白髪との新たな向き合い方として注目が集められているグレイヘア。
グレイヘアで一番ハードルが高いのは、グレイヘアになるまでの移行期間です。
今回はそんな移行期間におすすめのカラートリートメントを紹介していきます!
この記事を読んで素敵なグレイヘアを目指してみましょう。
グレイヘアって何?グレイヘアの魅力を解説!
グレイヘアとは、白髪を活かした髪型です。
白髪染めをしている人は、そのまま放置して髪を伸ばして白髪があっても、特に気にならない髪型に変えてもらう必要があります。
「白髪=高齢者」というイメージがあるかもしれません。
しかし、現在ではその真逆で、無理をしていない自然な状態だとポジティブに取られるケースもあるくらいです。
またグレイヘアにした本人からしてみても、白髪染めをする手間がなくなります。
もちろんそのためには、グレイヘアをしていても不快感がないようにする努力をする必要はあります。
グレイヘアの移行期間って何?移行期間を短くするには?
現在では、ほとんどの女性が白髪染めをしているはずです。
グレイヘアにするためには、白髪染めをやめて、白髪を活かした髪型に変える必要があります。
つまり、移行期間が必須というわけです。
できるだけ早くグレイヘアに変えたいと思っている人は、どれくらい時間がかかるか知っておきましょう。
グレイヘアの移行期間
白髪染めをしている人がグレイヘアに変えるためには、目安としては肩までの長さの髪型なら2年ほどだとされています。
そもそも髪の毛というのは、1ヶ月で1cmほど伸びるとされているからです。
その人の体質やその時の体調によって違いはありますが、一般的に、日本人の髪の毛は1日に0.3~0.4 mm伸びるとされています。およそ3日で1 mm、1ヶ月で1 cm、1年で12 cm伸びることになります。
※引用:LICOLO 髪から自分を好きになる|hoyuより
もちろん髪型にこだわりがないのなら、そこまで期間は必要ありません。
移行期間を短くしたいのなら、以下で紹介する方法を実践してみてください。
逆にグレイヘアにこだわりが強い人なら、時間がかかると思っておきましょう。
グレイヘアの移行期間を短くする方法
グレイヘアに変えるための時間は、髪の毛が伸びる時間と関係があります。
そのため、どんな人であってもグレイヘアに移行する時間は、どんな人も同じ時間待たなければいけません。
しかし、裏技的に移行期間を短くできる方法はあります。
その方法とは、グレイヘアに変えるタイミングで、髪を短くカットしてもらうことです。
つまり、ある程度の長さになったら、白髪染めで染まった髪の毛を切ってグレイヘアに強制的に切り替えます。
ショートヘアなら移行期間を短くできるので、早めに切り替えたい人は試してみましょう。
グレイヘア移行期間中はカラートリートメントを使うのがおすすめ!
グレイヘアに切り替えるためには、白髪染めをやめないといけません。
白髪染めをすると、染めた髪の毛と根元の白髪に境目ができて、きれいなグレイヘアに仕上がらないからです。
そこでカラートリートメントを使いましょう。
カラートリートメントは白髪染めと違い、シャンプーで落ちる性質があります。
そのため、しばらく髪の毛を伸ばしたら、カラートリートメントを使うのをやめてみてください。
すると徐々にカラートリートメントの色が抜けて、グレイヘアに移行できてしまうわけです。
▼ヘアカラートリートメント
放置時間が短く、シャンプー後の濡れた髪に使用するため、1回ではヘアマニキュアほど染まりません。頻繁に使って徐々に染まるものもあります。
※引用:花王より
とはいえ、カラートリートメントは1度で白髪が染まりません。
数回使って、やっと髪の毛が染まり始めるので、それだけは注意しましょう。
逆にカラートリートメントは、髪の毛を染めながらトリートメント効果も出せてしまいます。
髪の毛が乾燥しがちな人でも安心して使えるので、ヘアケアに関しては極端に恐れる必要はありません。
グレイヘア移行期間に使うカラートリートメントの選び方!
カラートリートメントといっても、様々な種類があります。
その中でもグレイヘアに移行するべき種類があるので、正しい選び方をマスターしましょう。
少なくとも上記の3つを意識してカラートリートメントを選ぶと、大きな失敗はほぼありません。
その1:HC染料と塩基性染料の両方が入ったものを選ぶ
グレイヘアにするからといって、白髪が染まらないと移行期間中の髪に違和感が出てしまいます。
カラートリートメントを選ぶ時は、白髪が染まりやすい種類を選びましょう。
その種類で最も大事になるのが、「HC染料と塩基性染料」の両方が含まれていることです。
▼HC染料、塩基性染料
弱酸性~アルカリ性
・HC染料はヘアカラーの直接染料と同じタイプ
・塩基性染料は+イオンを持つ
・色持ちはよくない
※引用:デミ コスメティクスより
HC染料とは、分子が小さくて内部まで浸透しやすい染料のため、色素剤としての役割があります。
その代わりにイオン性がなく、色持ちはそこまでよくありません。
色持ちがよくない部分を補うために塩基性染料を使います。
塩基性染料は分子が比較的大きめです。
しかしイオン結合ができる特徴があるので、色持ちをキープできます。
この2つが配合されているとお互いのよくないところを補強しつつ色を染められるため、グレイヘアの移行期間としてのカラートリートメントとして十分に効果を発揮してくれるでしょう。
その2:自分の髪の毛に近くて1トーン暗めの色を選ぶ
白髪が染まるカラートリートメントを選んだら、あとは髪の明るさと色を意識しましょう。
そもそもカラートリートメントは、髪を明るくできません。
そのためベースの髪色に合わせて、カラートリートメントを選ばないと違和感が強くなってしまいます。
日本人の多くは赤みが強いブラウン系だとされているため、ナチュラルなブラックやブラウン系がちょうどいいでしょう。
さらに、明るめのカラートリートメントだと、白髪が染まりにくいので、色素が多めに含まれる1トーン暗めのものを選ぶのもおすすめです。
その3:髪や頭皮のやさしい成分が入ったものを選ぶ
グレイヘアにしようと考えている時点で、白髪がそれなりに多くなっているはずです。
つまり、髪の毛が乾燥しやすい状態になっています。
特に白髪染めを続けている人は、髪のダメージがひどくなっているので注意しましょう。
そこで、カラートリートメントを選ぶ時は、髪の毛や頭皮の状態を整えやすい成分が含まれたものを選んでみてください。
上記の3つの成分だと、効率的に頭皮や髪の毛のケアがしやすくなります。
カラートリートメントに含まれているかどうかチェックして選ぶと、仕上がりに満足できるでしょう。
グレイヘア移行期間におすすめのカラートリートメント10選!
グレイヘアに移行するまでの間、どのカラートリートメントを使うべきかわからない人のために、10個ほどおすすめのカラートリートメントをまとめてみました。
もちろん、上記で紹介した選び方を取り入れて選んでいます。
評判のいいものばかりなので、ひとつの参考としてチェックしてみてください。
マイナチュレ オールインワンカラートリートメント 200g ¥3,710(税込)
マイナチュレのオールインワンカラートリートメントは、名前のとおり1本で何役にもなる点が大きな特徴です。
疑似CMCが含まれていて髪の毛のケアだけでなく、頭皮まで整えることができる上に白髪も染められます。
しかも9割が植物成分からできているので、敏感肌の人も安心です。
頭皮や髪の毛の悩みがある人こそ、まずマイナチュレを試してみましょう。
ピュール 利尻カラートリートメント 200g ¥3,300(税込)
利尻カラートリートメントは、利尻昆布を使ったカラートリートメントです。
基本的に天然成分で作られているので、頭皮や髪の毛に白髪染めほどのダメージはほぼありません。
それどころか、ケラチンPPTなどの3つのダメージ補修成分によって、髪の毛がきれいに仕上がります。
もちろん、上記で紹介した2つの色素も疲れているので、しっかり白髪も染まるでしょう。
しっかり染まるからこそ、ハケが用意されていて使いやすさも備わっています。
ベルタ カラートリートメント 200g ¥5,478(税込)
ベルタのカラートリートメントは、育毛剤のブランドだけに、頭皮の状態を特に意識しています。
センブリエキスなどを使って髪の毛が生えやすくする上に、植物成分で頭皮の状態も整えられるでしょう。
植物オイルも豊富なので、髪の毛もサラサラに仕上がります。
もちろん、phが中性に保たれているので、長期的に使っても問題ありません。
価格は高めですが、早めにグレイヘアに切り替えやすくしたい人におすすめです。
大島椿 ヘアカラートリートメント 180g ¥2,728(税込)
大島椿はヘアオイルとして有名ですが、カラートリートメントも作っているのを知っているでしょうか?
ヘアオイルでは、髪に関しての知識や経験が豊富なので、その経験がカラートリートメントで活かされています。
その理由は椿油です。
しっかり染料で着色した後に、椿油でコーティングします。
色持ちもよくなる上に髪の毛もきれいになり、一石二鳥です。
価格としてもそこまで高くないので、コスパを求める人にもちょうどいいでしょう。
ルプルプ LPLP エッセンス カラートリートメント 170g ¥3,630(税込)
ルプルプは、フコイダンがポイントのカラートリートメントです。
頭皮の状態が整えられる上に、高い保湿力によって髪のコーティングもできてしまいます。
このコーティング力で色素も定着しやすく、放置時間も比較的短めです。
5色展開なのもうれしいポイント。
カラートリートメントとしてバランスがいいので、グレイヘアに移行するのにもちょうどいいでしょう。
KAMIKA 白髪染めカラートリートメント 350g ¥5,800(税込)
KAMIKAの白髪染めカラートリートメントは、髪や頭皮のケアを徹底して作られています。
それは配合成分を見ればわかるように、ヘマチンやメリタンが含まれているからです。
ヘマチンは頭皮の状態を整えて、髪の毛を伸ばしやすくしてくれます。
また、メリタンに関しては、髪の毛の保湿に特化していて、乾燥しやすい白髪もケアできるでしょう。
γ-ドコサラクトンは、ドライヤーの熱で起きるダメージまで予防してくれます。
ここまでグレイヘアに移行しやすいカラートリートメントはありませんが、こだわって作ったものなだけに、価格が高めなのが唯一のデメリットです。
DHC Q10 プレミアムカラートリートメント 235g ¥2,750(税込)
DHCのカラートリートメントは、コエンザイムQ10などの保湿成分が優秀です。
サプリで有名な会社ですが、コスメやスキンケアも多く手掛けているので、その経験を活かしたカラートリートメントといえるでしょう。
着色した染料を逃さないように、保湿成分でコーティングして色持ちもよくなっています。
もちろん使い心地にも目を向けており、いい香りがすると評判もいい感じです。
ナチュラルガーデン ソワニティー ヘアカラートリートメント 210g ¥3,300(税込)
ナチュラルガーデンのカラートリートメントは、3つのオイル成分でトリートメント効果を高めています。
グレイヘア移行中に髪のダメージがあっても、シャンプーとこのカラートリートメントでやり過ごせるでしょう。
保湿成分に加えて、ヒートアクティブ効果でより色持ちがよくなります。
グレイヘアに移行するまで頻繁に使うものだからこそ、髪がきれいになる成分ばかりで作られたカラートリートメントを選びたいところですね。
スヴェンソン レフィーネ ヘッドスパ トリートメントカラー 300g ¥3,667(税込)
スヴェンソンのカラートリートメントは、チャーガという成分でハリコシが出せます。
育毛成分として有名なので、髪がきれいに仕上がるだけでなく、ふんわりとした髪型にしたい人にも安心です。
もちろん、髪の保湿もコラーゲンやCMCが含まれています。
カラートリートメントとしての仕上がりも悪くありません。
ポンプ式なのも、使い勝手をよく考えて作られたカラートリートメントといえるでしょう。
ジョンソン・エンド・ジョンソン Dr.Ci Labo ヘアカラートリートメントスピード3 235g ¥3,520(税込)
Dr.Ci Laboのカラートリートメントは、髪が染まる時間が早いところがポイントです。
カラートリートメントの中には、放置時間が20分以上かかるものもあります。
しかし、Dr.Ci Laboのカラートリートメントは、3分で髪が染まるとされるほどかなり早いです。
またオイル成分と抗酸化作用成分で、頭皮も髪もしっかりケアしてくれるレベルの高さもポイントです。
取扱注意!カラートリートメントの正しい使い方!
カラートリートメントでグレイヘアに移行するためには、正しく使って白髪を染める必要があります。
間違えて使うと、生え際の白髪が染まらないだけでなく、サラサラの髪にならないなどの情報通りの仕上がりにはなりません。
買って損をしないためにも、カラートリートメントの正しい使い方をマスターしておきましょう。
手順1:シャンプーをして汚れを落とす
カラートリートメントを使う前に、シャンプーで皮脂などの汚れを落としておきましょう。
特に皮脂はカラートリートメントを弾く可能性があります。
髪がきれいにならないだけでなく、白髪が染まるのを邪魔するので、必ずシャンプーをしてから使うようにしてください。
手順2:しっかりタオルで水気を拭き取る
通常のトリートメントなら、濡れたところに使う人がほとんどでしょう。
ところが、カラートリートメントを使う時は、その前に髪についた水気をタオルで拭き取っておいてください。
水気が残っていると、白髪の染まりが悪くなってしまうからです。
しっかり髪に成分が付着しやすいように、水気を減らしてからカラートリートメントを使うように心がけましょう。
手順3:手袋をして髪の毛に付ける
カラートリートメントを使う時は、ビニール手袋を付けて髪につけるようにしましょう。
基本的にカラートリートメントは、全ての成分が髪内部に浸透するわけではありません。
特に染料のほとんどが表面に付着するので、手が染まってしまいます。
ビニール手袋を付けておくと、手が染まるだけでなく、爪の中まで色素が付着する心配がなくなるでしょう。
また、白髪を染めるためには、思ったよりも多めにカラートリートメントを付けてください。
根元は特に染まりにくいので、毛先よりも多めに付けるのがポイントです。
手順4:取説に記載されたとおりの時間だけ放置する
毛先までカラートリートメントを付けたら、付けたまま時間をおいておきましょう。
取扱説明書に書かれた時間よりも長めに放置すると、しっかり白髪が染まってくれます。
とはいえ、長く放置しすぎても効果は変わらないので、30分ほどがひとつの目安です。
手順5:色が出なくなるまで洗い流す
髪の毛に色素が浸透できていれば、あとは洗い流すだけです。
クリームがなくなるだけでなく、洗い流した水に色がついていない状態まで、丁寧に洗い流しましょう。
タオルや服についたら取れなくなるリスクがあるので、必要以上に丁寧に洗い流すと安心です。
さいごに
グレイヘアは、白髪を活かした髪型です。
白髪染めをやめないと、グレイヘアにすることはできません。
しかし白髪染めを辞めれば、根元の白髪が気になってしまう人が大半でしょう。
その白髪をカバーするために、グレイヘアの繋ぎとしてカラートリートメントを使ってみてください。
ビニール手袋を使えば、手で髪の毛に付けられます。
気軽にグレイヘアに移行できるので、白髪染めを辞めたい人は試す価値がある方法です。