サラツヤの髪、ふんわり香る髪、指通り滑らかな髪など女性にとって髪は命と言われるくらい大事なもので、常日頃理想の髪を手に入れたいと願っている方はとても多いものです。
理想の髪を手に入れるためのアイテムといえば最近話題のヘアオイル。
ヘアオイル はスタイリング、保湿、ダメージ補修など様ざまな効果が期待できる注目のアイテムです。
しかし最近ではあまりに多くのヘアオイルが出ており、どれを選べば良いか分からない方もいるのではないでしょうか。
今回は長年国内外の美容院で活躍してきた美容師がおすすめの人気ヘアオイルを紹介します。
この記事に登場する専門家
美容師
富田真衣
美容室Little銀座8年勤務。その後、カナダで美容師として活動。現在は日本でフリーランス美容師として活躍中。国内外で様々な髪質のお客様を見てきた美容師経験から、どんな髪質のお客様でも一人ひとりにあったおすすめのヘアオイルを提案することができる。
美容師から見たヘアオイルを使って欲しい人の特徴
髪のダメージに悩んでいる方
髪のパサつきや乾燥に悩んでいる方はぜひヘアオイルを使ってみてください。
カラーやパーマをすると、キューティクルがはがれたりめくれたりしてダメージを受け、髪の栄養分が流出してしまうことがあります。
それにより髪が乾燥し、枝毛や切れ毛ができてしまう原因になります。
ドライヤーやヘアアイロンの熱や紫外線も、パサつきや乾燥につながります。
パサつきなどの髪のダメージを軽減するには髪の保湿が大切です。ヘアオイルには髪を保湿してくれる効果のあるものもあります。
髪を上手に、きれいにスタイリングしたい方
スタイリングする際に髪が広がる、ハネるなど、まとまらないというお悩みをよく聞きます。
他にも、うねりが出る、根元がペタっとする、分け目がついてしまうというものもあります。
朝の髪のセットをもっと簡単にきれいにしたい方や髪の毛に綺麗なツヤを出したい方にヘアオイルはおすすめです。
美容院でも欠かせないヘアオイルが多くの女性に人気な理由 その効果と魅力
髪のダメージ対策のためのヘアオイル
ヘアオイルの一番効果的な使い方は、髪の保湿をしてダメージ対策をすることです。
また、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる役割もあります。
濡れた髪にもなじみやすく、手触りが良くなりツヤ感も出ます。
その使い勝手の良さと手軽さが人気の理由でしょう。
その日のヘアスタイルを決めるヘアオイル
一言でヘアオイルといってもその種類はたくさんあり、髪をしっとりさせてくれるものやツヤを出してくれるものなどその日の気分や髪の状態によって使い分けることができます。
最近では流行りのウェットな質感を出す髪のスタイリングにもぴったりなアイテムとしてもヘアオイルが人気です。
ヘアオイルの種類と成分
植物性ヘアオイル
ホホバオイル、アルガンオイル、椿油、オリーブ油などが代表的です。
特徴としては髪の内部に浸透しやすく、内部補修に向いています。
刺激が少ないため肌が敏感な人でも使え流のもポイントです。
天然由来成分100%のものは頭皮のマッサージにも使えるので頭皮のケアや全身にも使いたい人におすすめです。
動物性ヘアオイル
サメの肝油などから作られるスクワランや、ウマから得られる動物油脂の馬油が有名です。
肌なじみがよく、保湿力も優れているのが特徴です。
植物性よりも少し重めなので、しっとりまとまりのある髪にしたい人におすすめです。
鉱物性オイル
原料は石油で、精製して純度を高めたものを指します。
目で見てわかるしっかりとしたツヤや手触りのの良さが特徴です。
また、髪をコーティングしてくれる働きもあるので、外部からの刺激から守ってくれます。
髪のツヤが出にくい人や、髪の保護をしたい人におすすめです。
美容師が教える使う目的別の上手なヘアオイルのの選び方
おうちで活躍!保湿重視のヘアオイル
アルガンオイルやバオバブ種子油などの天然成分や、スクワランなどの保湿成分が入っていると保湿力が高くなるでしょう。
植物性オイルは天然成分のみで作られていれば毛穴に詰まることもなく、頭皮のマッサージにも使えます。
美容院でも使われているスタイリングのためのヘアオイル
美容院でスタイリングとして使うのは、手触りや質感がよくなるものが良いです。
天然由来の成分だけでなく鉱物系の成分がバランスよく入っているとツヤが出やすく使いやすいです。
シア脂やホホバオイル、シリコン油が程よく保湿してツヤを出してくれます。
美容師が厳選したおすすめヘアオイルの選定基準
天然由来の成分をベースにしているものは髪になじみやすく使いやすいです。
保湿目的なのか、スタイリングに使うのかによって選ぶ基準は変わりますが、肌が荒れやすかったりニキビができてしまう人は植物性のオイルがおすすめです。
安価なオイルはツヤが出るものもありますが、髪の補修効果はあまり期待できないため注意が必要です。
髪質改善やまとまり感が欲しい場合は保湿成分がしっかり入っているかを見てから選ぶと良いです。
美容師おすすめのヘアオイル20選
それでは、美容師がおすすめするヘアオイルを、その用途別に紹介していきます。
※以下商品は美容師個人の主観に基づいて選定されています。
髪をしっとりさせる保湿成分たっぷりのヘアオイル10選
1.ルベル イオ エッセンス スリーク 100 mL 2,200 円(税込)
ホホバエッセンス、アボカドオイルなど配合で、髪の内部から柔らかくしなやかな髪をつくってくれます。
紫外線やドライヤーの熱によるダメージから髪を守り保護するので、乾燥を防いでくれます。
2.LUTY ルーティー ヘアオイル 100g 3,850円(税込)
ゴールデンホホバオイル、シアバター、アルガンオイルなど26種類の天然由来成分配合で、くせやうねりなどの悩みを解消してくれるオイル。
しっとりするのにベタつかないテクスチャーも人気の理由のひとつです。
3.HABA(ハーバー)高品位 スクワラン 15 mL 1,540 円(税込)
防腐剤や界面活性剤、鉱物油不使用で全身に使えるオイル。
髪のパサつきをおさえてまとまりやすくしてくれます。
酸化する心配がなく、なじみもいいので使いやすいのが特徴です。
4.THREE スキャルプ&ヘア リファイニング トリートメント オイル 20 mL 3,300円 (税込)
美容成分と参加しにくい植物オイルが入っているのが特徴です。
キューティクルをなめらかに整えてくれ、サラサラの仕上がりに。
グリーンハーバルとシトラスの香りにも癒されます。
5.チャップアップ(CHAPUP) ヘアオイル ビオルチア 100 mL 3,200 円(税込)
アルガンオイルやスクワランなど20種類の美容成分配合でパサつきを抑えてくれるオイルです。
ドライヤーの熱で髪のくせやうねりをおさえてくれるので毎日のスタイリングを楽にしたい人におすすめです。
6.デミ パタゴニックオイル カテドラル スムース 100 mL 3,520円(税込)
軟毛でコシがない方におすすめのオイルです。
手触りを良くしてくれて、なめらかだけど重くない仕上がりに。
くせのある髪もまとまりやすくなります。
7.WELEDA(ヴェレダ) オーガニック ヘアオイル 50ml 2200円(税込)
ピーナツオイルや天然のエッセンシャルオイルが乾燥した髪にツヤやハリを与えてくれます。自然の成分でできているのでシャンプー前に頭皮マッサージをするのにも使えます。ローズマリーの香り。
8.モロッカンオイル トリートメント 25 mL 1760円(税込)
アルガンオイル配合の世界的にも有名なオイル。
保湿力に優れ、仕上がりのツヤも出ます。おさまりが良くサラサラな指どおりになるのでくせ毛や剛毛の人にもおすすめです。
9.ミルボン エルジューダ グレイスオン セラム 120 mL 3,080円 (税込)
毛髪補修成分のタンパク質、低刺激で保湿力の高いバオバブオイルを配合しておりしっとりまとまる髪に。
ドライヤーの熱から髪を守ってくれるのでドライ前につけると良いです。
10.ルベル モイ オイル レディアブソリュート 50 mL 2,860 円(税込)
自然由来成分100%、シリコンフリーで肌に優しいオイルです。
重くなく自然なウェット感を作れるのでボリュームを落としたくない人にもおすすめです。
朝のスタイリングはこれで決まり!ヘアオイル10選
1.ムコタ プロミルオイル 50 mL 1,980円(税込)
セサミンオイルをベースに16種類の天然由来オイルを配合。
髪のスタイリングの他に全身にも使えるトリートメントです。
毛先のパサつきをおさえながらウェット感を出してくれます。
2.ロレッタ プレミアムベースケアオイル 100 mL 4,180 円(税込)
バオバブオイル、ダマスクローズオイル配合で、しっとりとまとまりのある髪に導いてくれるオイルです。
サラッと香るローズの香りにも癒されます。
3.SHIRO サボン ヘアオイル 30 mL 3,300 円(税込)
自然由来成分が髪を保湿してくれて、スタイリングに使うとウェットな仕上がりを作ることができます。
名前の通り、透明感のある石けんの香りも特徴的です。
4.ジェノリス ピスタチオオイル 50ml / 1,650 円 100ml / 3,080 円 (税込)
ピスタチオ種子油、アマニ油など自然由来の成分が髪の質感を整えてくれてサラサラの指通りになります。
ベタつかないのでお出かけ前につけやすく、紫外線など外部のダメージから髪を守ってくれます。
5.ザ・プロダクト ヘアシャインセラム 50 mL 2,200円(税込)
紫外線や熱ダメージによる枝毛や切れ毛から髪を守ります。
スプレータイプでつけすぎる心配もありません。
重くならずにサラッとした髪に導いてくれるオイルです。ラベンダーの香り。
6.ウカヘアオイル レイニーウォーク 50 mL 4,400円(税込)
アサイーオイルやモリンガオイルなどの植物由来成分とアミノ酸成分が、まとまらない髪を補修しながら整えてくれます。
ハリ、コシ、ツヤ、うねりなどあらゆる悩みのある髪も扱いやすくなります。
ミントやシトラスの香りで雨の日もリフレッシュできます。
7.ディーセス エルジューダ サントリートメント セラム 120 mL 3,080円(税込)
SPF25、PA+++で髪を守ってくれるオイル。
お出かけ前につければ日中の紫外線を防げます。
ごわつきを抑えてなめらかな手触りにしてくれ、自然なツヤも出ます。
8.ダヴィネス オーセンティック オイル 140 mL 4,400円(税込)
天然の成分配合で、時間が経ってもしっとりまとまる髪に。伸びがよく使いやすいのも特徴です。
ベタっとせずにウェットな質感を作ることができます。
アロマの香りも良く、全身にも使えます。パッケージもおしゃれです。
9.ナプラ N. エヌドット シアオイル 150 mL 2,860円(税込)
人気のラインから出ているこちらのオイルはサラッとした軽いつけ心地とツヤ感が特徴です。
ペタッとしたくないけどはっきりとしたツヤが欲しい人向きです。
ボリュームも崩さないのでふんわり感もキープできます。
10.ナプラ N. ポリッシュオイル 30 mL 1,320円(税込)
メディアでも人気のオイルは、天然由来成分がたっぷり配合されていてしっとりするのが特徴です。
巻き髪のカールは落とさずにウェット感を出せるのでスタイリングの仕上げやまとめ髪をするときにもおすすめです。
美容師はどのようにヘアオイルを使っているのか
髪のダメージ補修のヘアオイルの使い方
使う量
肩下くらいの長さで1プッシュほどつけます。
ダメージが気になるようであれば少し多めにつけます。
使うタイミング
ドライヤーで乾かす前に毛先全体になじませます。
ハイダメージの場合、乾かした後も毛先に軽くつけます。
使う頻度
毎日使うことで摩擦や乾燥から髪を守り、きれいな状態を保つことができるのでおすすめです。
毎日使っていると習慣になってくるので、ドライヤーをかける際に忘れずにつけると良いでしょう。
スタイリングのためのヘアオイルの使い方
使う量
1プッシュほどを手のひら全体になじませて使います。
ウェット感を出したい場合はつけすぎないように少しづつ付け足すのがポイントです。
使うタイミング
朝、アイロンやコテでセットした後に使います。
また、ヘアアレンジする前につけてもOKです。
使う頻度
毎日使っても大丈夫です。
ヘアスタイルや髪の状態によって使うオイルを分けると良いです。
最後に
髪質によって合うヘアオイルや合わないヘアオイルは変わってくるので、自分にあったヘアオイルを見極め、自分がヘアオイルに何を求めたいのかを明確にすることが大切です。
私自身ががヘアオイルに一番求めることは、「ツヤが出るか」ですが、人によっては「保湿できるか」や「補修効果があるか」が一番求めることになるでしょう。
自分がどんな髪になりたいのかという目標を立てると、ヘアオイルに何を求めれば良いのかが明確になりますよ。
自分に合うものが見つかるまでいくつものヘアオイルを使ってみたり、実際に美容師に自分の髪質に合うものをお勧めしてもらうのもいいと思います。
ぜひ自分にあったものを見つけてさらさらツヤツヤヘアを実現してくださいね。