シャンプーを変えても、頭皮クレンジングをしても、頭皮の臭いやべたつきが治まらない・・・そんなお悩みを耳にします。
その臭いやべたつき、シャワーヘッドを変えることで解消できるかもしれません。
節水のためにシャワーヘッドを交換する方は多いと思いますが、実はシャワーヘッドを変えることで洗浄力、保湿力、保温力が変わります。
特に洗浄力に関しては、シャワーだけで肌に書いた油性マジックを落とせる商品も。
そのため頭皮に負担をかけずに、頭皮の汚れや余計な皮脂を落とすことが出来ます。
今回は美容師が選んだ、頭皮ケアに最適なシャワーヘッドを厳選してご紹介いたします。
美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
シャワーヘッドを変えるメリットは?
シャワーヘッドというのは、付け替えができます。
しかも現在のシャワーヘッドは、様々な機能が付いており、以下のようなメリットが感じられるでしょう。
- 節水ができてお得
- 手元でシャワーを止められて便利
- マイクロバブルや浄水機能で髪も頭皮もきれいになれる
通常のシャワーヘッドと比べて、水が出てくる穴の形状に違いがあります。
小さくなっているので、同じ時間使ったとしても、水の量があまり多くなりません。
その結果、水道代の節約になるでしょう。
また、シャワーヘッドの手元のところにスイッチが付いています。
そのおかげでシャワーを持ったまま水を止められるので、シャンプーをしていて周りが見えない時に便利です。
これらはあくまで一部のメリットでしかありません。
むしろ頭皮や髪をきれいにできるマイクロバブル機能、浄水機能には注目しておきましょう。
シャワーヘッドを変えると、頭皮や髪にどういいの?3つのメリット
シャワーヘッドを変えると、気軽に美容が楽しめます。
それは上記でも紹介した「マイクロバブル機能」や「浄水機能」が付いているからです。
特に以下のようなメリットが感じられるでしょう。
- 頭皮の刺激を最小限に抑えられる
- 毛穴の汚れが落としやすくなる
- 頭皮や髪の保湿ができる
つまり、シャワーヘッドを変えるだけで、髪や頭皮がきれいになるわけです。
気軽に美容を楽しみたい人こそ、シャワーヘッドを変えてみてください。
頭皮の刺激を最小限に抑えられる
シャワーヘッドには、浄水機能が付いたものが出てきています。
浄水機能とは、水に含まれる塩素をカットしてくれるもの。
塩素は、水が痛むのを抑える働きがあり、必要なものですが、頭皮や髪の負担になるのが大きな欠点です。
プールでも塩素は使われていますが、肌荒れを起こす人もいるくらい負担がかかります。
学校プールなどで使用される腰洗い槽の有効塩素濃度は50~100mg/lと定められているが,最近この塩素によるしっしん,肌荒れなどの発生とともに水着,体毛などの退色の問題が提起され,腰洗い槽を廃止する学校も出ている。
※引用:プール腰洗い槽の塩素処理水による水着の変退色より
しかし、浄水機能が付いたシャワーヘッドは、頭皮や髪に付く前に塩素をカットしてくれます。
もちろん、活性炭やビタミンCなどの負担が小さいものを使っているだけです。
特に不安にならずに使えるでしょう。
塩素が取り除かれたシャワーヘッドを使うと、特に頭皮に恩義を感じられます。
敏感肌で困っている人は、浄水機能のついたシャワーヘッドを変えてみてください。
毛穴の汚れが落としやすくなる
上記で紹介したように、現在のシャワーヘッドは、出てくる水の量は少なくなります。
それは水が出てくる穴が小さいからです。
小さい穴があるおかげで、マイクロバブルというかなり小さい水が出せます。
その大きさは、1~100マイクロメートル。
通常のシャワーヘッドから出る水よりも小さいのがわかるでしょう。
また、1マイクロメートルより小さい水なら、毛穴よりも小さくなります。
通常のシャンプーだけでは落とせない汚れも浮かせられるでしょう。
毛穴に残った皮脂が酸化すると、臭いの原因にもなるため、臭いの予防までできるわけですね。
加齢臭が気になる人も、シャワーヘッドを変えてみる価値はあります。
頭皮や髪の保湿ができる
シャワーヘッドから出る水が小さいと、保湿効果まであります。
通常のシャワーヘッドだと、髪や頭皮の表面に付いたら水が流れ落ちるのは当たり前の話です。
それが中まで浸透できれば、水分が留まってくれるため、仕上がりに違いが出てくれるでしょう。
頭皮や髪が乾燥しがちな人は要チェックです。
前後比較では水道水シャワーの角層水分量はシャワー後に有意に増加したが、30分後にもとに戻り有意差は得られなかった。一方、UFBシャワーはすべての測定時点で有意に増加した。群間比較では水道水シャワーと比較し、シャワー後の15分、30分の測定点でUFBシャワーの角層水分量が有意に多かった。
※引用:ウルトラファインバブルを含むシャワーの角層水分量・保湿への影響より
頭皮や髪のお悩み別・シャワーヘッドの選び方は?
シャワーヘッドといっても、様々な種類があります。
その中でも、頭皮や髪の悩みに応えられるシャワーヘッドを選んでみてください。
- マイクロバブル⇒肌や髪がきれいになる
- 浄水機能⇒ダメージ軽減
大きく分けて2つです。
これらの機能が付いたシャワーヘッドだと、頭皮や髪に変化が感じられます。
髪や頭皮をきれいにしたい:マイクロバブル機能を選ぶ
まず、髪や頭皮をきれいにしたい人は、マイクロバブル機能が付いたシャワーヘッドを選びましょう。
通常のシャンプーだけでは、毛穴の汚れは落ちないものも多くあります。
それはシャワーの水が毛穴まで届いていないからです。
マイクロバブル機能が付いたシャワーヘッドなら、汚れを浮かせて頭皮や髪をきれいにできます。
毛穴に汚れが残っていれば、酸化によって起こる臭いだけでなく、炎症まで起きてしまうかもしれません。
髪の毛の汚れが残っていると、汚れがより付きやすくなります。
汚れがつきやすくなってしまう原因のひとつを、毛髪上に広がる皮脂や、使用するヘアケア製品に含まれる油剤と考え、これを制御しています。
※引用:花王より
髪の汚れが落ちないままベッドで横になるなどして寝てしまうと、摩擦によってダメージがひどくなります。
もちろん皮脂などの脂汚れがあれば、酸化によってパサつきがひどくなる可能性もゼロではありません。
マイクロバブル機能が付いたシャワーヘッドを使えば、しっかり汚れが浮かせられます。
シャンプーの泡立ちがよくなるので、シャンプーの時に起こる摩擦も抑えられるでしょう。
頭皮の抑えたい:浄水機能
頭皮や髪をきれいにするなら、浄水機能が付いたシャワーヘッドを使うのもおすすめです。
塩素は頭皮や髪に付いたら、たんぱく質を破壊すると言われています。
残留塩素の影響を見る為、浸漬時間の異なる残留塩素水に毛髪を浸しておく暴露試験を実施したものです。左側に比べ、浸漬時間が長い右側の方が表面のキューティクルの剥離状態が大きいことが分かります。
※引用:一般社団法人 浄水器協会より
せっかくきれいにした頭皮や髪がダメージで傷ついたら、ケアしていた時間がもったいないと感じる人もいるでしょう。
少しでもダメージを抑えて、シャンプーやトリートメントの効果を下げたくないと感じる人は、浄水機能のついたシャワーヘッドを試してみてください。
美容師が選んだ!頭皮や髪におすすめのシャワーヘッド5選
ベストなのは、マイクロバブル機能と浄水機能の両方が付いたタイプになります。
髪の毛や頭皮の汚れを落としつつ、塩素のダメージまで抑えられるからです。
ただし、2つの機能を合わせ持ったシャワーヘッドはあまりありません。
そこで、シャワーヘッドを選ぶのなら、マイクロバブル機能の付いたものを選ぶのも無難です。
メリットが感じやすく、髪の毛や頭皮の状態の変化に気付きやすくなりますよ。
MTG リファファインバブル ピュア ¥30,000(税込)
リファのシャワーヘッドは、マイクロバブル機能と浄水機能の両方が付いています。
その割に30,000円と比較的安く、美容に力を入れようと考えている人におすすめのシャワーヘッドといえるでしょう。
じつは、リファのシャワーヘッドをおすすめしているのは。マイクロバブルよりも小さい水が出るからです。
マイクロバブルが1~100マイクロメートルだと紹介しました。
リファのシャワーヘッドは、それよりも小さいウルトラファインバブル。
1マイクロメートルよりも小さいので、毛穴の汚れだけでなく保湿効果も期待できます。
これだけ小さい水が出るので節水効果までついており、水道代まで節約可能。
長く使えば使うほど、リファのシャワーヘッドを買ったお金の元は取れてしまいます。
サイエンス ミラブルplus ¥44,990円(税込)
より質が高いシャワーヘッドを探しているのなら、ミラブルplusがおすすめです。
マイクロバブルよりも小さいウルトラマイクロバブルだけでなく、浄水機能もついています。
それだけだとリファのシャワーヘッドと同じだと思う人もいるでしょう。
じつはミラブルplusは、さらにトルネードミスト方式を使っている点が大きな違いです。
シャワーから出る水の流れが独特で、汚れがより落ちやすくなっています。
- ストレート水流:全身を洗い流す
- ミスト水流:顔や髪の毛を洗い流す
また、水の出方にもこだわりがあり、ストレート水流とミスト水流の2種類用意されている点にも注目しましょう。
洗い流す場所によって使い分けができるので、効率よく体や頭を洗い流せてしまいますよ。
MYTREX HIHO FINE BUBBLE ¥23,980(税込)
MYTREX HIHO FINE BUBBLEは、ウルトラファインバブルの数が圧倒的です。
ウルトラファインバブルが、最大で2億7000万個も出るように作られています。
また、ウルトラファインバブルの大きさが、0.92マイクロメートルとかなり小さいものが出せる点もポイントです。
洗浄と保湿の効果が欲しい時には、MYTREX HIHO FINE BUBBLEを選びましょう。
もちろん、ストレートからミスト、その中間の出方まで、3種類の切り替えモードまで付いています。
浄水機能が付いていない分、価格としては安めです。
敏感肌ではなく、頭皮に自信がある人は、MYTREX HIHO FINE BUBBLEを試してみてください。
もちろん節水機能も付いているので、長く使えば元は取れますよ。
アデランス シャワーヘッド CRESKA(クレスカ)¥30,470(税込)
薄毛の知識が豊富なアデランスも、シャワーヘッドを作っています。
クレスカは、頭皮の汚れを落とすのに特化しており、ウルトラファインバブルを採用。
0.93マイクロメートルの水が出るので、毛穴の汚れもきれいに落とせます。
また、ジェット水流モードを使えば、頭皮に適度な刺激を与えられます。
血行を良くできるので、シャンプーなどを洗い流しながら頭皮マッサージをしているイメージですね。
血行促進はスカルプケアとしては大事なポイント。
頭皮のことを考えると、アデランスのシャワーヘッドは候補として有力です。
しかも、手元にあるボタンを押すだけで、シャワーの出方が変わります。
この手軽さも他のシャワーヘッドにはないポイントです。
タカギ キモチイイ浄水シャワピタ ¥5,489(税込)
マイクロバブルよりも、浄水機能がいい人や価格を抑えたい人は、タカギのキモチイイ浄水シャワピタがおすすめです。
10,000円の半額ほどで浄水機能が付いているからです。
しかも、手元に水を止めるボタンが付いています。
使い勝手もいいので、コスパがいいシャワーヘッドといえるでしょう。
ちなみに、浄水をするためのフィルターは4,000L分も使えます。
極端に多く使わなければ2か月ほどは持つので、頻繁に付け替えるのが面倒な人も安心ですね。
シャワーヘッドが変われば、どのような体験ができるのか気になる人は、まずタカギのシャワーヘッドを試してみてください。
メンテナンスは必要?シャワーヘッドを変えるデメリットはある?
シャワーヘッドを変えるメリットはありますが、人によってはデメリットを感じる時もあります。
マイクロバブル機能や節水機能が付いたものだと、以下のようなデメリットがあるのを覚えておきましょう。
- 水圧が弱い
- お湯が出にくい
- いつもより冷たく感じる
じつは、マイクロバブル機能は水の量がいつもより少なくなります。
そのため、頭皮や髪を洗い流す時に、いつもより物足りないと感じる人がゼロではありません。
また、浄水機能が付いたシャワーヘッドだと、ランニングコストがかかります。
定期的にフィルターを交換する手間がかかるので、面倒だと感じる人は要注意です。
さいごに
現在のシャワーヘッドは、様々な機能が付いています。
頭皮や髪の毛をきれいにできるので、目的に合ったシャワーヘッドを選びましょう。
敏感肌で頭皮がよく荒れるのなら、浄水機能。美容に力を入れたいのなら、マイクロバブル機能は必須です。
節水までできるので、長く使い続ける予定なら、シャワーヘッドの元が取れるほどお得になります。
気になっているのなら、早めに試してみてくださいね。