
「過ごしやすい季節」のはずの秋に、髪がパサつきやすく、抜け毛まで増えた――そんな違和感、ありませんか?
実は、秋は一年で最も髪と頭皮に不調が出やすい季節。
夏に蓄積した紫外線ダメージや体の“冷え”、秋特有の寒暖差と乾燥、さらに自律神経の乱れや栄養不足が重なって、艶・コシ・ボリュームが低下しやすくなります。
本記事では、秋に髪悩みが増える科学的な理由をやさしく解説しつつ、ダメージの「集中補修」と乾燥から守る「保湿」を両立できるトリートメントの選び方・使い方、そしておすすめアイテムまで、実践しやすい順にご紹介します。

美容師 / webライター
メガネ
美容師免許取得後、美容室を勤務して8年。現在は親が経営する美容室で事務をやりつつ、Webの知識も併用してWebライターとして活躍中。 美容師勤務中の手荒れの経験から、体の内側から髪をきれいにする術を研究している。ヘアケアからヘルスケアなどの、幅広い知識で記事を執筆中。 「薄毛に特化したヘッドスパ」が得意で、美容師時代もお客様から指名をよく受けていた。
秋は髪の悩みが増えるといわれる理由

過ごしやすい季節のはずなのに、秋になると、なぜか髪がパサついて、抜け毛が増えるといった悩みを抱える方は少なくありません。
そもそも、秋は一年の中でも特に髪の不調が現れやすい季節です。
その原因はひとつではなく、夏の間に蓄積されたダメージと、秋特有の環境の変化、そして私たちの体の内側で起こる変化が複雑に関係しています。
以下では、なぜ秋に髪の悩みが増えるのか、その主な理由を詳しく見ていきましょう。
夏の間に蓄積された「紫外線ダメージ」と「冷え」
秋になると髪がパサつくなどの不調の原因は、夏の間の過ごし方に隠されているケースが少なくありません。
まず最も大きな原因が、夏に浴びた強い「紫外線ダメージ」です。
強い紫外線は髪の表面を覆うキューティクルを傷つけ、内部のたんぱく質にも影響を与えます。
その結果、髪のうるおいが流出しやすくなり、時間差で秋になってからパサつきを感じやすくなるでしょう。
紫外線が髪の内部構造に与える影響について、専門的な研究では次のように報告されています。
紫外線はこのR-SS-R’を開裂することで毛髪損傷を引き起こすため、架橋構造の保護は毛髪損傷防止につながる。
※引用:徳島大学大学院医歯薬学研究部薬物動態制御学分野|毛髪中に含まれる超硫黄分子の検出および機能解明 より
これは、紫外線が髪の内部にある大切な結合を破壊してしまうという意味です。
このダメージが、髪の強度を低下させ、パサつきの直接的な原因となります。
また、プールや海水浴の塩素や塩分、そして夏の間、冷房の効いた室内にいることによる体の「冷え」にも注意してください。
体の冷えは頭皮の血行不良を招き、髪の成長に必要な栄養が届きにくくなるため、これもまた秋の不調の一因となります。
秋特有の「寒暖差」と「空気の乾燥」
夏のダメージに加えて、秋ならではの気候の変化も、髪のパサつきや不調を加速させる原因となります。
まず挙げられるのが、昼夜の「寒暖差」です。
この急激な気温の変化に体が対応しようと働いた結果、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、頭皮の血行が悪くなり、髪の成長に必要な栄養が届きにくくなる点も、秋特有の髪の不調のひとつです。
体が季節の変動に影響を受けるという内容については、専門的な見解でも言及されています。
このような日内変動と関連して,自律神経活動は日中は交感神経活動が優位となり,夜間は副交感神経活動が優位となる.
一方,メラトニンは夜間低く,日中高いというリズムをもつ.その他の周期的変動としては,季節性の変動,月経周期などがある.
※引用:日本自律神経学会総会|自律神経システムの予測処理機能 ―臨床の立場から―
このように、私たちの体は季節の変化に応じてリズムを調整しており、その過程で頭皮環境が不安定になります。
そして、もう一つの大きな要因が「空気の乾燥」です。
秋になると空気中の湿度が下がり、顔や体の肌と同じように、髪と頭皮からも水分が奪われ、パサつきが深刻化します。
また、頭皮の乾燥によってバリア機能が低下し、フケやかゆみといったトラブルも起こりやすくなるので注意しましょう。
ヘアサイクルや生活習慣の乱れといった「体の変化」
これまでにご紹介した環境要因だけでなく、秋は私たちの体の内側でも変化が起こりやすい時期です。
まず、動物の毛が生え変わるように、人間にも季節的な「ヘアサイクル」の変動があると言われています。
特に秋は、夏の間にダメージを受けた髪が抜け落ち、新しい髪へと生え変わる準備期間にあたるため、一時的に抜け毛が増えやすくなるでしょう。
この自然な変化に加えて、「生活習慣の乱れ」が髪の悩みをより深刻にしてしまうかもしれません。
例えば、夏バテによる食欲不振が長引き、髪の材料となるたんぱく質やビタミン、ミネラルといった栄養が不足していると、健やかな髪が育ちにくくなります。
また、秋は生活環境が変わりやすい季節でもあり、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいる人もいるのではないでしょうか?
これも、過度なストレスはホルモンバランスの乱れや血行不良につながり、髪のパサつきや抜け毛に影響を与えてしまいます。
秋のヘアケアで重要となるアイテムがトリートメント!

秋に髪の悩みが増える原因がわかったところで、次は具体的なケア方法についての解説です。
様々なヘアケアアイテムがありますが、特に秋に重要となるのが「トリートメント」です。
秋の髪には、以下のような2つの大きな役割が求められます。
- 夏の間に蓄積されたダメージを補修する
- これから始まる冬の乾燥に備えて保湿する
ここでは、この2つの目的別に、最適なトリートメントの選び方と、効果を高める正しい使い方を詳しく解説していきます。
夏のダメージを「集中補修」するトリートメント
秋のヘアケアを始めるにあたって、まず最優先で取り組みたいのが、夏の間に蓄積されたダメージをリセットするための「集中補修」です。
トリートメントの効果を高めるためにも、以下のような使い方を意識しましょう。
- 週に1〜2回、以下の方法で集中ケアを行うのがおすすめ。
- シャンプー後、髪の水気をよく切ってタオルドライする。
- トリートメントを毛先中心に、髪全体へ丁寧になじませる。
- お湯で濡らして固く絞った蒸しタオルで髪全体を包み込み、5分から10分ほど時間を置くこと。
キューティクルが開いて成分が髪の内部までじっくり浸透したら、ぬめり感がなくなるまでしっかりと洗い流しましょう。
また、選び方に関しても、以下のようなポイントを意識してください。
夏の強い紫外線によって、髪の内部からはたんぱく質やうるおいが失われています。
そのため、これらをしっかりと補給してくれる成分が配合されたトリートメントを選びましょう。
髪の主成分である「ケラチン」や「アミノ酸」、そして髪の水分保持力を高める「セラミド」といった補修成分が、パッケージに記載されているか確認してみてください。
秋の空気の乾燥から髪を「保湿」するトリートメント
夏のダメージ補修と並行して行いたいのが、秋の乾いた空気から髪を守るための「保湿ケア」です。
空気が乾燥し始めると、髪の水分も奪われやすくなり、パサつきや静電気の原因になります。
そこで、お風呂の中と外で行う「ダブル保湿」を試してみてください。
- お風呂の中では、シャンプー後に保湿タイプのトリートメント(インバスケア)で髪にうるおいを補給する。
- お風呂上がりには、タオルドライ後の髪に洗い流さないトリートメント(アウトバスケア)を重ね付けする。
このダブル保湿によって、髪の内側と外側の両方からうるおいを閉じ込め、一日中しっとりとした質感をキープしやすくなります。
また、トリートメントを選ぶ際は、髪にうるおいを与えてくれる「ヒアルロン酸」や、髪の表面をコーティングして水分の蒸発を防ぐ「アルガンオイル」などの保湿成分に注目してください。
特に、お風呂上がりに使う「洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)」は、日中の乾燥やドライヤーの熱から髪を守ってくれるため、秋のケアには欠かせないアイテムです。
トリートメント効果を高めるための基本ヘアケア習慣

秋のヘアケアの主役であるトリートメントですが、その効果を最大限に引き出すためには、毎日のヘアケアの方法を見直してください。
せっかくのトリートメント効果を無駄にしないためにも、髪と頭皮にとって本当に良い習慣とは何かを知っておきましょう。
以下では、トリートメント前の「シャンプー」、トリートメント後の「ドライヤー」、そして健やかな髪の土台となる「頭皮マッサージ」というポイントにそれぞれ分けて、具体的な方法をご紹介します。
シャンプー:トリートメント成分を受け入れる土台作り
せっかく良いトリートメントを使っても、その前のシャンプーが適切でないと効果は半減してしまいます。
シャンプーは、単に汚れを落とすだけではありません。
トリートメント成分を髪がしっかりと受け入れるための大切な「土台作り」の役割を担っているのが、シャンプーのもう1つの役割です。
そこで洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪に必要なうるおいや栄養まで洗い流してしまうので、特別な理由がない限りはできるだけ使わないようにしましょう。
トリートメントの効果をしっかり活かすためにも、洗浄力が穏やかな「アミノ酸系」などのシャンプーを選んでください。
また、シャンプー前にお湯だけで髪と頭皮を1分以上よくすすぐ「予洗い」を行うと、汚れの多くが落ち、シャンプーの泡立ちも良くなります。
この方法でシャンプーをよく泡立てておき、爪を立てずに指の腹で頭皮をやさしくマッサージするように洗ってください。
これだけでも、髪への摩擦を抑え、トリートメント成分が浸透しやすい、まっさらな状態に整えられます。
ドライヤー:栄養を閉じ込めキューティクルを整える
トリートメントで髪に栄養を補給した後の「ドライヤー」は、その効果を髪に閉じ込めるための重要な仕上げの工程です。
トリートメント後の髪を濡れたまま放置する自然乾燥は、せっかくの効果を半減させてしまうため、必ず避けてください。
髪の表面を覆うキューティクルは、濡れていると非常にデリケートな状態になります。
半透明のうろこ状のものが平たく4~10枚重なって、髪の内部組織を守る働きをしています。
キューティクルは、濡れていると柔らかいため、特にこすれることによって、欠けたりはがれたりして、毛先ほどキューティクル枚数が少なくなっています。
※引用:花王|ヘアケアサイトより
このように、濡れた髪はキューティクルが開き、傷つきやすい状態です。
この開いたキューティクルから、補給したばかりのトリートメント成分や水分が流れ出てしまいます。
そこで、正しいドライヤーの使い方を把握しておきましょう。
- タオルでやさしく水分を拭き取る
- 洗い流さないトリートメントで髪全体を保護する
- ドライヤーの熱を利用して根元からしっかりと乾かす
このように、正しく髪を乾かせるようになると、しっかりキューティクルが引き締まり、補給した栄養やうるおいを髪の内部に閉じ込められます。
このひと手間で、髪にツヤが出て、トリートメントの効果を長く持続できるようになるでしょう。
頭皮マッサージ:健やかな髪を育むための血行促進
いくら髪の毛自体にトリートメントで栄養を与えても、その髪を育む土壌である「頭皮」の環境が整っていなければ、本当の意味で健やかな髪は育ちません。
そこでおすすめしたいのが、毎日の習慣にしたい「頭皮マッサージ」です。
頭皮の血行が悪くなると、私たちが食事で摂った栄養や、髪の成長に必要な酸素が、髪を作る毛根まで十分に行き渡りません。
指の腹でやさしく頭皮を揉みほぐして血行を促進すれば、栄養が届きやすい状態を作れます。
健やかで強い髪が育つ土台が整えられれば、トリートメントによる補修や保湿の効果も、より一層活かされるようになります。
シャンプー中や、お風呂上がりのリラックスタイムなどに、ぜひ取り入れてみてください。
秋にトリートメントの効果を下げさせない食事と栄養素

外側から補修するトリートメントの効果を最大限に引き出すには、髪の材料となる栄養を体の内側から補給するインナーケアが欠かせません。
健やかな髪のためには、まず主成分となる「たんぱく質」やその合成を助ける「亜鉛」が必要です。
さらに、頭皮の血行を促して栄養を届ける「ビタミンE」や「オメガ3脂肪酸」、そして頭皮環境を整える「ビタミンB群・C」なども意識して摂りましょう。
これらの栄養素は、秋が旬の食材から効率よく摂取できます。
例えば、以下のような食材は美髪にうれしい栄養が豊富です。
- さつまいも
- きのこ類
- 秋鮭
- さんま など
旬の食材を積極的に食事に取り入れると、きれいな髪をキープしやすくなるでしょう。
もちろん、特定の栄養素だけでなく、食事全体のバランスを考えてください。
そして基本となる水分補給も忘れてはいけません。
体の内側と外側の両方からケアして、乾燥に負けないうるおいのある髪を目指しましょう。
秋のヘアケアにおすすめの集中補修しやすいトリートメント5選
秋のヘアケアでは、夏のダメージを補修し、冬の乾燥に備えるための「集中補修トリートメント」が主役になるとお伝えしました。では、具体的にどのようなアイテムを選べば良いのでしょうか?
以下では、夏の間に受けた深刻なダメージにアプローチできる、おすすめの集中補修トリートメントを厳選しました。
髪質やダメージレベル、そしてお好みの仕上がりに合わせて、ご自身の髪にぴったりの一品を見つける参考にしてください。
STYLERS inborn トリートメント 300ml ¥4,400(税込)
夏のダメージが深刻で、髪が本来持っているはずのやわらかさやツヤが失われてしまった髪を「生まれ持った」かのような素の状態を目指す、ダメージケアに特化したトリートメントです。
まるで髪の栄養剤のように、様々な補修成分が豊富に配合されているところが、このトリートメントの魅力となっています。
ケラチンやシルクなどの複数のたんぱく質が、髪の毛の内部のダメージホールをケアしてくれるでしょう。
さらにセラミドやコレステロールといった髪のうるおいを保つための脂質成分が、内側から髪を保湿します。
ドライヤーの熱に反応して髪を補修する「γ-ドコサラクトン」を配合しているのも大きな特徴です。
毎日のドライヤーが、ダメージの原因ではなく、むしろ髪を補修するケアの時間に変わります。
マッシュビューティーラボ O by F リペアトリートメント 250g ¥3,630(税込)
夏のダメージをしっかり補修したいけれど、髪や頭皮にやさしい、ナチュラル処方のトリートメントを選びたいという方におすすめのリペアトリートメントです。
エンドウ豆や大豆由来の植物性たんぱく質が、ダメージで空洞化した髪の内部に浸透し、ハリやコシをサポートしてくれます。
さらに、ドライヤーの熱に反応してキューティクルを整える「γ-ドコサラクトン」も配合している点もポイントです。
髪を乾かす時間でさえも、ダメージ補修の時間に変えてくれるでしょう。
さらにもう1つの大きな特徴が、エイジングケアを意識した豊富な抗酸化成分です。
「スピルリナ」や「アスタキサンチン」といった成分が、夏の紫外線などによる酸化ダメージから、髪や頭皮の状態を整えてくれます。
保湿成分には、アボカド油やシア脂といった植物オイルやバターをぜいたくに配合している点も、魅力的に感じる方もいるのではないでしょうか?
ノイン by Yarden ハイダメージケア トリートメント 400ml ¥1,620(税込)
美容液のような成分が豊富に配合しながらも、手に取りやすい価格が魅力の高機能トリートメントです。
ブリーチや縮毛矯正、夏の強い紫外線などで、深刻なダメージを受けた髪に悩んでいる方は試してみましょう。
このトリートメントの最大の特徴は、その成分構成の豊かさです。
髪の内部に素早く浸透する「ペリセア」、髪のバリア機能を補う3種の「セラミド」、高い保水力を持つ「スイゼンジノリ多糖体」など、まるで髪の美容液のような成分が含まれています。
さらに、「γ-ドコサラクトン」と「メドウフォーム-δ-ラクトン」という2種類のヒートアクティブ成分を配合している点も魅力のひとつです。
ドライヤーやヘアアイロンの熱を味方につけて、キューティクルを整える効果が期待できます。
抗炎症作用のある成分や、自然農で育てられたハーブのエキスなども配合されており、季節の変わり目でゆらぎがちな頭皮もやさしくケアできるでしょう。
エポラ エポハリツヤケラチンエッセンス 90ml ¥3,960(税込)
夏のダメージで髪が弱っているけれど、重たいトリートメントは苦手という方におすすめのミストタイプの洗い流さないトリートメントです。
大きさの異なる2種類の「加水分解ケラチン」を配合している点が、このエッセンスの魅力となっています。
髪の内部に浸透してダメージホールを埋めるケラチンと、髪の表面に吸着してキューティクルを整えるケラチンの両方が髪をケアしてくれるため、ハリやコシを取り戻す手助けとなってくれるでしょう。
原材料を10種類以下に抑えた、こだわりのシンプル処方も大きな特徴のひとつです。
余分なものを極力省くことで、必要な成分を髪にまっすぐ届けられます。
水のような軽いテクスチャーなので、ベタつきが苦手な方や、髪が細くペタッとなりやすい方でも安心です。
アマトラ メゾフォルテ レスキューセラム 50g ¥4,950(税込)
ヘアカラーやパーマ、夏の紫外線などで深刻なダメージを受けた髪を、本格的にケアしたい方におすすめです。
髪の内側と外側の両方から補修する、洗い流さないタイプのオイル状美容液となっています。
髪の主成分に近い「加水分解ケラチン」と、柔軟性を与える「加水分解コラーゲン」が、ダメージで空洞化した髪の内部に浸透し、しっかりと髪をサポートしてくれるはずです。
さらに、ドライヤーの熱に反応してキューティクルを整える「γ-ドコサラクトン」も配合されている点にも注目しましょう。
毎日のドライヤーを使っても、補修ケアとして役立ちます。
さらに、このセラムは濃厚なオイルでありながら、髪に付けてもベタつきません。
軽い質感に仕上がるという点もポイントです。
髪の広がりやパサつきを抑え、毛先までツヤのある、なめらかな指通りを実現します。
秋のヘアケアにおすすめの保湿しやすいトリートメント5選
夏のダメージを補修するケアと合わせて、秋のヘアケアで特に重要になるのが「保湿」です。
空気が乾燥し始め、髪の水分が奪われやすくなる秋は、パサつきや静電気といったトラブルが増え始めます。
以下では、そんな秋の乾燥から髪を守り、しっとりとうるおいで満たしてくれる、おすすめの保湿トリートメントを厳選しました。
ご自身のライフスタイルや、お好みの仕上がりに合わせて選んでみてください。
RESALON RE ホームケア 艶やかトリートメント MOIST UP 250g ¥4,400(税込)
「サロンでの体験を自宅でも」といった想いから、専門サロンが開発したホームケア用のトリートメントです。
このトリートメントの魅力は、髪のうるおいと柔らかさを高める「イソステアロイル加水分解コラーゲン」や、ツヤを与える「加水分解シルク」といった、保湿と補修を両立する成分構成にあります。
高い保水力を持つヒアルロン酸も配合されており、乾燥しがちな秋の髪をしっとり仕上げられるでしょう。
少し硬めの濃密なテクスチャーによって、髪の毛をコーティングする効果と大きな特徴のひとつです。
また、複数の天然精油をブレンドした爽やかで華やかな香りと同時に、保湿効果の両方を体験できるため、まるでサロンでケアをしているかのような気分にさせてくれます。
ユメドリーミン コンディショナー ライト 250ml ¥5,280(税込)
植物の力で髪だけでなく、その土台である頭皮から健やかに整えたいというナチュラル志向の方にもおすすめの、頭皮ケアもできるコンディショナーです。
東洋の古くからの知恵である和漢植物エキスを豊富に配合している点が、このコンディショナーの魅力となっています。
「オタネニンジン根エキス」が頭皮の血行を促し、「オウゴン根エキス」が頭皮環境を整えるなど、髪だけでなく、その土台となる頭皮の状態も整えられるでしょう。
保湿成分として「オリーブ果実油」、補修成分として「加水分解エンドウタンパク」などを配合している点もポイントです。
乾燥しがちな秋の髪にうるおいとハリを与えながらも、重くならず、根元はふんわりとしつつ、毛先はサラサラにまとまる軽やかな仕上がりは、なかなか他のトリートメントでは実現できません。
スミダヤ ボリュームコントロール ヒアルロン酸トリートメント ヒアーズラック 50ml ¥2,750(税込)
とにかく髪と頭皮の「保湿」を徹底したいという方におすすめのトリートメントです。
この製品の最大の特徴は、水と保湿成分であるヒアルロン酸Naを主成分とした、極めてシンプルな処方である点にあります。
香料やオイル、シリコンなどは含まれていません。
ベタつきが苦手な方や、頭皮がデリケートな方でも使いやすく、髪と頭皮に純粋なうるおいだけを届けられるでしょう。
オイルのように髪を重くコーティングするのではなく、まるで「水のヴェール」をまとわせるように、髪一本一本にみずみずしいうるおいを与えます。
乾燥によるパサつきや広がりを抑え、ハリやコシのある、ふんわりとした質感を求めている方にもちょうどよいアイテムです。
花王 メルト モイストコンディショニングウォーター 170ml ¥1,430(税込)
お風呂上がりの髪に、化粧水をつけるような新感覚のケアを可能なトリートメントです。
まるで、洗い流さない「髪用化粧水」のような使い方ができます。
その中身には本格的な補修成分が詰まっており、4種類もの「加水分解タンパク質(ケラチン・シルクなど)」と、浸透性の高い「ペリセア」が含まれている点が魅力のひとつです。
夏のダメージで傷んだ髪の内部を集中補修し、髪の内側から保湿ができるでしょう。
保湿成分として「ヒアルロン酸」やアミノ酸も豊富に配合しており、オイルやミルクとは違う、みずみずしいテクスチャーで髪をうるおし、ベタつかずにサラサラとした質感に仕上げられます。
ドライヤーの時間を短縮してくれる「速乾性」や、朝のヘアセットが楽になる「寝ぐせ防止」効果もうれしいポイントです。
モロッカンオイル ハイドレーティング スタイリングクリーム 300ml ¥3,520(税込)
秋の乾燥で髪はパサつくけれど、ヘアセットも楽しみたいという願いを叶える、保湿とヘアセットを一度に実現するクリームタイプの洗い流さないトリートメントです。
ブランドを象徴する成分である、保湿効果の高い「アルガンオイル」を配合しており、乾燥しがちな秋の髪にうるおいを与えつつ、やわらかくてなめらかな手触りに整えます。
つまり、このアイテムの魅力は、ただ保湿するだけでなく、軽いホールド力で自然な髪型にセットできる点といえるでしょう。
タオルドライ後の濡れた髪になじませてから乾かせば、ブローの仕上がりもきれいになるでしょう。
乾いた髪に使えば、日中のパサつきを抑え、髪型を整えられるでしょう。
さいごに
秋の髪のパサつきの原因から、この季節に重要なトリートメントの選び方・使い方、そしておすすめのアイテムまで詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
秋は、夏の間に受けた紫外線などのダメージをリセットし、同時にこれから訪れる冬の厳しい乾燥に備えるための、1年の中でも特に重要なヘアケア期間と言えます。
ご自身の髪の状態に合わせて、「ダメージ補修」と「保湿」、両方の視点からトリートメントを選び、日々の基本的なケアと組み合わせて使いましょう。
季節の変わり目を、髪をいたわる良い機会と捉えて、丁寧なケアを始めてみてください。