「正しいシャンプーの仕方ってどうやるの?」
「トリートメントの効果を最大限発揮させる方法は?」
と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、 正しいシャンプーとトリートメントの方法について詳しく解説していきます。
Kei
シャンプートリートメント研究家。
現役毛髪診断士。大学院修士、大手メーカー製品開発を経て現在はフリーで活躍中。店頭販売員の経験もあり。男性の薄毛対策やシャンプーの選び方などについて発信しています。おすすめのクリームシャンプーならお任せあれ。
Shampoo_Kei (@ShampooR2) | Twitter
正しい髪の毛の洗い方
1. ブラッシング
2. お湯で洗う
3. シャンプーをする
4. 洗い流す
ブラッシング
まず、髪が乾いている状態でブラッシングを行います。
ブラッシングをすることで、髪についたホコリやゴミを落とすことができます。
濡れた髪にブラッシングをすることは、髪にダメージを与えることに繋がるので、注意しましょう。
お湯で洗う
お湯で頭皮と髪を洗い流します。
お湯の温度は40度前後がおすすめです。
40度後半から50度くらいの熱いお湯だと頭皮に負担がかかってしまいます。
片手でシャワーヘッドを持ち、もう片方の手で頭皮を触ってたっぷりのお湯で洗うようにしましょう。
お湯でしっかり洗い流すことで、スタイリング剤を落とすことや、キューティクルを開きシャンプーとトリートメントの浸透を良くすることができます。
また、水を含んだ髪の方が、シャンプーの泡立ちもよくなるので、洗いやすくなります。
シャンプーをする
まず、手のひらに適量のシャンプーを取りましょう。
どれくらいが適量かは髪の長さによって異なります。
例えば、ロングヘアーの人は、1回あたり8ml~10mlが理想的です。
ポンプシャンプーだと3プッシュ分が目安です。
そして、手のひらで泡立てましょう。
泡立てることで、髪同士の摩擦を軽減することができます。
その泡を頭皮につけて、頭皮から洗います。
2~3分ほどかけて、指の腹で頭皮を指圧しながら洗うことがおすすめです。
頭皮マッサージを取り入れることで、頭皮の血流を良くし、ハリのある髪に成長を促進することができます。
そのとき爪を立てないように気をつけましょう。
洗い流す
30秒~1分かけて、地肌からしっかり洗い流しましょう。
シャンプーの流し残しは、フケやかゆみの炎症に繋がります。
髪が長い場合には、1分以上シャンプーの水で洗い流した方が良いです。
泡が全部落ちたと思ってから10秒くらい余計にしておくと安心です。
また、シャンプーは夜にすることがおすすめです。
朝に洗髪を行うと、頭皮を守る働きをする皮脂の量が少なくなり、紫外線によるダメージを受けやすくなります。
カラーやパーマの施術を受けたあとの洗髪の仕方は?
染めた日は洗髪せず、2日目から髪を洗うようにしましょう。
カラー直後は、お湯で洗い流す時間は短いほうが良いです。
具体的には、染めてから1週間くらいは、髪の根元にお湯を当てるようにして、効率よく頭を洗うことがおすすめです。
パーマの施術を受けた日も同様にその日は洗髪せず、2日目から髪を洗うようにしましょう。
パーマをかけてから、5日間くらいは特に優しくシャンプーをすることを心がけると良いです。
正しいトリートメントの仕方
1. トリートメントを塗布する
2. 4~5分放置する
3. 洗い流す
トリートメントを塗布する
まず、トリートメントを適量手にとります。
トリートメントは髪にのみつけて、頭皮につかないようにすることがポイントです。
頭皮についてしまうと、頭皮がべたつくようになったり、炎症を起こしてしまったりします。
また、特にダメージが蓄積している中間部から毛先を中心にトリートメントを塗布することがおすすめです。
髪が薄い人やショートヘアの方はトリートメントのつけすぎに注意しましょう。
トリートメントには保湿効果があるので、つけすぎるとぺったりとした仕上がりになります。
ボリュームアップをしたい際は、あえてトリートメントをしないという選択もあります。
4~5分放置する
トリートメントを塗布したあとは、しっかり髪に浸透するように4~5分放置しましょう。
しっかり浸透させることで、トリートメントの効果を最大化させることができます。
時短をしたい方には、この間に身体を洗っておくことをおすすめします。
洗い流す
そのあと、しっかりトリートメントを洗い流しましょう。
トリートメントの流し残しは、髪のべたつきの原因となります。
また、肌にトリートメントがついたままになることを防ぐために、身体もしっかり洗い流しましょう。
インバストリートメントとアウトバストリートメントは両方使った方が良い?
インバストリートメントとアウトバストリートメントは異なる働きをするので、両方使うことはおすすめできます。
インバストリートメントには、髪の内部に栄養を補給する作用があります。
アウトバストリートメントには、外部のダメージから髪を守る作用があります。
そのため、2種類のトリートメントを併用することで、髪の内側と外側をしっかりケアすることができます。
インバストリートメントは、シャンプー後に使い、アウトバストリートメントは、髪を乾かす前に使います。
シャンプーやトリートメントをするときに気をつけるべきこと
1. トリートメントを塗布する前に髪の水気を切る
2. トリートメントは頭皮にはつけない
3. 洗い流しをしっかり行う
トリートメントを塗布する前に髪の水気を切る
トリートメントを塗布するまえに、髪を軽く握ってきゅっきゅっとして水を落としましょう。
きつく絞ることは、髪へのダメージに繋がります。
シャンプーが終わったあとに、タオルを使って水分を吸収することもおすすめです。
トリートメントは頭皮にはつけない
トリートメントは、頭皮につけないように気をつけましょう。
頭皮にトリートメントがつくことは、頭皮の炎症につながりかねません。
トリートメントを塗布するときには、髪の毛の中間から毛先につけるようにしましょう。
洗い流しをしっかり行う
シャンプー後やトリートメント後にしっかりと洗い流すようにしましょう。
具体的には、耳の後ろが流し残しが多い部位として挙げられます。
そのため、洗い流したあとにぬめりが残っていないか触って確認することがおすすめです。
さいごに
今回は、正しい髪の洗い方、トリートメントの仕方などについて紹介しました。
気をつけるべきポイントがたくさんあるので、実践しやすいところから取り入れていくことがおすすめです。