「朝、どれだけワックスを頑張っても、乾燥した髪がうまくまとまらない…」
そんな悩みを感じている男性は多いのではないでしょうか。
実は、髪が乾燥するとまとまらなくなるのは、単なる“パサつき”のせいではありません。
その裏では、キューティクルの乱れ・髪内部の水素結合の乱れ・頭皮の乾燥といった、複数の要因が同時に起きています。
この記事では、乾燥によって髪が扱いづらくなる理由を科学的に解説しながら、
- 髪・頭皮・内部構造の3方向から見た原因
- 乾燥時に意識したいヘアセットの基本
- 髪質別おすすめスタイリング剤10選
を美容師ライターが徹底解説。
「乾燥に負けない、理想のヘアスタイル」を叶えたいメンズは必見です。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
乾燥するとメンズの髪はまとまらない理由

「乾燥する季節は、なぜか髪型がうまく決まらない」という悩みを、メンズの皆さんは経験しているのではないでしょうか?
髪が乾燥するとヘアセットが難しくなるのは、単にパサついているからというだけではありません。
そこには、髪の表面で起こっていること、髪の内部での変化、そして髪を育てる土台である頭皮の状態まで、いくつかの明確な理由が存在します。
以下では、なぜ乾燥すると髪がまとまりにくくなるのか、その主な原因をまとめてみました。
原因の把握は、効果的なヘアセットのための第一歩が見えてくるはずです。
髪の鎧「キューティクル」の乱れ
髪の表面を覆っている「キューティクル」は、髪のツヤやうるおいを守る、いわば「鎧」のような存在です。
キューティクルが整っている状態がいかに大切かについて、次のような説明があります。
キューティクルはブラッシングなどによる物理的な刺激や、水や薬剤などによる科学的刺激から髪内部を守るはたらきがある。
キューティクルが整っていると、外部の刺激から髪内部が守られることで潤いがキープされるため、しっとりとした質感のツヤツヤとした髪になる
※引用:TB-PLUS 【タカラベルモント】より
しかし髪の毛が乾燥すると、この大切なキューティクルが剥がれてしまいます。
その結果、髪の内部からうるおいが逃げやすくなり、ツヤが失われて手触りも悪くなってしまう可能性は否定できません。
これが、乾燥した髪がパサついてまとまりにくくなる大きな原因の一つと言えます。
髪の寝ぐせを決める「水素結合」の影響
髪のまとまりにくさには、髪の内部で起こっている「水素結合」という現象も深く関係しており、私たちの髪の形は、この水素結合によって日々変化しています。
例えば、寝ぐせがつくのも、それを水で濡らしてドライヤーで直せるのも、水素結合の働きによるものです。
髪には、水に濡れると結合が切れて形を変えられる部分「水素結合」と、パーマのような化学反応でしか形を変えられない部分(髪の元々の形)「化学結合」があります。 洗髪した後乾かして整える日々のお手入れは、水素結合を利用しています。
※引用:花王|ヘアケアサイト より
つまり、髪は水分によって形をリセットできます。
しかし、髪が乾燥している状態では、この水素結合をうまくコントロールできません。その結果、意図しない方向に髪の毛がはねるだけでなく、うねりによってヘアセットが難しくなります。
髪を育てる土台「頭皮」の乾燥
髪のパサつきやまとまりの悪さを感じた時には、多くの方が髪そのものに原因があると考えるのではないでしょうか?
しかし、それと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが、髪を育てる土台である「頭皮」の状態です。
顔の肌と一枚の皮でつながっている頭皮も、乾燥すれば当然、さまざまな不調が現れます。
良い土壌から元気な作物が育つように、健康な髪はうるおいと柔軟性のある頭皮から生まれると考えてみてください。
頭皮が乾燥して硬くなると、血行が悪くなりがちです。
その結果、髪を育てるために必要な栄養が毛根まで十分に行き渡らなくなり、生えてくる髪自体が細く、弱々しいものになってしまう可能性が高まります。
もともとハリやコシが不足している弱い髪は、当然ヘアセットもしにくくなるため、頭皮の乾燥をケアすることは、将来的にヘアセットを楽にするための土台作りとも言えるでしょう。
乾燥時に意識するべきメンズヘアセットの基本

「乾燥した髪はヘアセットが難しい」と、諦めてしまってはいないでしょうか?
そもそも、いくつかの基本的なステップを意識するだけで、乾燥している髪でも格段に扱いやすくなります。
そのためにも、ワックスなどのスタイリング剤を付ける前の「土台作り」から意識しておきましょう。
以下では、スタイリング前の準備から、ドライヤーの使い方、そしてスタイリング剤の選び方と付け方まで、乾燥時にこそ意識したい基本的な内容をステップに分けて詳しく解説していきます。
ヘアセット前:「保湿」と「リセット」で髪の土台を整える
乾燥した髪のヘアセットで最も重要なのは、ワックスなどを付ける前の「土台作り」にあると言っても過言ではありません。
この最初のひと手間で、仕上がりが大きく変わってきます。
まず、朝起きたままの髪にスタイリング剤を付けるのは避けましょう。
寝ぐせや乾燥による広がりを整えるため、一度髪全体を根元からしっかりと濡らしてリセットしてください。
ボサボサ髪のスタイリングでは、まず髪にうるおいを与えることが重要です。保湿効果のあるヘアミストを5〜10回ほど吹きかけて髪を濡らします。
※引用:DEMI|DEMI LABO(デミラボ)より
このように、ヘアミストを使うのはもちろん、状態によってはシャワーで濡らして髪を一度フラットな状態に戻してあげましょう。
次に、タオルでやさしく水分を拭き取った後、本格的なヘアセットに入る前に行いたいのが保湿です。
ドライヤーをかける前に、ヘアオイルやヘアバームなどを少量、髪全体になじませてください。
この方法を1つ取り入れるだけでも、髪を保湿してパサつきを抑えるだけでなく、ドライヤーの熱から髪を守り、ヘアセットしやすい状態に整えられます。
ドライヤー:「乾かしすぎない」が乾燥時のブローの鉄則
ヘアセットの仕上がりを大きく左右するのが、ドライヤーを使ったブローです。
特に乾燥している髪の場合、ただ乾かすのではなく、いくつかのポイントを意識しましょう。
まず、温風で全体の形を整えていきますが、乾かしすぎないようにしてください。
完全に髪を乾かしきってしまうと、髪に必要な水分まで奪われ、かえってパサつきが悪化してしまう可能性があります。
全体の8割程度が乾き、「少し湿り気が残るかな」というくらいで止めるのが、乾燥時の鉄則と覚えておきましょう。
そして、温風である程度の形が決まったら、仕上げに「冷風」を髪全体に当ててみてください。
このひと手間が、温風で作った髪の流れを固定し、開いたキューティクルを引き締めてくれます。
キューティクルが整うことで髪に自然なツヤが生まれ、日中の広がりを抑えられるようになるでしょう。
ヘアセット剤:「保湿力」のあるアイテム選びと「少量ずつ」の付け方
基本の土台が整ったら、スタイリング剤を使ってヘアセットの仕上げに入ります。
乾燥している髪には、アイテムの選び方と付け方にも少しコツが必要です。
まず選び方ですが、ハードワックスのような強いセット力だけを求めるのではなく、「保湿力」や「ツヤ感」を重視するのがポイントになります。
乾燥した髪には、パサつきを抑え、自然なまとまりを与えてくれる以下のアイテムがおすすめです。
- ヘアバーム
- ヘアミルク
- ヘアオイル など
次に付け方です。
乾燥した髪はスタイリング剤を吸収しやすいため、一度にたくさん付けないようにしましょう。
ベタつきが気になるだけでなく、重くなりすぎる原因にもなり得ます。
失敗しないためにも、「少量ずつ」を手に取り、足りない部分に足していく意識でヘアセットをしていきましょう。
まずパール一粒くらいの量を手のひらでよく伸ばし、髪全体に薄くなじませてから、動きを出したい部分や抑えたい部分に少しずつ付け足していくと、自然な仕上がりになります。
乾燥時におすすめのメンズのスタイリング剤の選び方

乾燥時の基本的なセット方法を押さえたところで、次に重要になるのが、スタイリング剤そのものの選び方です。
乾燥している髪には、どんなアイテムでも良いというわけではありません。
むしろ、アイテム選びが仕上がりを大きく左右すると言っても良いでしょう。
以下では、まず基本となる保湿力の高いアイテムから、普段使い慣れているワックスやジェルの選び方のコツ、さらには成分にまで注目した選び方について、詳しく解説します。
保湿力を重視するのが基本!乾燥した髪と相性の良いスタイリング剤とは?
乾燥時のスタイリング剤選びで最も大切なのは、セット力以上に「保湿力」と「ツヤ感」です。
パサつきを抑え、きれいに整えられた髪型にヘアセットできるアイテムを見つけられると、こなれ感が出せておしゃれに見えるでしょう。
以下では、乾燥した髪と特に相性が良く、基本としておすすめのスタイリング剤をご紹介します。
- ヘアオイル:髪の表面をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、手軽にツヤを出したい場合に最適なアイテム。
- ヘアバーム:オイルよりも少しセット力があり、自然なまとまりや束感を出したいときに活躍できるアイテム。
- ヘアミルク:水分と油分がバランス良く含まれており、3つの中では最も軽い仕上がりなのが特徴的のアイテム。
ご自身の目指す仕上がりや髪質に合わせて、これらのアイテムを使い分けてみてください。
ワックスやジェルは使えない?乾燥時の選び方と注意点
「普段使い慣れているワックスやジェルを、乾燥している時でも使いたい」と考える方も多いのではないでしょうか?
もちろん、選び方や使い方を少し工夫すれば、乾燥時でもこれらのアイテムを上手に活用できます。
- ワックスを使いたい場合:マットタイプやクレイタイプなど、油分や水分が少ないワックスではなく、油分や水分を含んだクリームタイプのワックスを選ぶ。
- ジェルを使いたい場合:乾燥してまとまりのない髪に直接ジェルを付けない。均一になじませにくく、白い粉が出てしまう可能性がある。
特にジェルを使用する場合は、タオルドライ後のまだ少し湿り気が残っている状態で使うのが基本です。
水分があることでジェルが髪全体にスムーズに行き渡り、乾かしながらセットすることで、ツヤのあるスタイルをきれいにキープできます。
成分表示もチェック!髪にやさしいアイテムを選ぶことも大事
スタイリング剤選びに少し慣れてきたら、パッケージの裏にある成分表示にも目を向けてみましょう。
より自分に合ったアイテムを見つけやすくなります。
特に注目したいのが、スキンケア製品にもよく使われる保湿成分です。
例えば、以下のような成分が含まれていないか探してみてください。
- 髪の水分を保ちバリア機能をサポートする「セラミド」
- 高い保水力を持つ「ヒアルロン酸」
- 髪にしなやかさを与えるアルガンオイルやホホバオイルなどの「植物由来オイル」
これらの成分が含まれていると、スタイリング中も髪の乾燥をケアする効果が期待できます。
また、乾燥によって頭皮がデリケートになっている場合は、「アルコールフリー」と記載のある製品を選ぶと安心です。
このように成分を把握しておくと、自分の髪や頭皮の状態に合わせて、より最適なスタイリング剤を選べるようになるでしょう。
乾燥時に決めやすい髪型ごとのメンズのヘアセット実践編

乾燥時のヘアセットの基本がわかったところで、ここからは人気の髪型を例に、より具体的なヘアセットの方法を見ていきましょう。
以下では、いずれも乾燥していても扱いやすく、ヘアセットが決まりやすいメンズに人気の髪型です。
ブローのコツからスタイリング剤の使い方まで、それぞれの手順を追って解説します。
広がりを抑えやすい「ツーブロック × ニュアンスパーマ」
乾燥する髪でも決めやすい髪型の代表格が、サイドを刈り上げたツーブロックに、やわらかなパーマを組み合わせたこのスタイルです。
- リセット:根元から髪をしっかり濡らしてうねりを取る。
- 保湿:タオルでやさしく拭いた後に、ヘアミルクなどをなじませる。
- ブロー:トップは根元を立たせておき、膨らみやすいハチ周りは抑えながら乾かす。
- ヘアセット:クリーム系のワックスやバームを少量だけ取り、パーマ部分を握るように付けて束感を出す。
この髪型が乾燥時に適しているのには、2つの理由があります。
一つは、広がりやすいサイドを短く刈り上げているため、物理的にボリュームを抑えやすい点です。
さらに、トップにかけたニュアンスパーマが、乾燥による多少のクセや動きを、むしろスタイルの一部として自然に見せてくれます。
軽さとまとまりを両立する「マッシュヘア × レイヤーカット」
丸みのあるシルエットが人気のマッシュヘアも、レイヤーカットを組み合わせると、乾燥する季節でも扱いやすくなります。
- リセット:髪全体を濡らしてクセを取っておく。
- 保湿:タオルでやさしく拭いた後、ヘアミルクなどを軽くなじませる。
- ブロー:つむじから放射状に、全体の毛流れを前に向かって乾かす。
- ヘアセット:ヘアバームをごく少量取り、毛先中心になじませて自然な束感を作るだけ。
この髪型が乾燥時に適している理由は、レイヤーによって髪全体の重さが適度に軽くなり、乾燥しても過度に膨らみにくい点にあります。
それでいて、マッシュヘア特有の丸いシルエットが、全体のまとまり感を自然に出せている点が魅力のひとつです。
清潔感がありセットが簡単な「アップバングショート」
前髪を上げて額を見せるアップバングショートは、清潔感があってセットも比較的簡単なため、乾燥時にもおすすめのヘアスタイルです。
- リセット:髪全体を濡らしてクセを取っておく。
- 保湿:タオルドライ後、必要なら寝ぐせ直し剤などの下処理剤を軽くなじませる。
- ブロー:前髪の根元に下から温風を当てて立ち上げ、冷風で形を固定する。
- ヘアセット:ジェルやハードワックスを少量取り、立ち上げた前髪をキープするように付ける。
この髪型が乾燥している髪に適している理由は、まず短髪であるため、パサつきなどの質感が目立ちにくい点にあります。
さらに、前髪を上げてしまう髪型なので、多少のクセやうねりが気になりにくいのも大きなメリットでしょう。
こなれ感が出てスタイリングが楽な「フェザーパーマ」
軽く動きのあるフェザーパーマも、乾燥する季節に扱いやすい髪型のひとつです。
- リセット:髪全体を濡らし、パーマのカール感を再現する。
- 保湿:タオルでやさしく押さえるように水分を拭き取っておく。
- ブロー:根元を中心に乾かし、毛先のカールは握るようにしてやさしく乾かす。
- ヘアセット:軽めのワックスをごく少量取り、髪を握り込みながらなじませる。
この髪型がおすすめな理由は、パーマによってあらかじめ髪に動きがついている点にあります。
そのため、多少のパサつきや広がりも「こなれ感」として髪型の一部に見せやすいでしょう。
作り込みすぎないラフな質感が魅力なので、完璧にまとめようとしなくても様になるのも魅力的なポイントです。
乾燥時に決めやすいおすすめのメンズスタイリング剤10選
乾燥している状態でヘアセットをスムーズに行うためには、ご自身の髪質や目指す髪型に合ったアイテムを選びましょう。
キーワードとなるのは「保湿力」と「ツヤ感」です。
パサつきを抑え、うるおいを与えてくれるスタイリング剤を選んでください。これが基本となります。
特に、「ヘアオイル」「ヘアバーム」「ヘアミルク」といったアイテムを選ぶのがおすすめです。
普段から使い慣れているワックスを使いたい場合は、マットなタイプよりも油分を含んだクリームタイプなどを選びましょう。
以下では、これらの選び方のポイントを踏まえて、乾燥時でも扱いやすいメンズにおすすめのスタイリング剤を厳選しました。
これらを参考に、ご自身に合ったスタイリング剤を見つけてみてください。
アリミノ ピース ウェットオイルワックス 100g ¥2,200(税込)
乾燥で髪がパサついて見える時でも、簡単に今っぽいウェットな束感スタイルを作れるのが、こちらのオイルワックスです。
アリミノ独自の処方により、髪になじませるだけで濡れたような質感を表現できます。
乾燥によるパサつきを、むしろツヤのある束感として活かせるのが大きな魅力でしょう。
ハードなセット力がありながら、髪がガチガチに固まりません。乾いた後もパリパリにならず、自由に手直しができる柔軟性も持ち合わせているのもうれしいポイントです。
保湿成分として、アルガンオイルやクパスオイルといった植物由来のオイルを配合しており、乾燥しがちな髪にうるおいを与えてくれます。
ウェットな質感でパーマスタイルを再現したい方だけでなく、乾燥による広がりをツヤのあるまとまりに変えたい方にもおすすめのスタイリング剤です。
アリミノ ダンス デザインチューナー モダンシマー 80g ¥1,980(税込)
「型にはまらない、自由な仕上がり」をコンセプトにした、新感覚のオイルジェルです。
乾燥によるパサつきを抑え、トレンド感のある濡れ髪スタイルを手軽に作れてしまいます。
ジェル状のテクスチャーが手のひらで伸ばすとオイル状に変化する点が、このアイテムのユニークなポイントです。
これにより、乾燥した髪にも均一になじませやすく、ベタつかずに濡れたようなツヤ感と自然な束感を表現できるでしょう。
また、ただのスタイリング剤ではなく、ダメージケア成分が豊富なのも魅力のひとつです。
素早く髪に浸透して補修する「ペリセア」や、ドライヤーの熱に反応してキューティクルを整える「γ-ドコサラクトン」を配合しています。
セット力は軽めなので、ガチガチに固まりません。あくまで自然なまとまりを求める方に最適です。
ホーユー エトラス グリックス 100g ¥2,310(税込)
「ワックスのように扱いやすく、グリースのような濡れたツヤ感も欲しい」という願いに応えられるのがグリックスです。
独自の処方によって、グリース特有の硬さを解消しつつ、ワックスのようにスムーズに伸びて髪になじむ操作性の良さを実現しました。
初心者でも扱いやすく、固まりすぎることなく、柔軟にヘアセットができます。自然な束感や、パーマの動きを表現したい方にもおすすめです。
スキンケアにも使われる保湿成分や、ホホバ種子油などの植物オイルを配合しているため、乾燥でパサつきがちな髪に上品なツヤとうるおいを与えてくれます。
さらに、髪を補修するCMC補修成分や、頭皮の炎症を抑える成分も含まれている点も魅力のひとつです。
アマトラ アフィア ニュアンスバターN 50g ¥3,960(税込)
乾燥によるパサつきを抑えながら、作り込みすぎない自然な束感や毛流れを表現したい方に最適なのが、こちらのヘアバームです。
バターのように手のひらでなめらかに溶け、乾燥した髪にしっとりとなじむのが特徴といえるでしょう。
保湿効果の高い「コメバター」や「ミツロウ」が髪にうるおいを与え、パサつきを抑えてくれます。
このバームのユニークな点は、独自の「HC(ハイドロ・コントロール)ファクター」を搭載しているところです。
髪の水分バランスを整えることで、乾燥だけでなく、湿気による髪のうねりや広がりも抑える手助けをします。
さらに、ダメージ補修成分「キュアテイン」も配合されており、ヘアセットをしながら傷んだ髪をケアできるのもうれしいポイントです。
エヌドット N.シアミルク 150g ¥2,860(税込)
カラーやパーマ、アイロンの熱などで硬く、ごわつきがちな髪をしなやかで扱いやすい状態へと導くのが、この乳液タイプのスタイリング剤です。
発酵セイヨウナシエキスやヨーグルトエキスといった毛髪柔軟成分が、髪の内部に浸透し、超高圧処理されたシアバターやアルガンオイルなど、3種の植物オイルが髪の芯からうるおいを与えます。
ヘアセットをベースとして使うことで、乾燥で硬くなった髪がやわらかくほぐれ、その後のヘアセットが格段にしやすくなるでしょう。
CMC補修成分も配合されているため、ダメージによる広がりを抑え、まとまりのある髪に整えてくれます。
乾燥で髪が硬くなり、ヘアセットがしにくいと感じている方こそ、ぜひ試してみてください。
ルベル トリエ エマルジョン8 120ml ¥2,640(税込)
乾燥している状態であっても、しっかり動きのある髪型も楽しみたいという方に最適なのが、この乳液タイプのスタイリング剤です。
特に魅力的なポイントは、そのセット力と扱いやすさの両立にあります。
セット力は高めでありながら、テクスチャーは伸びの良い乳液状であるため、乾燥して硬くなりがちな髪であってもスムーズになじませやすく、束感や動きを出しやすいでしょう。
セット力があるのに仕上がりは軽く、重さで髪がつぶれる可能性が低いため、作った髪型を長時間キープできます。
その特徴がありながら、メドウフォーム油やCMC補修成分といった保湿・補修成分も配合している点も魅力のひとつです。
ヘアセットをしながら、乾燥しがちな髪をケアする効果も期待できます。
リファ ロックオイルライト 100ml ¥2,640(税込)
日々のヘアセットに、ドライヤーだけでなくヘアアイロンも使うという方こそ試してみましょう。
熱をダメージから守るだけでなく、熱を味方につけて髪型を作るという発想のヘアオイルです。
このオイルの最大の特徴は、γ-ドコサラクトンなどの熱に反応する補修成分を配合している点にあります。
アイロンやドライヤーを通す前に、予め髪になじませておきましょう。
この手間を加えるだけで、熱が加わった瞬間に髪を補修でき、キューティクルも整えられます。
これにより、乾燥でパサついた髪にも自然なツヤが生まれ、髪型が崩れにくくなるでしょう。
アルガンオイルやホホバオイルなど、18種類もの豊富な植物オイルが、乾燥した髪を保湿できます。
それでいて、オイル特有のベタつきや重さがなく、サラッとした軽い使用感も魅力のひとつです。
コンフォートジャパン ダヴィネス オーセンティック オイル 140ml ¥6,380(税込)
スタイリング剤は、できるだけシンプルで質の良いものを使いたいというナチュラル志向の男性に最適なのが、こちらのマルチユースオイルです。
成分の98%以上が植物由来で構成されており、オーガニックのベニバナ種子油をはじめ、ゴマ種子油、ヒマワリ種子油、ホホバ種子油といった保湿効果の高いオイルをぜいたくにブレンドしています。
シリコンなどを含まれていないため、オイルでありながらベタつきにくく、軽い仕上がりになるのも特徴です。
そして、このオイルのもう一つの魅力が、その香りではないでしょうか?
レモンやベルガモットといった柑橘系の爽やかさから、ゼラニウムなどのフローラルな華やかで、落ち着いた深みへと変化する、天然精油ならではの奥行きのある香りも楽しめます。
BABLO POMADE 男性用 ヘアバーム 35g ¥2,998(税込)
ヘアセットだけでなく、ヒゲや肌の保湿までこなす、男性のためのオールインワンバームです。
主成分は、シアバターやホホバ種子油といった5つの天然由来成分となっており、乾燥でパサつきがちな髪に、自然なツヤとうるおいを与えてくれます。
セット力は固めすぎず、あくまで自然な束感を表現できるだけでなく、パーマをした髪も自然な仕上がりになるでしょう。
手のひらで温めるとオイル状に変化するため、乾燥した髪にもなじませやすいのも大きな特徴のひとつです。
ウッディムスク調の香りは、大人の男性にふさわしい落ち着きがあり、練り香水のように楽しめます。
ヘアセットと保湿ケアを一度に済ませたい方や、香りにこだわりたいメンズにもおすすめのアイテムです。
B-first numberA. ベースケアミルク 100g ¥2,500(税込)
スタイリング剤というよりも、髪と肌を同時にケアできる「美容液」のような感覚で使えるのが、このベースケアミルクです。
シアバターやホホバオイル、スクワランといった天然由来の保湿成分をぜいたくに配合しており、乾燥でパサつく髪にうるおいを与え、しっとりとしたツヤのある質感に導きます。
また、ドライヤーやヘアアイロンの熱に反応してキューティクルを補修する「γ-ドコサラクトン」を配合しており、毎日入念にヘアセットをしているメンズこそ試してほしいアイテムです。
さらに髪だけでなく、乾燥が気になるボディやハンドの保湿にも使える幅広い用途に使えます。
軽い仕上がりなので、ベタつくのが苦手なメンズであっても保湿ケアに最適なアイテムと言えます。
さいごに
「乾燥で髪がまとまらない」と諦めていないでしょうか?
じつは、乾燥した髪には、それに合ったスタイリングの基本があります。
それが、スタイリング前の「保湿」、乾かしすぎない「ブロー」、そしてうるおいを重視した「アイテム選び」です。
この3つのポイントを意識するだけで、ヘアセットは格段に扱いやすくなります。
正しい知識を味方につけて、日々のヘアセットを楽しんでみてください。









