イベントがたくさんあるサマーシーズン。
イベントがあったり友人と旅行したりとこの時期にお出かけをする方も少ないくないのではないでしょうか?
今回はお出かけに合わせて髪色を変えてみようとチャレンジする方のために、この夏の髪色にピッタリなトレンドカラーを紹介します!
髪を染めたらできるだけ長く髪色をキープするために使用するカラーシャンプーのおすすめも、色ごとに用意しているのでぜひご活用ください。
美容師ライター/美容師免許所持。
向井智美
美容室、総合毛髪企業を経て、美容師ライターとして活動中。 今まで1万人以上のお客様へ施術やアドバイスを行った経験をもとに、髪の毛や頭皮に関する正しい知識や魅力をお伝えします。
2023年夏のトレンドカラーの傾向は?
2023年夏のトレンドカラーは、「透明感」「ツヤ感」「暗髪」がポイントです。
アッシュやグレージュなどの寒色系や、ピンクやレッドなどの暖色系、韓国アイドルが取り入れているダークカラーに注目が集まっています。
ぜひトレンドを取り入れて、夏らしいおしゃれな髪色に染めましょう。
夏のトレンド1|透明感
夏のトレンドカラーのポイントは、透明感です。
2022年に引き続き、爽やかで軽やかに見える透明感カラーに注目が集まっています。
汗をかいてべたつきやすい夏も、透明感カラーを取り入れることで、涼しげに見える効果も期待できます。
さらに、日本人特有の硬い髪をやわらかい髪に見せることもできるのが特徴です。
透明感のあるカラーというと、ブリーチ必須と感じる方がいるかもしれません。
しかし近年のカラー剤は、ブリーチをしなくても、綺麗に発色できるものが増えています。
特に寒色系のアッシュ・ベージュ・グレージュ・ミルクティー系のカラーは、くすみのなかにまろやかさが加わるので、透きとおるようなやわらかい髪色に仕上がります。
夏のトレンド2|ツヤ感
夏のトレンドカラーのポイント2つ目は、ツヤ感です。
夏は紫外線が強く、ヘアダメージしやすい季節なので、潤った髪に見えるツヤ感カラーが最適です。
ヘアアイロンやコテ、カラーなどで傷み、パサついて見える髪が綺麗に見えます。
ツヤ感を出すには、暖色系のピンク・レッド・オレンジ・ピンクベージュ系のカラーがおすすめです。
日本人の髪はメラニン色素が多く、赤みを多く持つため、暖色系のカラーで染めると綺麗に発色してツヤ感を出せます。
夏のトレンド3|暗髪
夏のトレンドカラー3つ目は、暗髪です。
暗髪は、黒髪とは異なり、5~8トーンのナチュラルに見えるダークカラーのことを指します。
光に当たったときに、ほんのりと茶色に見える明るさです。
パーソナルカラーに左右されず、誰でも似合いやすい髪色で、肌が美白に見えるのが特徴です。
近年人気のある韓国アイドルが、ハイトーンカラーから暗髪に変えていることから、この夏注目が集まっています。
暗髪は色味を選ばず、寒色系、暖色系、ブラウン系などの様々なカラーで染めることができます。
引用:暗髪とは? | ホットペッパービューティー (hotpepper.jp)
カラーをしたら、カラーシャンプーでケアしよう!
カラーシャンプーとは、染料が配合されているシャンプーのことです。
通常、カラーリングした髪はシャンプーをする度に、汚れを落とす洗浄成分で色が抜けてしまいます。
そこでカラーシャンプーを使うことで、抜けてしまう色素を補充できるのです。
メリットは、カラーリング後の綺麗な髪色が長持ちすることです。
カラーシャンプーを使用している間は、髪に染料が補充されるので、退色して明るくなることを防げます。
特に明るいカラーは、暗い色素を抜いてから明るいカラーで染めているので色が落ちやすいですが、カラーシャンプーをすることで、綺麗な髪色をキープできます。
また、髪色に黄ばみや赤みを出したくない人が使用するのも効果的です。
一方、カラーシャンプーは染料が配合されているので、指や爪、浴室の壁などに色が付くことがあります。
指や爪に残った色は、石けんで手を洗う度に徐々に薄くなりますが、気になる人はゴム手袋を使用した方が良いでしょう。
浴室の壁に付いた色は、すぐにお湯で流せば落とすことができますが、時間が経つと落とせなくなるので注意が必要です。
カラーシャンプーの選び方!
カラーシャンプーは種類が豊富で、何を使えばいいかわからない方も多いでしょう。
そこで自分に合ったカラーシャンプーの選び方を3つご紹介します。
キープしたい髪色で選ぶ
カラーシャンプーは、キープしたい髪色で選びましょう。
- ピンク・レッド系カラー:ピンクシャンプー
- アッシュ・マット系カラー:ムラサキシャンプー
- ブラウン・ベージュ系カラー:ブラウンシャンプー
- シルバー系カラー:シルバーシャンプー
- オレンジ系カラー:オレンジシャンプー
髪色が2色混ざったカラーの場合は、色味をキープしたいカラーを選びましょう。
ピンクベージュに染めて、ピンクをキープしたいならピンクシャンプーを。
ベージュをキープしたいなら、ブラウンシャンプーを選びましょう。
退色したくない色で選ぶ
カラーシャンプーを退色したくない色で選ぶのも方法のひとつです。
色は補色を使用することで、色味を打ち消す力があります。
退色後に黄ばみを出したくない人は、黄色を防げるムラサキシャンプーを選びましょう。
赤みを出したくない人は、シルバーシャンプーがおすすめです。
洗浄力で選ぶ
カラーシャンプーは、洗浄力で選ぶ方法があります。
カラーリング後は、シャンプーの洗浄成分により、色が抜けやすくなります。
そのため、洗浄成分が強すぎないカラーシャンプーを使用することで、色落ちを防げるのです。
特に、アミノ酸系シャンプー・ベタイン系シャンプー・タウリン系シャンプーは、マイルドに洗えます。
- アミノ酸系シャンプー
皮膚や髪を作るタンパク質を構成するアミノ酸でできている。
マイルドな洗浄力で、頭皮にやさしく、髪がしっとりしやすい。
成分表に「ココイル~」「ラウロイル~」の記載がある。
- ベタイン系シャンプー
弱めの洗浄力で、低刺激。ベビーシャンプーにも使われる成分。
成分表に「~ベタイン」と記載がある。
- タウリン系シャンプー
適度な洗浄力で低刺激。きめ細かな泡立ち。
成分表に「~タウリン」「ココアンホ酢酸Na」と記載がある。
引用:シャンプーの洗浄成分・界面活性剤を種類別に解説| LALA MAGAZINE [ララ マガジン] (lalahair.co.jp)
この夏にピッタリな髪色10選!色に合ったカラーシャンプーも紹介
パッと目を引く華やかな「ピンクベージュ」
おすすめのカラーシャンプー:hoyu ソマルカ カラーシャンプー ピンク 150ml ¥2,200(税込み)
透きとおるような淡いピンクと、くすみがあるベージュを混ぜたピンクベージュ。
季節を問わず人気のカラーですが、薄い色味なので夏にぴったりのカラーです。
可愛らしさの中にも、おしゃれさがあるので、いつもと違うピンクにしたい人におすすめのカラーです。
ピンクベージュにおすすめなのが、カラーシャンプーの定番hoyu ソマルカ カラーシャンプー ピンクです。
アミノ酸洗浄成分と両性の洗浄成分をミックスしているため、髪にやさしいのにしっかりと泡立つのが特徴。
また、カラーリングで傷んだ髪の毛を弱酸性に近づけることができます。
手や爪が色で染まりにくいのも嬉しいポイントです。
まろやかな透明感が引き立つ「ミルクティー」
おすすめのカラーシャンプー:エンシェールズ ミルクティシャンプー 200ml ¥1,173(税込み)(アマゾン価格)
まるでミルクティーのように色素の薄いマイルドなカラー。
赤みや黄みを抑えた透明感のあるカラーは、誰もが一度は憧れる髪色です。
どのようなファッションにも合わせやすく、ナチュラルに見えるのに垢抜けられる万能カラーです。
ミルクティーには、エンシェールズ ミルクティシャンプーがおすすめです。
ミルクティカラー専用に作られたカラーシャンプーは、ベタイン系シャンプーの弱めな洗浄力で綺麗な髪色をキープします。
ヒアルロン酸が配合されているので、シャンプー後もきしみにくく、ツルツルな手触りになります。
暗髪でも軽やかに見える「チョコレートブラウン」
おすすめのカラーシャンプー:フィヨーレ クオルシア カラーシャンプーブラウン 250ml¥1,870(税込み)
深みのある濃い茶色がポイントのチョコレートブラウン。
品がある落ち着いたカラーは、夏の紫外線で傷みパサついた髪の毛にもツヤが加わります。
暗髪にしたいけど、重い印象にしたくない人にぴったりの髪色です。
チョコレートブラウンにしたら、フィヨーレ クオルシア カラーシャンプーブラウンがおすすめです。
サロンでも人気のクオルシアは、ココイルグルタミン酸TEAでマイルドに洗い上げ、カラーリング後の退色を防ぎます。
さらに加水分解ケラチンと植物エキス配合が配合されているので、髪と一緒に頭皮のダメージケアもできます。
しなやかな髪に見える「グレージュ」
おすすめのカラーシャンプー:カラタスヒートケアシャンプー㏜ 250ml ¥2,178 (税込み)
グレーとベージュを混ぜたグレージュ。
近年人気のカラーですが、今年の夏も注目が集まっています。
やわらかさのあるカラーにくすみが合わさり、やさしい印象に仕上がります。
グレージュにぴったりなのが、カラタスヒートケアシャンプー㏜。
シルバーシャンプーでくすみを入れて退色を防ぎます。
ココイルグルタミン酸TEAが配合されており、強すぎない洗浄成分で髪をやさしく洗えます。
さらに、ノンシリコンでサラサラとした質感になれるのが特徴です。
ドライヤーやアイロンの熱を利用してダメージを保護するので、シャンプーしながらケアもできる優れものです。
艶やかな暗髪にするなら「レッドブラウン」
おすすめのカラーシャンプー:annadonna エブリ カラーシャンプーピンク・レッド 300ml ¥1,540(税込み)
暗髪でも艶やかに見えるレッドブラウン。
暖色系の上品なカラーは、凛とした印象に仕上がります。
夏の強い日差しを受けても、潤った美しい髪に見えるカラーです。
レッドブラウンには、annadonna エブリ カラーシャンプーピンク・レッドがぴったりです。
ピンク・レッド系専用のカラーシャンプーで、赤い染料を補充できます。
ラウロイルメチルアラニンNa配合のアミノ酸系シャンプーなので、染めた色を落としすぎません。
またシリコン・鉱物油・パラベンなど7つのフリー処方で髪にやさしくできています。
300mlと量は多めなものの、価格が抑えられているのでたっぷりと使えます。
赤みを抑えるなら「オリーブアッシュ」
おすすめのカラーシャンプー:資生堂プロフェッショナル カラーミューズ バイプリミエンスカラーシャンプーバイオレッド 180ml ¥2,200(税込み)
マット系のオリーブとくすみのあるアッシュを混ぜたオリーブアッシュ。
オリーブで赤みを抑えながら、光に当たると透けるようなやわらかさがあるカラーです。
いつもと同じ寒色系に飽きた人におすすめの髪色です。
オリーブアッシュには、資生堂プロフェッショナル カラーミューズ バイプリミエンスカラーシャンプーバイオレッドがぴったりです。
アジア人のために開発されたサロン専売品のカラーシャンプー。
コカミドプロピルベタインで刺激が少なく、やさしく洗えるのが特徴です。
黄ばみを抑えながら、オリーブアッシュのくすみをキープできます。
透け感とツヤ感を掛け合わせた「バイオレッドグレージュ」
おすすめのカラーシャンプー:カラボムシャンプー ムラサキ 250ml ¥1,650(税込み)
紫・グレー・ベージュをミックスさせたバイオレッドグレージュ。
ハイトーンでも派手になり過ぎず、大人っぽい印象に仕上がります。
紫が入っているので黄ばみを防ぐことができ、ダメージした髪をカバーできます。
バイオレッドグレージュには、カラボムシャンプー ムラサキがおすすめです。
アミノ酸系シャンプーでしっとりと洗いあがるのが特徴。
手絞りで採取されたアルガンオイルが配合されており、色だけでなく潤いも加わります。
また、9種類のオーガニックエキスが含まれるので、乾燥で広がりやすい髪がまとまりよくなります。
天然精油でオレンジスイートの香りが広がり、夏の暑い時期もさっぱりとした気分になれます。
大人可愛いを目指すなら「カシスピンク」
おすすめのカラーシャンプー:MOUTON ネオピンクシャンプー 250ml ¥3,480(税込み)
ピンクベースにレッドとパープルを加えたカシスピンク。
まるで果実のカシスのように、こっくりとした色味が顔まわりをぱっと明るくします。
暖色系のミックスなので、艶やかで潤いのある髪に仕上がります。
カシスピンクに使っていただきたいのは、MOUTON ネオピンクシャンプーです。
黄ばみを抑えながら、濃いピンクの染料を入れることで、ピンクカラーを維持します。
洗浄成分はラウロイルメチルアラニンNaでマイルドに洗い、頭皮や髪の乾燥を防ぎます。
パイナップルとブルーベリーの香りで夏らしさを感じられるでしょう。
青みのあるピンク色のボトルが可愛く、ポンプ式なのでシャンプーが出しやすいです。
クールで涼しげな印象に「シルバーアッシュ」
おすすめのカラーシャンプー:ILOA カラーシャンプーアッシュ 185ml 2,750円(税込み)
ツヤのあるシルバーとくすみのあるアッシュをミックスしたシルバーアッシュ。
輝きのあるカラーに透明感が合わさり、かっこいい髪色に仕上がります。
洗練された雰囲気を出すことができ、周りの目を引くカラーと言えるのです。
シルバーアッシュには、ILOA カラーシャンプーアッシュがぴったりです。
パッケージは、シャンプーではめずらしいパック型で、思わず手に取りたくなるようなおしゃれさがあります。
ベタイン系・アミノ酸系・オレフィン系を混ぜているので、髪にやさしいだけではなく、泡立ちが良いのも特徴です。
また植物由来成分のハスの花エキス、ゼインが配合されており、うるおいやハリツヤ髪に仕上がります。
上品なツヤ髪に「シアーブラウン」
おすすめのカラーシャンプー:ミルボン カラーガジェット カラーシャンプー キャメルベージュ 150ml ¥2,200(税込み)
透きとおるような薄いカラーのシアーブラウン。
赤みや黄みを抑えつつ、淡く発色し、美しい髪に仕上がります。
爽やかさや清潔感を感じられるカラーなので、暑い夏にぴったりです。
シアーブラウンに使用していただきたいのは、ミルボン カラーガジェット カラーシャンプーキャメルベージュ。
へたりにくい濃密な泡で、根元から毛先まできれいに染まります。
洗浄成分はコカミドプロピルベタインで刺激が少なく、染めたカラーを落とし過ぎません。
シトラス&フローラルがやさしく香り、すっきりとした気分になれます。
正しくカラーシャンプーを使って色持ちを長くしよう!
せっかくカラーシャンプーを使用しても、使い方が間違っていては効果が期待できません。
そこで、綺麗な髪色をキープするためのカラーシャンプーの使用頻度と正しい使い方をご紹介します。
カラーシャンプーの使用頻度
カラーシャンプーの使用頻度は、メーカーによって異なりますが、2~3日に1回程度を目安にしましょう。
ハイトーンは色が抜けやすいので頻度を多めに、暗めのカラーは色が抜けにくいので頻度を少なめにするのも方法のひとつです。
カラーシャンプーの使い方
カラーシャンプーを使用するときは、ポイントを抑えることで、さらに綺麗な髪色を保つことが期待できます。
カラーシャンプーの正しい使い方をご紹介します。
- 汚れを落とすため、髪と地肌をお湯でしっかりと濡らす。
- 髪に付いた水分が多いと、色味が薄まるので、水気をしっかり絞る。
- カラーシャンプーを多めに取り、根元を中心に泡立て、毛先に泡を伸ばす。
- 洗い終わったら、泡がついたまま2~3分程度放置する。
- しっかりとすすぐ。
※ワックスなどの整髪料が付いている場合は、カラーシャンプーを使用する前に、
普通のシャンプーで予洗いしましょう。
※カラーシャンプーを使用した後に、白いタオルで髪を拭くと色が付くことがあります。
黒や茶色など暗い色のタオルで拭きましょう。
引用:研究員が教える!カラーシャンプーの効果的な使い方と選び方 | ヘアカラーリング | LICOLO – 髪から自分を好きになる – (hoyu.co.jp)
さいごに
2023年夏のトレンドカラーの傾向とカラーシャンプーについてご紹介しました。
トレンドカラーのポイントは軽やかでやわらかく見える寒色系の「透明感カラー」、暖色系でダメージレスな「ツヤ感カラー」、韓国アイドルが取り入れている「暗髪」です。
ピンクベージュやミルクティ、チョコレートブラウンなど、本記事を参考に好みのカラーを選んでくださいね。
また綺麗な髪色を保つには、カラーシャンプーで落ちてしまう染料を補充することが大切です。
キープしたい色や退色したくない色、洗浄成分でカラーシャンプーを選び、しっかりとホームケアしましょう。
ぜひ夏のトレンドカラーに染めて、おしゃれを楽しんでください。