頭をゴシゴシと力任せに拭いていないでしょうか?
これが、パーマの持ちを著しく悪くしてしまう、代表的なNG行動です。
濡れた髪は表面のキューティクルが開ききった、いわば「丸腰」の状態で、乾いている時とは比べ物にならないほど摩擦に弱いデリケートな状態になっています。
この状態でタオルで強く擦ると、開いたキューティクルを傷つけてしまい、場合によってキューティクルが剥がれてしまい、これがパサつきや切れ毛にも原因になってしまいます。
それだけでなく、パーマのカールが物理的に引き伸ばされてしまい、だれる原因にもなってしまうかもしれません。
「擦る」のではなく「押さえる」といったケア方法の違いを意識することが、きれいなカールを守る第一歩です。
濡れたまま、タオルを巻いたまま長時間放置する(自然乾燥)
お風呂上がり、スキンケアなどを優先して、髪をタオルで巻いたまましばらく放置していないでしょうか?
多くの人がやりがちなこの習慣も、パーマヘアにとってはNG行動です。
髪が濡れてキューティクルが開いている時間が長ければ長いほど、髪の内部から潤いやたんぱく質などの栄養分が流出しやすくなります。
良かれと思って巻いていたタオルが、髪のパサつきを助長してしまっている可能性があると認識しておきましょう。
加えて、パーマのカールは水分を含んだ髪の重みで、下に引っ張られて伸びてしまいます。
濡れたままの時間が長いほどカールがだれてしまい、パーマの持ちを悪くする直接的な原因になってしまうでしょう。
お風呂上がりは、まず髪を乾かすことを優先してください。
髪を引っ張りながら、手ぐしで伸ばすように乾かす
ドライヤーで髪を乾かす際に、髪をまとめようとして、ついつい手ぐしで髪を下に引っ張りながら乾かしてしまいがちです。
ストレートヘアの場合は有効なこの乾かし方も、パーマヘアにとってはカールをだれさせるNG行動となります。
髪は、乾く瞬間にその形が記憶されるため、濡れた状態で髪を引っ張るということは、カールを「伸ばした状態」で乾かしているのと同じです。
これでは、せっかくのパーマが取れてしまうので、意識的に乾かし方には注意してください。
パーマの形状を記憶させるための正しい乾かし方は、「引っ張る」「伸ばす」のではなく、「カールを手のひらでやさしく包み込む」意識が重要です。
カールを下から支え、握って髪を乾かすように意識しましょう。
洗い流さないトリートメントをつけずに乾かす
ドライヤー前に洗い流さないトリートメントをつける工程は、少し面倒に感じるかもしれません。
しかし、このひと手間を省略してしまうと、ドライヤーの熱がパーマヘアに深刻なダメージを与えてしまうリスクを高めます。
洗い流さないトリートメントは、髪の表面をコーティングする「保護膜」となるという点は意識しておいてください。
これにより、ドライヤーの熱から髪を守るという重要な役割を果たします。
この保護膜がない状態で熱を当てると、髪は乾燥してパサつきがひどくなるだけでなく、カールもきれいに再現されません。その結果、まとまりのない髪型になってしまいます。
髪の主成分であるたんぱく質は、熱によって変性してしまう性質がある点がポイントです。
これは「熱ダメージ」と呼ばれ、生卵が熱でゆで卵になるような、元に戻らない性質が関わっています。
生卵を熱すると固まってゆで卵になるように、タンパク質は熱を与えると徐々に凝集し、固体化してタンパク質溶液が濁ってしまう性質があります。
毛髪も約85%がケラチンと呼ばれるタンパク質で構成されており、ヘアアイロンなどの熱により、このケラチンが凝集することが熱ダメージの大きな原因となっています。
※引用:広島大学|【研究成果】株式会社ミルボンと広島大学が、熱ダメージで毛髪タンパクが構造変化する過程の高精度観察に世界で初めて成功 より
パーマヘアをきれいにキープするためには、ドライヤーの前の保護ケアは必須の習慣と考えましょう。
パーマをかけた当日のシャンプーは避ける
これまでご紹介したNG行動は日々の習慣に関するものですが、パーマをかけた当日とその翌日には、さらに特別な注意点があります。
それは、「パーマをかけた当日は、できる限りシャンプーをしない」という点です。
パーマには、以下のような仕組みがあります。
- 髪の内部の結合を薬剤で一度切断させる。
- ロッドで巻いた形で再結合させる。
- その結果、カールが作れるようになる。
この再結合が完全に安定し、髪の形がしっかりと定着するには、一般的に24時間〜48時間ほどかかると言われています。
髪がまだ不安定なこの期間にシャンプーをしてしまうと、洗浄成分が薬剤の定着を妨げ、せっかくのパーマが取れやすくなってしまうでしょう。
美容師さんからの指示を守り、少なくとも当日のシャンプーは我慢してください。
風呂上がりのパーマケアにおすすめのヘアケアアイテム10選
正しい手順やNG行動が分かったところで、以下では、風呂上がりのパーマケアをさらに効果的にする、おすすめのヘアケアアイテムをまとめました。
風呂上がりのパーマケアで使うアイテムは、大きく分けて2種類あります。
- 洗い流さないトリートメント」:ドライヤーの熱や摩擦から髪を守り、潤いを補給する
- スタイリング剤:再現したカールをキープし、質感や束感を表現する
髪質やなりたい仕上がりに合わせて、オイル、ミルク、クリーム、ムースなど、様々なタイプの中から最適なものを選びましょう。
以下では、パーマヘアの味方となる、人気のアイテムを厳選して見ていきましょう。
コーセー スティーブンノル ニューヨーク リペアコントロール ヘアオイル 100ml ¥1,980(税込)
「オイルは重くて、パーマのカールがだれてしまいそう」と心配な方にこそおすすめしたい、サラサラで軽い使用感が特徴のヘアオイルです。
シリコンベースのオイルが髪一本一本を薄い膜でコーティングし、ドライヤー後の熱や、日中の紫外線によるダメージからデリケートなパーマヘアを保護してくれます。
キューティクルが整うことで、指通りがなめらかになり、ツヤのあるカールを演出できるでしょう。
さらに、アルガンオイルやホホバ種子油などの植物オイルと、高浸透の内部補修成分が、パーマで乾燥しがちな髪に潤いを補給し、パサつきやごわつきを抑制してくれる点もポイントです。
MTG リファ ロックオイル 100ml ¥2,800(税込)
ドライヤーで髪を乾かす時間を、そのまま「カールを形状記憶させる」時間に変えてくれるのが、ReFa独自のロックオイルです。
γ-ドコサラクトンなどのヒートケア成分がドライヤーの熱に反応し、ダメージ部分を補修しながらキューティクルをきれいに整えてくれます。
この働きによって、お風呂上がりに作ったカールが湿気や乾燥に負けず、長時間キープしやすくなるでしょう。
さらに、18種類以上もの植物オイルを黄金比で配合している点も特徴です。
ベタつかない軽い使用感なので、パーマの質感を活かしながら、しっかりカールを固定したい場合にもちょうどよいヘアオイルといえるでしょう。
コーセー ジルスチュアート ホワイトフローラル ヘアオイル スムースリペア 60ml ¥3,300(税込)
見ているだけで気分が上がる、ダイヤモンドのように美しいカッティングのボトルが特徴的な、ジルスチュアートのヘアオイルです。
軽やかなオイルが髪をコーティングし、パーマケアに欠かせないドライヤーの熱や、日中の紫外線、湿気といった様々なダメージから髪を守ってくれます。
キューティクルを整えることで、パーマでパサつきがちな髪にも、光を反射するような輝くツヤを与えてくれるでしょう。
ベタつかず、さらっとした指通りに仕上がるので、オイルの重さでカールがだれてしまう心配もありません。
使うたびにふんわりと広がる甘くピュアなホワイトフローラルの香りが、毎日のヘアケアを特別な時間に変えてくれるはずです。
資生堂プロフェッショナル ステージワークス ニュアンスカールクリーム 75g ¥1,650(税込)
まるでメイク前のスキンケアのように、スタイリングの「ベース」を整えるという発想から生まれた、パーマヘア用のクリームです。
固めすぎないのにまとまりのある、柔らかなカールを表現するのに優れています。
髪の水分量をコントロールしてくれるため、パーマでパサつきがちな髪に潤いを与え、湿気による広がりも防いでくれるでしょう。
シリコンやワックス成分が髪の表面をなめらかにコーティングし、指通りを良くしながら、毛先までしなやかな動きまで加えられます。
「いかにもヘアセットしました」という質感ではなく、あくまで自然なウェーブを活かしたい場合にもおすすめです。
オブ・コスメティックス ベースクリームオブヘア 4 115g ¥3,300(税込)
お風呂上がりのダメージ補修と、朝のヘアセットのベース作りを1本で叶える、高機能なヘアクリームです。
ドライヤーやアイロンの熱に反応して髪に定着する「ヒートアクティブコラーゲン」だけでなく、羊毛由来のケラチンなどを豊富に配合しています。
パーマでダメージを受けた髪の内部とキューティクルの両方を補修し、ハリのある状態へと導いてくれるでしょう。
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髪の水分保持力を高め、パサつきや広がりをケアしてくれるでしょう。
ヒマワリ種子油やホホバ種子油など豊富な植物オイルと、天然のミツロウが、乾燥したカールにしっとりとした潤いと自然な束感をプラスしてくれます。
ベタつかずに、一日中まとまりのあるスタイルをキープしてくれるでしょう。
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「パーマをガチガチに固めたくない、あくまで自然なウェーブを活かしたい」というナチュラル志向の人にちょうどよい、植物オイルと天然ワックスをベースにしたヘアバームです。
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ベタつかず、作り込みすぎない、ニュアンスのあるスタイルを表現してくれるでしょう。
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仕上がりは、ふんわりと柔らかです。髪一本一本が引き合うように自然にまとまり、時間が経ってもカールがだれにくいのが特徴です。
さいごに
今回は、パーマを長持ちさせるための「風呂上がりのゴールデンタイム」のケアについて、具体的な手順からNG行動、おすすめのアイテムまで詳しく解説しました。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、この正しい手順を習慣化できれば、サロンでかけたきれいなカールを長く楽しめるようになるでしょう。
もう「パーマがすぐ取れる」と悩むのは終わりにして、丁寧なケアを味方につけ、お気に入りのパーマスタイルを存分に楽しんでください。