髪の静電気・広がりを根本対策！うるおい髪に導く「高保湿ヘアケア」メソッドを公開中
冬になると、髪が「パチッ」と弾けたり、ふわっと広がってまとまらない──
そんな静電気の悩みを抱えていませんか？
実は、静電気は偶然ではなく、乾燥と摩擦という2つの原因が重なって起こる“必然”の現象です。
そして、そのメカニズムを理解すれば、毎日のヘアケアだけで静電気の大半は防ぐことができます。
本記事では、
- 静電気が起きる科学的な理由
- その原因を断ち切る「最も効果的な対策」
- 今日からできる正しいヘアケア手順
- 外出先で広がる髪の緊急対処法
- 美容師目線で選んだおすすめヘアケアアイテム
を、根拠と専門情報を交えながら徹底的に解説します。
乾燥の季節でも“パチパチしない髪ふわっと広がらない髪を保つために、
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
結論：髪の静電気が起きる「原因」と「最も効果的な対策」
空気が乾燥する季節、髪がパチパチと音を立てるだけでなく、広がってうまく髪がまとまらないといった経験を、多くの方がするのではないでしょうか？
こうした髪の静電気について、まず結論からお伝えします。
髪に静電気が起きる主な原因は、大きく分けて以下の2つです。
- 乾燥（水分不足）
- 摩擦
そして、最も効果的な対策は、その原因に直接アプローチする「徹底した保湿」と「摩擦の軽減」に尽きます。
なぜ乾燥すると電気が溜まりやすくなるのか、そして保湿がなぜ最も効果的な対策と言えるのでしょうか？
以下では、静電気対策の基本となる、これらの「原因」と「対策」の仕組みについて、詳しく見ていきましょう。
静電気が起きる仕組み
静電気の主な原因は、「乾燥（水分不足）」と「摩擦」という2つの要因が組み合わさって生じます。
この2つの要因が揃うと、静電気は非常に発生しやすくなるので注意してください。
まず「乾燥」について見ていきましょう。
空気中に十分な水分（湿度）があると、電気は自然に空気中の水分へと放電されていきます。
しかし、空気が乾燥していると電気の逃げ場がなく、髪や体に蓄積されやすくなるでしょう。
特に湿度が40%以下になる環境では、電気の逃げ場がありません。
次は、異なる物質同士がこすれ合って起こる「摩擦」です。
例えば、髪と服、あるいは髪とブラシがこすれると、「摩擦帯電」という現象が起こります。
静電気は一般に材料表面に発生する。 材料が体積的に静電 気を持つこともあるが、多くの場合、 静電気は表面現象である。
※引用：帯電現象と材料表面 より
上記のように、静電気は多くの場合、物の「表面」で起こる現象です。
摩擦によって電子が一方から他方へ移動するため、髪の表面が電気を帯びた状態となってしまいます。
つまり、空気が乾燥している冬は、「摩擦」で静電気が発生しやすいです。
さらに「乾燥」によってその電気が空気中に逃げにくいという、静電気が非常に起こりやすい条件が揃っていると言えます。
最も効果的な対策は「徹底した保湿」と「摩擦の軽減」
先ほどは、静電気が起きる主な原因は「乾燥（水分不足）」と「摩擦」であると確認しました。
したがって、静電気を防ぐための最も効果的な対策は、その原因を根本から取り除く点、つまり「徹底した保湿」と「摩擦の軽減」という、2つのアプローチと言えます。
まず「保湿」がなぜ重要なのか、湿度と静電気の関係について見ていきましょう。
吸湿性のある不導体の静電気対策の一つに加湿がある1）．加湿による帯電防止メカニズムは以下のように説明される．絶縁物表面に空気中の水分が吸着（吸湿）されると，物体の表面抵抗が低下する2）．その結果，物体表面に沿った電荷緩和が促されるようになる．
※引用：加湿による帯電防止効果 より
少し専門的ですが、上記は「湿度が高いと、物の表面に水分が付着し、電気が流れやすくなる状態といわれており、その結果、発生した電気が自然と空気中に逃げやすくなる「電荷緩和」という仕組みを説明しています。
これを髪に置き換えてみましょう。
たとえ空気が乾燥していても、髪自体がしっかりと保湿されていれば、髪の表面で静電気が自然と逃げやすくなり、蓄積を防げるでしょう。
一般的に、髪の水分量が10%以下になると静電気は急激に発生しやすくなると言われているのは、このためです。
そしてもう一つは、静電気の発生源そのものである「摩擦の軽減」による対策です。
ニットやマフラー、プラスチック製のブラシなど、髪との摩擦が起きやすい素材との接触をなるべく減らす配慮も、非常に大切な対策となります。
つまり、日々のケアで髪内部の水分を「補う」だけでは十分ではありません。
摩擦という外からの刺激も「防ぐ」。この両方からのアプローチこそが、静電気に悩まされないためのポイントです。
静電気を防ぐ「正しいヘアケア」の全手順
冬場の髪の悩みである静電気は、日々のヘアケアの見直しによって予防できます。
静電気対策のためにも、髪の「乾燥」を防ぎ、「摩擦」を減らしていきましょう。
そのためには、以下の3つのステップすべてにおいて、「正しい製品選び」と「正しい使い方」を実践してください。
- シャンプー（インバスケア）
- トリートメント（インバスケア）
- アウトバスケア（ドライヤー前後）
うるおいを「守り・与え・閉じ込める」という一連の流れを意識して、ケアを行いましょう。
1. シャンプー（インバスケア）
静電気対策は、毎日のシャンプーの見直しから始まります。
髪の乾燥は静電気の主な原因であるため、シャンプー選びは「洗浄力」と「保湿力」の両方を重視しましょう。
シャンプーを選ぶ際には、以下の成分が配合されたものを選んでみてください。
- うるおいを与える「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分
- うるおいを奪いすぎない「アミノ酸系」「ベタイン系」の洗浄成分
また、洗浄力が強い「高級アルコール系」（ラウレス硫酸Naなど）は、乾燥を招くことがあるため注意が必要です。
また、静電気を防ぐ「ベヘントリモニウムクロリド」などの「帯電防止成分」が含まれているか確認するのも良いでしょう。
「シリコン入り」は髪をコーティングして摩擦を減らし、「ノンシリコン」は軽い仕上がりになります。
洗い方も重要です。
シャンプーはよく泡立てて「摩擦」を防ぎ、すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流して「乾燥」を防ぎましょう。
2. トリートメント（インバスケア）
シャンプー後のトリートメントは、髪の水分と油分を補い、静電気を防ぐためには欠かせません。
選び方のポイントは、髪の「内部保湿」と「キューティクル補修」です。
- 内部保湿成分：セラミド、ヒアルロン酸など
- 補修・保護成分：加水分解ケラチン、天然オイルなど
また、「ベヘントリモニウムクロリド」などの「カチオン性界面活性剤」は、髪に吸着して静電気の発生を抑える働きがあります。
これらが形成する「カチオン性会合体」について、専門機関は以下のように述べています。
カチオン性会合体は，髪に吸着することによって静電気を防ぐとともにうるおい感やなめらかさを与えるだけではなく，シャンプーに はない，非常に高いすすぎ性を与える。
※引用：ライオン株式会社 ビューティケア研究所｜毛髪・頭皮にやさしい洗浄技術 より
使い方も大切です。以下のような使い方を意識してトリートメントを毛先に付けましょう。
- 水気を切ってトリートメントを付ける：塗布前には、髪の水気をしっかり絞ること。成分が薄まるのを防ぎ、髪への密着度が高められる。
- 毛先中心につけること：頭皮を避け、ダメージが気になる毛先を中心になじませる。
リンスやコンディショナーは主に髪の「表面」を保護し、トリートメントは「内部」を補修します。
髪の状態に合わせて使い分けるのもおすすめです。
3. アウトバスケア（ドライヤー前後）
お風呂上がりのケアは、髪のうるおいを「閉じ込める」ための重要なステップです。
ドライヤーの熱から髪を守り、乾燥を防ぐことが静電気対策につながります。
静電気対策にも、「ヘアミルク」と「ヘアオイル」の使い分けをしてください。
- ヘアミルク（乳液タイプ）：乾燥による静電気の予防に適しており、特に細い髪ややわらかい髪におすすめ。
- ヘアオイル（油分タイプ）：ミルクで補給した水分の蒸発を防ぐ「フタ」の役割もし、硬い髪や広がりが気になる髪に適している。
タオルドライ後の濡れた髪に付けるのが、これらのアイテムを使う最も効果的なタイミングといえるでしょう。
根本的な乾燥対策として「ヘアミルク」を先になじませてから、上に「ヘアオイル」でフタをするイメージです。
また、静電気対策では「オーバードライ（乾かしすぎ）」を避けてください。
ドライヤーで全体が9割ほど乾いたら、冷風に切り替えてキューティクルを引き締めましょう。
日中の静電気による髪の広がりの「緊急対処法」と「予防アイテム」を紹介
外出先でマフラーを外した時など、急に髪が静電気で広がってしまうと困りものです。
つい水で濡らして抑えようとしがちですが、それはかえって乾燥を招く可能性があります。
そこで以下では、外出先でできる正しい「緊急対処法」と、日中に静電気を起こしにくくする「予防アイテム」について解説します。
外出先でやりがちなNG対処法
外出先でマフラーを外した瞬間、静電気で髪が「ぶわっ」と広がってしまい、慌ててお手洗いの水で髪を濡らして抑えた、という経験はないでしょうか？
確かに、水で濡らせばその場は落ち着いたように見えますが、この方法は避けてください。
なぜなら、髪につけた水分が蒸発する際に、髪の内部にもともとあった水分まで一緒に奪い去ってしまうからです。
一時しのぎにはなっても、かえって乾燥やパサつきを悪化させる原因となるため、注意しましょう。
正しい緊急対処法01：ハンドクリームの「油分」で抑える
外出先で急に髪が広がってしまった場合、水で濡らすよりも適切な対処法があります。
もし手持ちの「ハンドクリーム」があれば、それを使って応急処置してみてください。
以下は、ハンドクリームを使った方法です。
- ごく少量のハンドクリームを手のひらに取る。
- 両手でこすり合わせ、手のひら全体に透明になるまで薄く伸ばす。
- 髪をこすらないよう注意しながら、広がっている髪の表面や毛先を、やさしくなでるように馴染ませる。
ハンドクリームに含まれる「油分」が髪の表面を一時的にコーティングし、広がりを抑えると共に保湿の役割も果たします。
ただし、つけすぎるとベタつきの原因になるため、量は「ごく少量」を心がけてください。
また、ハンドクリームは本来、髪のために使うものではありません。
あくまで緊急対処法として使い、帰宅後はシャンプーでしっかり洗い流しましょう。
正しい緊急対処法02：「ヘアミスト」で水分と油分を補給する
緊急の対処法としてハンドクリームを紹介しましたが、より適切なアイテムが携帯用の「ヘアミスト」です。
髪から15cmほど離し、広がりが気になる部分（特に毛先や表面）に数回スプレーします。その後、手ぐしで優しくなじませてください。
先ほどの水だけを使ったNGな方法と違い、ヘアミストには水分だけでなく、保湿成分や適度な油分も含まれています。
そのため、髪を乾燥させることなく、うるおいを補給しながら静電気を抑えられるはずです。
製品によっては「静電気防止効果」が明記されているものもあり、そうした製品を選ぶとより効果が期待できます。
日中の予防アイテム：静電気を呼びにくい「ブラシ」を選ぶ
静電気による髪の広がりは、緊急の対処だけでなく、日頃から「静電気を起こさない」ための予防も大切です。
毎日使う「ブラシ」の素材を見直してみましょう。
乾燥した環境で使うと、摩擦によって静電気を発生させやすいのが「プラスチック製」のブラシです。
冬場は特に注意しましょう。
静電気を防ぐためには、以下のような天然素材のブラシを選んでみてください。
- 木製・竹製：プラスチックと比べて静電気が起きにくい素材。
- 豚毛・猪毛（天然毛）：髪に含まれる水分や油分を髪全体になじませ、ツヤを与える効果も期待できる。
ブラッシングのたびに静電気が起きていると感じる場合は、ブラシの素材を確認してみましょう。
乾燥で広がる髪を保湿できる！おすすめシャンプー＆トリートメント4選
髪の静電気や乾燥による広がりを防ぐには、ここまでに解説したヘアケアの手順とあわせて、日々使うアイテムを見直しましょう。
特にシャンプーやトリートメントは、髪のうるおいを保つための基本となります。
以下では、乾燥が気になる髪にうるおいを与え、まとまりやすい状態へ導く「保湿力」や「補修力」に注目した、おすすめのシャンプーとトリートメントを厳選しました。
ご自身の髪質や悩みに合わせて、アイテム選びの参考にしてください。
ローランド オーウェイ モイスト ヘアバス 240ml ￥4,510（税込）
「ローランド オーウェイ モイスト ヘアバス」は、乾燥や髪の広がりに悩む方、特に髪が太い方や毛量が多い方に適した保湿シャンプーです。
特徴は、ハチミツエキスやヘーゼルナッツ葉エキス、ムルムルバターといった、自然由来の保湿・栄養成分を豊富に含んでいる点にあります。
これらの成分が髪に水分と栄養を補給し、しっとりとまとまりやすいでしょう。
洗浄成分は、しっかりとした洗浄力とマイルドな洗浄成分がバランスよく配合されていおます。
汚れを落としながらも、必要なうるおいを奪いすぎません。
リッチで甘いアロマに包まれながら、乾燥によるパサつきや広がりを抑え、しなやかな髪を目指したい方におすすめです。
ZACC パールリッチシャンプー 400ml ￥3,190（税込）
「ZACC パールリッチシャンプー」は、髪のダメージ補修と頭皮ケアを両立したい方におすすめのシャンプーです。
洗浄成分は、低刺激なものと適度な洗浄力を持つものをバランスよく配合している点に注目しましょう。
加水分解コラーゲンや加水分解シルク、加水分解コンキオリンといった保湿・補修成分が、髪にしなやかさとうるおいを与えます。
また、ドライヤーの熱で補修効果を発揮する「メドウフォーム-δ-ラクトン」や、皮脂を吸着する「炭」、頭皮環境を整える「グリチルリチン酸2K」など、頭皮ケア成分も含まれている点も魅力の一つです。
乾燥によるパサつきだけでなく、頭皮のベタつきやニオイが気になる方には試してみてください。
メントールによる清涼感と、精油をブレンドした香りも特徴です。
タカラベルモント エステシモ セルサート イミュンコア スパマスク 170g ￥5,500（税込）
「エステシモ セルサート イミュンコア スパマスク」は、サロンでのケアにも使われるような、本格的な補修と保湿を目指したトリートメントです。
加水分解ケラチンや加水分解エンドウタンパクといった補修成分が、髪の内部まで浸透し、強度を高めます。
同時に、シア脂やホホバ種子油などの豊富な植物オイルが、髪の表面を保護し、しっとりとした仕上がりになるでしょう。
また、尿素などの保湿成分が髪の水分保持力を高め、乾燥によるパサつきや広がりを抑えます。
カラーやブリーチによるダメージが気になる方、髪が乾燥して広がりやすい方、まとまりとツヤ、なめらかな指通りを求める方こそ試してみてください。
中野製薬 ソンク リペアヘアマスク４ スムース 80g ￥1,210（税込）
「ソンク リペアヘアマスク４ スムース」は、特にドライヤーやヘアアイロンを日常的に使い、熱によるダメージや乾燥が気になる方におすすめのヘアマスクです。
最大の特徴は、熱を利用して髪の補修を促す「γ-ドコサラクトン（エルカラクトン）」を配合している点にあります。
ドライヤーの熱に反応し、うねりや広がりを抑え、扱いやすい髪に仕上げられる点は欠かせません。
さらに、「加水分解ケラチン（羊毛）」が髪の内部を補い、「アルガンオイル」がベタつかずにツヤとしなやかさを与えます。
仕上がりは重くなりすぎません。
サラサラとした指通りとまとまり感が得られるため、ダメージによる毛先の絡まりや、乾燥によるパサつきが気になる方に適しています。
パサついた髪を摩擦から守れる！おすすめヘアミルク＆ヘアオイル4選
お風呂上がりのケアは、髪の静電気対策における「仕上げ」の重要なステップです。
ドライヤーの熱や、就寝中の枕との摩擦、日中の乾燥から髪を守るためには、洗い流さないトリートメント（アウトバスケア）が欠かせません。
ヘアミルクは髪の内部にうるおいを補給し、ヘアオイルは髪の表面をコーティングして水分の蒸発や摩擦を防ぐ役割があります。
以下では、乾燥でパサついた髪にうるおいを与え、摩擦から守るためにおすすめのヘアミルクとヘアオイルを厳選しました。
DEMI ウタウ リッチオイルセラム 30ml ￥4,840（税込）
「DEMI ウタウ リッチオイルセラム」は、オイルの重さが苦手な方にも使いやすい、軽い使用感が特徴のヘアオイルです。
植物由来の「スクワラン」がベースとなっており、ベタつきにくく、髪や肌になじみやすくなるでしょう。
さらに、サジーオイルやククイナッツ油、アボカド油など8種の植物オイルが、乾燥した髪にしっかりとうるおいと栄養を補給し、やわらかくしなやかな状態に整えます。
髪だけでなく、肌や全身の保湿にも使えるマルチオイルで、シリコンやアルコールなどは使用していません。
天然精油をブレンドした、リラックス感のある香りも魅力です。
軽い使用感で、髪の乾燥やパサつきを抑えたい方に適しています。
NAKAMA-Lab エックストリートメント オイル 95ml ￥3,850（税込）
「NAKAMA-Lab エックストリートメント オイル」は、髪の内部補修と熱ケアに注目したヘアオイルです。
セラミドEOP、セラミドNGなど5種類のセラミドやコレステロールといった、髪の内部構造に必要な保湿・補修成分を含んでおり、これらがダメージ毛やエイジング毛のパサつきをケアします。
また、ドライヤーやアイロンの熱に反応して補修効果を発揮する「γ-ドコサラクトン」も配合している点が欠かせません。
熱を利用して、うねりや広がりを抑え、まとまりやすい髪へ導きます。
オイルのベースはシリコンで、極端なベタつきはありません。髪1本1本をコーティングしてサラッとした指通りとツヤを与えます。
カラーなどでダメージが気になる方、熱をよく使う方におすすめです。
Aiam ヘアミルク チャプター8 100ml ￥4,500（税込）
「Aiam ヘアミルク チャプター8」は、ドライヤーの熱や摩擦から髪を守り、うるおいを補給するヘアミルクです。
髪の内部を補修する成分が豊富な点が、このヘアミルクの魅力と言っても過言ではありません。
3種類のセラミド（NG、NP、AP）やコレステロール、さらにカシミヤヤギ由来の加水分解ケラチン、加水分解コラーゲンなど、髪のうるおいと構造を支える成分を含んでいます。
また、マカデミア種子油やシア脂が配合している点もポイントです。髪の表面を保湿し、乾燥による広がりやパサつきを抑えます。
ミルクタイプでありながら、極端に仕上がりが重くなりすぎません。
イイスタンダード ヘアミルク ポジティブリペア 120ml ￥4,180（税込）
「イイスタンダード ヘアミルク ポジティブリペア」は、紫外線やカラーなどでダメージを受けた髪の補修に優れたヘアミルクです。
特徴は、加水分解ケラチンや複数のコラーゲン、加水分解コメタンパク、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa（ペリセア）といった、豊富な補修成分を含んでいる点にあります。
これらが髪の内部まで浸透し、ダメージをケアしやすいでしょう。
また、フラーレンやリンゴ果実培養細胞エキスといったエイジングケア成分や、マルラオイル、アルガンオイルなどの保湿オイルも配合している点も魅力の一つです。
乾燥やパサつきを抑え、みずみずしいうるおいを与えます。
ベタつきにくい使用感で、濡れた髪にも乾いた髪にも使えるため、日中の紫外線ダメージが気になる方や、エイジングによる髪の変化が気になる方にもおすすめです。
ヘアセットで広がる髪を整えられる！おすすめスタイリング剤4選
朝しっかりヘアケアをしても、日中に静電気や乾燥で髪が広がってしまう可能性があります。
こうした日中の広がりを抑えるには、ヘアセットで使うスタイリング剤の選び方も大切です。
スタイリング剤には、髪にまとまりを与えるだけでなく、保湿成分や補修成分を含み、日中の乾燥や摩擦から髪を守る役割を持つものもあります。
ここでは、ヘアセットをしながら髪の広がりを整えるのに役立つ、おすすめのスタイリング剤を厳選しました。
リンク ヘアバーム 993 70g ￥4,290（税込）
「リンク ヘアバーム 993」は、オリーブ果実油を主成分としたスタイリングバームです。
ホホバ種子油など8種の天然由来オイルが髪にうるおいを与え、髪の表面をコーティングします。
これにより、乾燥による静電気や髪の広がりを抑え、まとまりやすい状態をキープできるでしょう。
手のひらで温めるとやわらかくなり、髪になじませやすいのも特徴です。
ベタつきにくく、自然なツヤ感と束感を演出するため、まとめ髪にも適しています。
髪だけでなく、ハンドクリームやネイルオイルとしても使用できる点も魅力的に感じる方もいるのではないでしょうか？
清潔感のあるフローラルマリンの香りもポイントです。
中野製薬 モデニカ ナチュラルJ 90g ￥2,178（税込）
「中野製薬 モデニカ ナチュラルJ」は、ゼリーのようなみずみずしい質感が特徴のスタイリングジェルです。
固めすぎない適度なセット力で、髪がバリバリにならず、自然なツヤ感や束感を表現できます。
カールを出したパーマスタイルにしている方にもおすすめです。
グリセリンやソルビトールなどの保湿成分に加え、加水分解ケラチンやジラウロイルグルタミン酸リシンNaといった髪の補修成分も配合しています。
ヘアセット中も髪の乾燥やダメージをカバーできるでしょう。
ダメージは気になるけれど、自然なツヤやまとまりが欲しい方におすすめです。
GOALD JAPAN コア カール＆ウェーブ 90g ￥1,980（税込）
「GOALD JAPAN コア カール＆ウェーブ」は、パーマ後のダメージケアとスタイリングの両立を目指して開発されたワックスです。
11種類のアミノ酸複合体や、シア脂といったケア成分を配合しています。
水分量が多く、乾燥やパサつきが気になるパーマヘアにうるおいを与え、内部と外部から髪をケアできるでしょう。
スタイリング剤としては、パーマのカールの立体感や束感を表現するのに適しています。
ベタつきにくく、ごわつきにくい使用感も特徴です。
主にメンズ向けとして販売されていますが、保湿力が高いため、パーマの乾燥や広がりを抑えたい女性にも適しています。
セット力があるため、髪が細い方は少量から試すのがおすすめです。
ダヴィネス オーセンティックオイル 140ml ￥6,380（税込）
「ダヴィネス オーセンティックオイル」は、98%以上が植物由来成分で構成されたマルチオイルです。
ベースはオーガニックのベニバナ種子油やゴマ種子油、ホホバ種子油などで、シリコンは使用していません。
質感はしっとりと重めのため、スタイリング剤として使用すると、ウェットなツヤ感や束感を表現するのに適しています。
高い保湿力で髪の乾燥やパサつき、広がりを抑え、毛先までまとまりやすくなるでしょう。
また、髪だけでなく、フェイスやボディの保湿にも使用可能です。
レモンやダマスクバラ、シダーウッドなど多くの天然精油がブレンドされており、アロマのような香りが好きな方は試してみてください。
さいごに
今回は、髪の静電気を防ぐための正しいヘアケア手順から、日中の緊急対処法、おすすめのアイテムまでを紹介しました。
髪の静電気対策で大切なポイントは、一貫して「保湿」**と**「摩擦防止」を意識することです。
シャンプーでのうるおいの保持、トリートメントでの補修、アウトバスケアでの保護、そして日中に使うブラシやスタイリング剤の選び方まで、すべてのケアが繋がっています。
乾燥する季節は髪が広がりやすいですが、日々の小さな習慣を見直して、髪の状態を改善していきましょう。
