頭皮に痛みやかゆみのあるニキビができて、悩んでいる方は少なくないでしょう。
頭皮ニキビは、髪の毛に隠れて見えないとはいえ、繰り返しできるのは何らかの原因があります。
頭皮ニキビのケアや予防は、シャンプーでできるのでしょうか?
頭皮ニキビができる原因や対策も解説しながら、頭皮ニキビにおすすめのシャンプー15選を紹介します。
記事で紹介する商品を参考にしながら、自分に合ったシャンプーを選びましょう。
日本化粧品検定1級、サプリメントアドバイザー / webライター
辻 チャコ
【得意分野】美容全般、化粧品、美容、ヘアケア、健康、ダイエット
【経歴】広告代理店・営業職を経てフリーランスのコピーライターへ。双子の母でもあり、歌手活動も行う美容ライター。
シャンプーで頭皮のニキビはケアできる?
ニキビができる仕組みは顔も頭皮も同じで、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まることで起こります。
そのため皮脂腺が発達した箇所にできやすく、頭皮は身体の中でも皮脂腺が発達した場所なのでニキビができやすいのです。
毛穴が詰まることが主な原因なので、シャンプー剤やシャンプーのやり方が原因のこともあります。
逆に言えば、シャンプーを見直すことによって頭皮ニキビをケアすることも可能です。
頭皮ニキビケア用に有効成分を配合したシャンプーもありますので、頭皮ニキビがなかなか治らなくて悩んでいるなら、今使っているシャンプーを見直してみましょう。
頭皮ニキビをケアするシャンプーの選び方
頭皮ニキビをケアするには、どのようなシャンプーを選べばよいのか説明します。
配合されている有効成分を確認する
頭皮ニキビをケアするには、有効成分が配合されているかどうか確認しましょう。
ニキビの炎症を抑えてくれる「グリチルリチン酸ジカリウム」、抗菌成分の「ミコナゾール」「オクトピロックス」もおすすめです。
また、頭皮ニキビには乾燥も大敵なので、保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、グリセリンといった成分が配合されていると良いでしょう。
シリコンの有無を確認する
シリコンは毛髪の表面をコーティングして髪をさらさらにしてくれる成分です。
しかしながら、成分が残りやすいという特徴があるため毛穴を詰まらせやすい成分でもあります。
頭皮ニキビが気になっている場合には、シリコン入りのシャンプーは避け、ノンシリコンシャンプーを使うようにしましょう。
またノンシリコンシャンプーは皮脂でベタつく場合にもさっぱり洗えます。
洗浄力の強さを確認する
頭皮ニキビができやすい方は、皮脂が過剰に分泌している状態と言えます。
通常は頭皮にやさしい洗浄力が低めのシャンプーがおすすめですが、頭皮ニキビのケアには洗浄力が強めの石けん系シャンプーがおすすめです。
ただし、洗浄力が強いシャンプーはカラーやパーマが取れやすい、きしみやすいというデメリットもあるので、洗浄力が中程度のアミノ酸系シャンプーなら髪の質もキープできるでしょう。
価格帯を確認する
シャンプーで頭皮ニキビをケアするなら、最低でも3ヶ月程度は使い続けることで効果が期待できます。
そのためあまりに高価なシャンプーだと、継続できない可能性があります。
使い続けられる価格帯のシャンプーであるかどうか、確認しましょう。
頭皮ニキビにおすすめのシャンプー15選
頭皮ニキビ対策におすすめのシャンプーを紹介します。選び方で上げたポイントを踏まえながら、自分に合ったシャンプーを探してみてください。
1.ラスティーク ディープセラムシャンプー リペア 250ml 1,980円(税込)
ラスティーク ディープセラムシャンプー リペアは新開発の「デュアルリペア」により、髪内部にはセラキュート-Vが、髪表面には加水分解ケラチンが働きかけ、徹底補修を実現したシャンプーです。
洗浄成分もこだわっており、アミノ酸系の低刺激な洗浄成分で頭皮環境を整えつつ、濃密コラーゲン成分を配合し洗浄力もしっかりキープしています。
さらに、配合している水分は「ヒアルロン酸」「リピジュア」「セラミド」「プラセンタ」「真珠エキス」などのスキンケア由来の美容成分を、油分は「アルガンオイル」「椿オイル」などの100%天然由来のものを贅沢配合しているので、まるで美容液で髪を洗ったかのような気持ちになります。
その上、安心して使ってもらえるように、「シリコンフリー」「サルフェートフリー」「着色料フリー」「鉱物油フリー」「紫外線吸収剤フリー」の5Freeにこだわっているので、髪をいたわりたい方にお勧めのシャンプーです。
今なら公式サイトからトリートメントとセットで75%OFFの1,980円で購入できます。ぜひお試しください。
2.ORBIS Mr.(オルビス ミスター) ヘアケア 380ml 1,100円(セットのため半額して算出・税込)
ORBIS Mr.(オルビス ミスター) ヘアケアは、世代を問わずおすすめのノンシリコンシャンプーです。
男性は汗や余分な皮脂に加え、ワックスやヘアスプレーなど性質が異なる汚れがたまりやすい環境ですが、ラウリルグルコシド、ラウリン酸ポリグリセリル-10という保湿効果に優れた洗浄成分が、皮脂、スタイリング剤など複合的な汚れを落とします。
加えて、グリチルリチン酸2K(甘草由来成分)、アルテロモナス発酵エキス、イワベンケイ根エキスなどが、潤いを与え頭皮環境を整えてくれます。
頭皮環境が整うことで、乾燥によるフケやかゆみ、頭皮のべたつきも抑えてくれます。
またセットのコンディショナーにはPPG-3カプリリルエーテルが配合されており、毛髪の水分・油分を保ち、髪をまとまりやすく整えて、スタイリングしやすい髪へ導きます。
汚れや余分な皮脂をすっきりと落とし、髪の水分・油分のバランスを整えることで、髪がスタイリングしやすくなります。
髪のクセや広がり、寝ぐせやうねりが気になる方はもちろん、スタイリングが苦手な方、朝の身だしなみに時間がかけられない人にもおすすめです。
今なら公式サイトから1,100円(コンディショナーとセットで約30%OFF2,200円)で購入できます。使い切りのパウチが各3回分もついてくるので、ぜひお試しください。
3.THE SILK スカルプシャンプー リペア
おすすめの配合成分
・メリタン
・ヘマティン
・ヒト幹細胞エキス
THE SILK スカルプシャンプー リペアは、アミノ酸系洗浄成分・ベタイン系洗浄成分・コラーゲン由来洗浄成分が洗浄成分のベースとなっているシャンプーです。
白髪ケア成分としておすすめの、メリタン、ヘマティンに加えて、再生医療分野で話題のヒト幹細胞が使用されていることが特徴的です。
メリタンは髪を黒くするメラニン色素を活性化させる効果、ヘマティンは髪を黒くする色素細胞の老化を防ぐ効果がそれぞれ期待できます。
他にもヒアルロン酸、プラセンタ、セラミドなどの保湿成分が髪内部に浸透するため、痛みが気になる方はもちろん、ハリ・コシが気になる方にもおすすめです。
加えて抗炎症効果や血行促進効果が期待できるグリチルリチン酸ジカリウム(カンゾウ根エキス)が使用されているため、頭皮環境を整えてくれます。
白髪ケアはもちろん、ハリ・コシ、髪の痛みが気になる方にもおすすめのマルチな1本と言えるシャンプーです。
今なら公式サイトから、トリートメントとセットで75%OFFの1,980円で購入できます。ぜひお試しください。
4. ベルタ ベルタスカルプシャンプー
豊かな泡立ちで泡パックができ、毛穴の奥の汚れまで取り除いてくれるシャンプーです。
98%が美容液成分で、頭皮や毛髪にうるおいを与えて補修してくれるヘマチンやアシタ葉エキスを配合。
コンディショナーも不要の1本7約のオールインワンシャンプーです。
主な 成分 | ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、アシタ葉エキス、スギナエキス、ヘマチン |
価格 | 初回限定:2,178円(税込) |
内容量 | 300ml |
5. tellas b.ris 炭酸クリームシャンプー
炭酸を含んだ濃厚なクリームのような泡が、毛穴の汚れをすっきり落としてくれます。
泡の状態で出てくるので、泡立てる必要もなくしっかり頭皮に届き、必要な皮脂は残しながら汚れと余分な皮脂を取り除きます。
20種類以上の美容成分を配合し、うるおいとツヤのある髪へ導きます。
主な 成分 | マヨラナ葉エキス、アシタバ葉/茎エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、オカニナバラ果実エキス、セージ葉エキス |
価格 | 1,980円(税込) |
内容量 | 200ml |
6. AFC 薬用アミノ酸 シャンプー 爽快柑
生薬・甘草由来の有効成分、グリチルリチン酸ジカリウムを配合した薬用シャンプーです。
有効成分が頭皮の炎症を抑え、フケやかゆみ、汗臭も防ぎます。
ノンシリコンなのですっきりと洗い上げますが、リンスは必要ありません。
主な 成分 | グリチルリチン酸ジカリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、濃グリセリン |
価格 | 1,000円(税込) |
内容量 | 150ml |
7. 第一三共ヘルスケア
MINON ミノン薬用ヘアシャンプー
植物性アミノ酸系洗浄成分で、低刺激・弱酸性の薬用シャンプーです。
マイルドな洗浄力で頭皮のうるおいを守りながら洗い、毛髪や頭皮をしっかりと清浄に保ってくれます。
有効成分にグリチルリチン酸2Kを配合し、かゆみやフケなど頭皮トラブルを予防します。
主な 成分 | ラウロイルメチル-β-アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液、ヤシ油脂肪酸ジエタノール |
価格 | 814円(税込) |
内容量 | 450ml |
8. 花王 キュレル泡シャンプー
植物由来の有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合した医薬部外品です。
頭皮のうるおいを守りながら、マイルドな洗浄力でしっかり皮脂や汚れを落とします。
ポンプを押すだけでやわらかな泡が出てくるポンプ式。乾燥性敏感肌にも配慮しています。
主な 成分 | ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、ヒマワリ油-2、ユーカリ油、ミリスチルアルコール、コハク酸、DL-リンゴ酸 |
価格 | 1,540円(税込) |
内容量 | 480ml |
9. 資生堂 ベネフィークシャンプー I
頭皮ニキビができにくいように配慮されたシャンプーです。
豊かな泡立ちで、毛穴や髪の汚れをすばやく落とします。
高級アルコール系の洗浄成分ですが、低刺激に抑える成分も配合。
すっきり洗い上げるノンシリコンですが、丁寧に洗い流しましょう。
主な 成分 | イチョウ葉エキス、ワイルドタイムエキス、キイチゴエキス、ポリクオタニウム-11、EDTA-2Na、クエン酸 |
価格 | 3,300円(税込) |
内容量 | 450ml |
10. ジェイピーエスラボ
FUN AZUM モイスト&ダメージリペア シャンプー
植物由来で低刺激なのに高い洗浄力の兼ね備えた洗浄成分が、リッチな弾力泡で頭皮や髪をスッキリと洗い上げます。
生分解性に優れているので、人にも地球にも優しい洗浄成分。
独自開発のプラチナセラミドが髪を内部から補修してうるおいのある髪へ導きます。
主な 成分 | フユムシナツクサタケエキス、オタネニンジン根エキス、アマチャヅル葉エキス、カンゾウ根エキス |
価格 | 1,595円(税込) |
内容量 | 480ml |
11. テクノエイト oggi otto インプレッシブPPTセラムSS
ダメージのある髪やクセ毛、細い毛などに対応する、高濃度美容成分を配合したこだわりのオーガニックシャンプー。
ノンシリコン、アミノ酸洗浄成分でマイルドながら汚れはしっかり落としてくれます。
高い補修効果のあるPPT成分もふんだんに配合されて、ダメージをケアします。
主な 成分 | グレープフルーツ果皮油、イランイラン花油、ニオイテンジクアオイ油、バニラ果実エキス、ゴマタンパクPG |
価格 | 3,850円(税込) |
内容量 | 250ml |
12. クラシエ
いち髪ナチュラルケアセレクト モイストシャンプー
厳選した和草エキスを配合した、天然由来成分90%以上のシャンプー。
敏感な肌にも考慮したマイルドなアミノ酸系洗浄成分で、ノンシリコンです。
合成着色料フリー、サルフェートフリーで、香料も天然由来100%の香料のみを贅沢に使用しています。
主な 成分 | ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、PPG-2コカミド、コメヌカエキス、ツバキ種子エキス、ユズ果実エキス |
価格 | 3,180円(税込) |
内容量 | 480ml |
13. ちふれ化粧品 ちふれ アミノシャンプー
アミノ酸洗浄成分と、シルクからつくられた洗浄成分で、頭皮と毛髪を刺激から守りながらやさしく洗い上げます。
クリームのような泡立ちで、シャンプー時の摩擦からもダメージを防ぎ、ノンシリコンで頭皮に成分が残りにくいのが特徴。
ラベンダー油の香りで癒されます。
主な成分 | ポリクオタニウム、ポリクオタニウム、油性エモリエント成分、ラベンダー油 |
価格 | 660円(税込) |
内容量 | 200ml |
14. コーセー Jelaime アミノ シュープリーム シャンプー
カシミアモイストグロス
浸透性の高い保水・補修型アミノ酸「エクトイン」を配合し、ダメージと乾燥の両方を一度にケアできるシャンプーです。
さらにモイストサージエッセンスとエクストラボタニカルで保湿力をアップし、うるおいのあるまとまった髪へ。
天然香料のローズ&ジャスミンが上品に香ります。
主な 成分 | ココアンホ酢酸Na、グリセリン、アスパラギン酸、アマモエキス、エクトイン、ハマナス花エキス |
価格 | 1,320円(税込) |
内容量 | 500ml |
15. アミノマスター モイストリッチシャンプー
なめらかな泡立ちで高い保湿力のあるアミノ酸系洗浄成分100%のシャンプーです。
シャンプーのみでもゴワついた髪が指通りよくまとまった髪に仕上がります。
髪の主要成分である生ケラチン、加水分解ケラチンをW配合して髪を内側から補修。
補修成分CMCも配合でダメージヘアをケアします。
主な 成分 | ハチミツエキス、ハチミツ、ヤシ油、白金、オウゴン根エキス、ワレモコウエキス、カンゾウ根エキス |
価格 | 2,750円(税込) |
内容量 | 500ml |
頭皮にニキビができてしまう原因
頭皮にニキビができる原因はいくつか考えられます。
原因となるものをあげるので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
シャンプーなどのヘアケア商品が合っていない
頭皮ニキビは、毛穴に皮脂が詰まったものにアクネ菌が繁殖して炎症を起こすとできてしまいます。
皮脂を洗い流したいからと、強すぎる洗浄力のシャンプーを使っていると、頭皮の乾燥をまねき逆に皮脂の過剰分泌に繋がることも。
自分の肌タイプに合わないシャンプーを使っていると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌され、結果的に頭皮ニキビの原因となってしまいます。
シャンプー以外に髪につけるヘアケア製品も同様に、肌タイプに合っていないと頭皮ニキビをまねきます。
シャンプーが適切にできていない
頭皮ニキビのケアには、頭皮を清潔にすることが不可欠ですが、洗いすぎは禁物です。
1日1回以上のシャンプーや洗浄力の強すぎるシャンプーは、皮脂を取り過ぎてかえって皮脂の過剰分泌をまねくため、シャンプーは1日1回までにしましょう。
また、すすぎが十分でないとシャンプーの成分が頭皮に残ってしまい、それが毛穴に詰まってニキビの原因になります。
すすぎは十分に行いましょう。
食事の栄養バランスが悪い
皮脂の過剰分泌を引き起こすのは、油っぽいものやスイーツを過剰に摂るような偏った食生活です。
頭皮も新陳代謝していますから、適切な栄養を摂取することが大切。
特にビタミンCや皮脂分泌をコントロールしてくれるビタミンB2、B6を意識して摂りましょう。
生活習慣が乱れている
頭皮の皮脂バランスを正常に保つためには、頭皮を含めた皮膚を健康に保つ必要があります。
睡眠不足が続いたり、起床時間・就寝時間がバラバラだったりすると、生活習慣が乱れて自律神経も乱れます。
すると、睡眠中に分泌されるはずの成長ホルモンが分泌されず、肌のターンオーバーを乱してしまうのです。
ターンオーバーが乱れると剥がれ落ちるはずの角質が頭皮に溜まるので、それが毛穴に詰まり頭皮ニキビとなってしまいます。
頭皮ニキビの対策方法
頭皮ニキビの原因がわかれば、それに合った対策ができます。
それぞれの対策方法を紹介します。
頭皮に合ったシャンプーを選ぶ
自分の頭皮タイプに合ったシャンプーを選ぶことが、頭皮ニキビ対策に有効です。
例えば、頭皮がベタつくから皮脂が過剰に出ていることを気にして、洗浄力の強いシャンプーで洗っていた場合、逆に皮脂の取りすぎで乾燥をまねき、過剰に皮脂分泌している可能性があります。
一度シャンプーを見直してみて、頭皮に合ったシャンプーを選ぶようにしましょう。
毛穴に詰まりやすいシリコン入りシャンプーを避け、抗炎症作用のある有効成分配合の薬用シャンプーを選ぶのもおすすめです。
正しくシャンプーをする
シャンプーの回数が多すぎたり、すすぎが不十分だと頭皮ニキビの原因となります。
そのため、正しいシャンプーの仕方を覚えて、毎日ケアしましょう。
頭皮ニキビをケアするシャンプーのポイントは、後の項で詳しく説明します。
食事の栄養バランスを見直す
コンビニ弁当や外食が多い、よく揚げ物やスナック菓子、スイーツを食べるという場合には、食生活を見直してみましょう。
栄養バランスを考えた、油分と糖分控えめの食事が最適です。
自分で栄養バランスを考えるのが大変であれば、いくつか小鉢のついた和定食を心がけ、パスタや丼物ではなく幕の内弁当を選ぶようにすると改善されます。
生活習慣を改善する
慢性的な睡眠不足や食生活の乱れは、頭皮ニキビを悪化させるだけでなく全身の健康状態にもよくありません。
生活習慣を見直し、できることから始めてみましょう。
中でも睡眠の質を上げることは、頭皮環境を良くするのに役立ちます。
決まった時間に寝起きして、朝起きたら朝日を浴びるようにすると、夜しっかり眠れるようになります。
入眠して最初の3時間に深い睡眠ができれば、成長ホルモンが分泌されて肌の状態も改善されることが期待できます。
なにより、毎朝スッキリ目覚め、ストレスが軽減するのでぜひ取り組んでみてください。
頭皮ニキビをケアするシャンプーのポイント
頭皮ニキビのケアにはシャンプーが重要なカギを握っています。
正しくシャンプーをすることが大切なので、ポイントを押さえてしっかりケアしましょう。
予洗を丁寧に行う
頭皮ニキビをケアするには、毛穴の汚れまでしっかり落とすことがポイントです。
そのためにはシャンプーをより効果的にするために、予洗を丁寧に行いましょう。
髪を濡らす前に、ブラッシングをしてあらかじめフケやほこりを取り、髪のもつれもほぐしておくと、より頭皮と髪の汚れを落としやすくなります。
予洗は38度前後のぬるま湯で行うこともポイント。
温度の高いお湯は皮脂を取り過ぎてしまって乾燥をまねき、皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいます。
ぬるま湯で2〜3分を目安に予洗すると、汚れのほとんどを落とすことができます。
後からするシャンプーの泡立ちもよくなり、摩擦から守りながら毛穴の汚れまでしっかり落とせるようになります。
頭皮の毛穴を意識してマッサージする
シャンプーは毛髪ではなく、頭皮を洗うことを意識しましょう。
毛穴に汚れを詰まらせないためには、シャンプーを髪につけるまえに手でよく泡立て、泡で洗うようにします。
洗浄成分は泡の状態で力を発揮してくれます。
頭皮を洗う際には、皮脂を取ろうとゴシゴシ強めに洗うのではなく、指の腹を使って頭皮を揉むようにマッサージしてやさしく洗います。
爪を立ててしまうと頭皮が傷つきますので、気をつけてください。
すすぎ残しが残らないように丁寧に流す
頭皮ニキビを防ぐためには、シャンプーのすすぎが肝心です。
シャンプー剤の成分が頭皮に残ると、毛穴に詰まって頭皮ニキビの原因となりますので、丁寧にしつこく流してください。
この時も38度程度のぬるま湯で、2〜3分流すことを目安にしましょう。
ドライヤーで早めに乾かす
髪が濡れた状態は、ニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖しやすい環境です。
シャンプー後はやさしくタオルドライをして、ドライヤーですばやく乾かしましょう。
乾かすポイントは、髪の毛よりも頭皮です。
頭皮が生乾きにならないよう、しっかり乾かしてください。
こんな行動はNG!頭皮ニキビをまねく4つの習慣
せっかく生活習慣やシャンプーの見直しをしても、普段の行動が頭皮ニキビをまねいていることもあります。
NGな4つの習慣について説明します。
髪を洗わずに寝てしまう
夜はシャンプーせず、朝から髪を洗う方もいるでしょう。
しかし、夜洗わず寝てしまうと、頭皮についた皮脂や汗の汚れを朝まで持ち越すことになってしまいます。
肌の新陳代謝は、夜寝ているときに活発に行われるため、睡眠中には頭皮は清潔にしておきたいもの。
整髪料などを使っている場合にはなおさら、夜のうちに頭皮の汚れをとって清潔な頭皮にしてから寝るようにしましょう。
1日に何度もシャンプーをする
皮脂やベタつきが気になって1日に何度もシャンプーをすると、汚れは落ちますが必要な皮脂まで取り過ぎてしまいます。
頭皮が乾燥すると、頭皮を守ろうと皮脂が過剰に分泌され、悪循環となってしまいます。
シャンプーは1日1回で十分です。
帽子やヘルメットを長時間被っている
頭皮にも汗をかきますから、長時間帽子やヘルメットを被っていると蒸れてしまいます。
蒸れた状態は雑菌が繁殖しやすく、ニオイやニキビの原因となります。
帽子を被る際には、汗をかいたらこまめに拭き取りましょう。
通気性の良い帽子にするのもおすすめです。
不衛生な寝具で寝ている
人は睡眠中に大量の汗をかくため、毎日使う枕や枕カバーは意外に汚れています。
汚れやダニがいれば、頭皮ニキビの原因にもなります。
枕カバーが汚れていると、顔のニキビもできやすくなりますので、こまめに取り替えて清潔を心がけましょう。
頭皮のニキビにまつわるQ&A
頭皮ニキビに関する質問に答えます。
頭皮ニキビと髪の長さは関係ある?
結論から言えば、髪の長さは関係あります。
髪が長いと頭皮が蒸れやすく、シャンプーの際にもすすぎが十分に行えないなど、ケアが行き届かない場合も。
髪が長い人は、そのことを考慮した上で丁寧な頭皮ケアを行いましょう。
頭皮ニキビと顔ニキビの違いは?
基本的にどちらのニキビも形状やニキビになる仕組みは同じです。
ただし、頭皮にはアクネ菌のほかにマラセチアという常在菌が関与することがあります。
マラセチアは肌の常在菌ですが、異常繁殖するとマラセチア毛包炎を発症します。
これはニキビとは異なるため、治療法も異なります。
頭皮ニキビができたときの注意点は?
頭皮ニキビができると気になってしまいますが、できるだけ触らず、かさぶたになっても剥がさないようにしましょう。
頭皮ニキビができるということは、頭皮環境が悪化している状態なので、ほかの症状に発展しないようケアをしていきましょう。
頭皮ニキビのケアはシャンプーの見直しがおすすめ
頭皮ニキビは、毛穴に皮脂や汚れが詰まることでできてしまいます。
シャンプーが合わない、間違ったシャンプーの仕方をしている、生活習慣に問題があるなど、さまざまな原因が考えられますが、まずは今使っているシャンプーを見直してみましょう。
強すぎる洗浄力や、すすぎ残しに注意して、頭皮環境を整えるシャンプーを選ぶ参考にしてみてください。